Sunday Song Book #1468

2020年11月29日 | Sunday Song Book

2020年11月29日プレイリスト「スイート・ソウルで棚からひとつかみ」
1. ヘロン / 山下達郎 '98
2. LOVE,LOVE,LOVE / J.R.BAILEY '74
3. WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES '76
4. WHO YOU TRYIN' TO FOOL GIRL / CHOCOLATE SYRUP '71
5. I WANNA MAKE LOVE TO YOU / LOVE COMMITTEE '80
6. YOU FOR ME / REDD HOTT "#1" '84
7. DON'T FIGHT THE FEELING / ENCHANTMENT "UTOPIA" '83
8. LET ME DOWN EASY / THE ISLEY BROTHERS "HARVEST FOR THE WORLD" '73
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は久しぶりに前倒しで収録しているそうだ。少し仕事が忙しくなってきたとか。

・スイート・ソウルで棚からひとつかみ
10月に特集した「スイート・ソウルで棚からひとつかみ」の続き。以前かけた曲でもいい曲がたくさんあるのでアーカイヴを兼ねて。今週は1970年代を中心に「スイート・ソウルで棚からひとつかみ」。

・ヘロン
1998年のシングル「ヘロン」。

・LOVE,LOVE,LOVE
J.R.ベイリーはニューヨーク出身。ドゥー・ワップ時代からゴスペルまで、いくつものグループを転々とし、1965年からは作曲家として活動をはじめた。「LOVE,LOVE,LOVE」は代表作のひとつでダニー・ハザウェイがカヴァーして有名になった。1972年、全米ソウル・チャート31位。

・WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW
スイート・ソウルの元祖はスモーキー・ロビンソン。スモーキー・ロビンソン&ミラクルズの最後期の作品、1972年のアルバム『FLYING HIGH TOGETHER』はジョニー・ブリストルがプロデュース。「WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW」はそこからシングル・カットされて1972年、全米ソウル・チャート9位。ジョニー・ブリストルがプロデュースと作曲。アレンジはH.B.バーナム。アルバム『FLYING HIGH TOGETHER』はCD化されず、今は配信でしか聴けないそうだ。

・ニューヨークでなじみにしているレコード店
ニューヨーク在住のリスナーからのお便りで「達郎さんがニューヨークでなじみにしているレコード屋さんがあれば是非教えてください」という質問。
「ありましたけれど潰れました(笑)。今は、だから通販のみですね。タイムズ・スクエア・レコードとか昔からのところは通販で頑張っておりますので、そういうところでネットで買っております。ニューヨーク何年行ってないでしょうね(笑)。ホントにね」と達郎さん。

・WHO YOU TRYIN' TO FOOL GIRL
チョコレイト・シロップはニューヨーク出身の4人組のヴォーカル・グループ。のちにドラマティックスのメンバーとなるL.J.レイノルズが所属していたことで知られるが、この作品はそれ以前の作品だと思われる。1971年のシングルで「WHO YOU TRYIN' TO FOOL GIRL」。アルバムが一枚も出てないので、もちろんCD化はされてない。

・I WANNA MAKE LOVE TO YOU
フィラデルフィアものから。もとはエシックスというグループで名前を変えてラヴ・コミッティー。リード・ヴォーカルのロン・タイソンはのちにテンプテーションズのメンバーになる。1980年のアルバム『LOVE COMMITTEE』からシングル・カットされた「I WANNA MAKE LOVE TO YOU」。

・今後の予定
来週から12月なので毎年恒例の「年忘れリクエスト大会」を12月6日と13日に。20日と今年最後の27日は竹内まりやさんをゲストに迎えて「年忘れ夫婦放談」。ドゥー・ワップの続編は来年になる予定。

・山下達郎ライヴ映像配信第二弾「Tatsuro Yamashita SUPER STREAMING ACOUSTIC LIVE in Live Music JIROKICHI supported by G-SHOCK」
7月にライヴ映像配信を行なったが12月26日(土)に動画配信サービスMUSIC/SLASHにて二度目の映像配信ライヴを行う。新型コロナウイルスの感染拡大のため中止になったアコースティック・ライヴ・ツアーの東京での会場 Live Music JIROKICHI で、アコースティック・ライヴを収録した無観客ライヴを配信する。12月26日(土)の夜9時開演。チケット料金4,000円で購入期間は本日11月29日15時からスタート。12月20日の18時まで受付。
「今回は純粋に3人ライヴの、アコースティック・ライヴの配信でございます。難波弘之キーボード、伊藤広規ベース、そして私のアコースティック・ギター。生まれて初めて無観客、観客なしでのをやっておりますので、ちょっと勝手が違います。ちょっとのんびりふうに(笑)、なっておりますがですね。でもおかげさまで歌はよく歌えておりますので、お楽しみいただけると思います」と達郎さん。詳しくは山下達郎スペシャル・サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・souvenir 2021 mariya takeuchi live
竹内まりやさんの7年ぶりのアリーナ・ツアーが決定した。2021年4月3日の横浜アリーナを皮切りに6都市全13公演。現在発売中の『souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 Special Edition』初回盤に封入されてるマジックカードでチケットの最速先行受付に申し込みができる。明日11月30日までの受付で一公演のみ2枚までの申し込みが可能。詳しくは竹内まりやスペシャルサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・YOU FOR ME
ジョージ・カーのプロジェクト。1982年にアルバム一枚だけ出たレッド・ホットというグループ。全く謎のグループだったが鈴木啓史さんの調査で1990年代の頭に全貌が明らかになった。大本はインディアナポリスのベイビー・フェイスやジーン・グリフィンのプロジェクトにいたマンチャイルドというグループが母体。どういうわけかニュージャージーに行って、ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループとしてレッド・ホットという名前になる。この後、このメンバーはベイビー・フェイスを代表としてディールに移ってゆく。1982年のアルバム『#1』から「YOU FOR ME」。

・DON'T FIGHT THE FEELING
デトロイトのエンチャントメントの1983年のアルバム『UTOPIA』はマイケル・ストークスのプロデュース。1984年にシングル・カットされて全米ソウル・チャート64位の「DON'T FIGHT THE FEELING」。

・LET ME DOWN EASY
アイズリー・ブラザーズの1976年のアルバム『HARVEST FOR THE WORLD』に入ってる不滅の名曲「LET ME DOWN EASY」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2020年12月06日は、「疫病退散!年忘れリクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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