Sunday Song Book #1591

2023年04月09日 | Sunday Song Book

2023年04月09日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '92('02)
2. CLASSICAL GAS / MASON WILLIAMS '68
3. THE LITTLE GIRL I ONCE KNEW / THE BEACH BOYS '66
4. WINDY / THE ASSOCIATION '67
5. LIKE I DO / NANCY SINATRA '62
6. THERE WAS A TIME / JAMES BROWN '68
7. I'M STILL / LEVERT '85
8. DO YOU REMEMBER YESTERDAY / NEW YORK CITY "SOULFUL ROAD" '65
9. SHINING FROM THE INSIDE / 山下達郎 "ソフトリー" '22
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■内容の一部を抜粋
・近況
締め切りが迫っており、デモ・テープを上げなきゃならないため、今日の番組は前倒しで収録しているという。春先は集中力を欠くなど、いろいろあるので、さあ、どうするという感じだけれど、早く上げてゲームがしたいそうだ。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」。今週もリクエスト・カード、お便りの一部がどこかに行ってしまったとか。

・BLOW
千葉県の超常連のリスナーからのリクエストで「BLOW」。

・CLASSICAL GAS
ジム・ゴードンの訃報。60年代から70年代は一世を風靡したが、母親を殺害して、そのまま一生、刑務所で生涯を終えた。でも全盛期は本当に素晴らしいドラマーだった。達郎さんが初めてジム・ゴードンの名前を認知したのはメイソン・ウィリアムズ。この人はマルチ・ミュージシャンで、ギタリスト、構成作家、ソングライター、写真家としても活躍した。1968年、全米2位の大ヒット・ナンバー「CLASSICAL GAS」を聴いて、「このドラム、上手いなぁ」と思って、あとで調べたらジム・ゴードンだということを知った。デレク&ザ・ドミノスなどの活動、運命に翻弄された人だった。
大滝詠一さんと「ジム・ゴードンがいいか、ハル・ブレインがいいか」と随分論争を戦わした懐かしい思い出と共に。

・THE LITTLE GIRL I ONCE KNEW
岐阜県のリスナーから「達郎さんのビーチボーイズでマニアックな好きな曲を教えてください」というリクエスト。
「THE LITTLE GIRL I ONCE KNEW」は1966年にシングル・オンリーで発売された曲で全米20位のスマッシュ・ヒット。意表をついた一作で、長いブレイクでラジオのDJが焦ることを狙った遊び心のある作品。何が主メロかわからないというビーチボーイズの特徴が出ている。

・WINDY
徳島県のリスナーからのリクエスト。アソシエイションの1967年、全米NO.1のミリオン・セラーで「WINDY」。「ちょうど今の季節いいですね」と達郎さん。アルバムのステレオ・ヴァージョンが情けないバランスなので、今日はオリジナルのモノラル・シングル・ヴァージョン。

・LIKE I DO
大阪府枚方市のリスナーからナンシー・シナトラの「LIKE I DO」(邦題は「レモンのキッス」)にリクエスト。1962年、日本ではすごく売れた一曲。この時代のアメリカはクラシックから引用することが多く、この曲もポンキエッリの「時の踊り」のメロディーを引用している。

リクエストしたリスナーから「達郎さんはマスクをまだされてますか?」という質問。
コロナとは関係なしで、これまでツアーの間はずっとマスクしてるので、マスクが苦じゃないそうだ。
「冬場はマスクが欠かせませんのでですね、今でも人混み行くときはマスクしてます。それは自分の自主性ですので、人に言われることじゃありませんので、他の方は他の方のフィロソフィーでやっていただければという感じでございますが」と達郎さん。

・THERE WAS A TIME
リクエスト・カードを紛失したためリスナーのお名前がわからない。ジェームズ・ブラウンの1968年、R&Bチャート3位、全米36位の「THERE WAS A TIME」。「ライヴを切り取ってシングルにしてヒットするという凄い技。でも演奏はもう言うことなし」と達郎さん。

・今後の予定
来週は「変わった声のシンガー特集」の予定。来週できれば、とのこと。
4月、5月は曲書きで、そうするうちにコンサートのリハーサルがはじまってしまうので、リクエストもこれまで通り募集。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
RCA時代のカタログ8作品をアナログ盤とカセットで再発することになった。76年から82年までの作品を『FOR YOU』から遡るかたちで順次発売。第一弾は5月3日。
5月3日に『FOR YOU』。
6月7日に『RIDE ON TIME』。
7月5日に『MOONGLOW』と『GO AHEAD!』。
8月2日に『SPACY』と『CIRCUS TOWN』。
9月6日に『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
5ヶ月連続リリース。
詳しくは山下達郎RCA/Airイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年も全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」が決定した。18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・I'M STILL
リクエスト・カードを紛失したけれど、リマスターしたので勿体無いからとのこと。リヴァートはオージェイズのエディ・リヴァートの息子さんのジェネラル・リヴァートが率いる3人組。1985年のデビュー。「I'M STILL」はデビュー・アルバムからのシングル・カット。最高の曲だけれど、プロモーションがまだ十分でなかったためソウル・チャート70位のスマッシュ・ヒット。作品的には素晴らしい。

・DO YOU REMEMBER YESTERDAY
3月26日の放送でジ・イントゥルダーズの「DO YOU REMEMBER YESTERDAY」をかけたけれど、「DO YOU REMEMBER YESTERDAY」はもう一曲あって、ニューヨーク・シティというヴォーカル・グループの1974年のアルバム『SOULFUL ROAD』に収録されている。この曲が好きな達郎さんは続けてかけるつもりだったが時間がなくなりオンエアできなかった。元ファイブ・サテンズのメンバーが入っていて歴史は古いけれど、活躍したのは70年代だった。

・SHINING FROM THE INSIDE
青森県の超常連のリスナーから「SHINING FROM THE INSIDE」にリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2023年04月16日は、「変わった声のシンガー特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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