Sunday Song Book #1368

2018年12月30日 | Sunday Song Book

2018年12月30日プレイリスト
「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1.今を生きよう(SEIZE THE DAY) / 竹内まりや '18
2. 家に帰ろう / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" "エクスプレッションズ" '92
3. ドリーム・オブ・ユー(ALBUM VERSION) / 竹内まりや "ユニヴァーシティー・ストリート" '79
4. いのちの歌 / 竹内まりや "トラッド" '14
5. ミライのテーマ / 山下達郎 '18
6. PLASTIC LOVE / FRIDAY NAIGHT PLANS '18
7. PLASTIC LOVE / TOFUBEATS '18
8. SOMETHING STUPID / 竹内まりや & 大瀧詠一 "ロングタイム・フェイバリッツ" '03
9. LET IT BE ME / 竹内まりや & 山下達郎 "エクスプレッションズ" '08
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■内容の一部を抜粋
・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
竹内まりやさんが今年デビュー40週年を迎えたので「年忘れ夫婦放談」は3週連続の拡大版。今週はリクエストと今年リリースされた作品を交えて。

・今を生きよう(SEIZE THE DAY)
まりやさんの今年のシングル「今を生きよう(SEIZE THE DAY)」。"SEIZE THE DAY"はまりやさんの座右の銘で、古代ローマの詩人の言葉"Carpe diem"(カルペ・ディエム)というのがあるそうで「その日を摘め」という意味。英語でいうと"SEIZE THE DAY"なので「今を生きよう」。「この瞬間を大事にしよう」というのはまりやさんの座右の銘でこの言葉を選んだとか。

・家に帰ろう
まりやさんの1992年のシングル「家に帰ろう」。アルバム『QUIET LIFE』の1曲め。
まりや「これ今回の『souvenir the movie』でもライヴでやってる、2000年のライヴのときの、この曲をやってるときの、青山純くんのドラム叩いてる表情というのが、なんかすごい感慨無量なものがあって」
達郎「ふふ。必死にやってましたね(笑)」
まりや「なんか、でもね、このオカズが好きなの。このフィルがねー。あっ、そういえば純くん、こういう表情でドラム叩いてたなぁというのがねぇ、すごい懐かしく。特にこの曲はそう思いましたねぇ」
達郎「8ビートですね。あのーコーラスは村田和人さんですね」
まりや「あっ、そうだー」
達郎「村田くんとふたりでやりましたね」
まりや「達郎と村っちゃんだもんね。そうだね。うん」
達郎「なかなかね。うん。だんだん人がいなくなって(笑)」
まりや「スマイル・ガレージでやってた時代だもんね」
達郎「そうです、はい」
まりや「ね」
達郎「青山純、伊藤広規、難波弘之、私の4人レコーディングですね。この頃は締切がすごくタイトだから、キダーは全部一人でやらざるを得ない(笑)。人呼んでくる暇ない」
まりや「そうだったー。うん」

・ラーメン
リスナーから「ラーメンは醤油味ですか、味噌味ですか、それともとんこつですか?」という質問。
まりやさんはけっこう味噌味が好きで達郎さんはとんこつだとか。「ラーメンはとんこつ」と達郎さん。

・パチンコの景品
達郎さんはお金がない浪人時代にパチンコの景品とレコードをよく交換していたそうだ。その当時のパチンコ屋には新譜のシングルをちゃんと置いていたという。映画『SHAFT(黒いジャガー)』のオリジナル・サウンド・トラック盤のシングルが欲しくてパチンコで取ったとか。

・年末年始に必ず食べるもの
リスナーから「年越し、お正月にこれが絶対食卓にある、必ず食べるものは何かありますか?」という質問。
出雲から送られてくるそばを年越しに食べて、お正月は達郎さんのお母様から伝授されたお雑煮を必ず食べるそうだ。「クロスオーバーお雑煮」と達郎さん。

・ドリーム・オブ・ユー(ALBUM VERSION)
先週12月26日に40周年リマスター盤がリリースされたまりやさんの1979年のセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』から「ドリーム・オブ・ユー」のアルバム・ヴァージョン。
達郎「村上秀一、小原礼、佐藤博に、松木恒秀という、なんかあり得ないメンバーで(笑)、あります」
まりや「そういうメンバーでしたね。最後の部分、'Dream of little dream of you'のコーラスを達郎と美奈子さんのあいだで、私、主メロをメディア・サウンドで、なんか広いスタジオでぽつんとマイクを置いて、三人並んでやったとき、めっちゃ緊張した。だって達郎さんと美奈子さんのすごいコーラスの真ん中で自分で歌うというのはね、すごいプレッシャーだったよ」
達郎「ふふふ。三声だから一緒に入れつって」
まりや「そうそうそう。その光景いまでも覚えてますね」
達郎「79年ですよ」
まりや「ね」
達郎「全くもって」
まりや「2010年のライヴのときに、たまたま[ドリーム・オブ・ユー]もやってみようかってことで、[戻っておいで]とメドレーにして、久しぶりにこれ歌ったんだけど、これ難しい歌、けっこう(笑)」
達郎「あのメロディの構造がね、ハネてるとこと8部音符のところがあるから難しいんですよ」
まりや「そうそうそう。なんかね」
達郎「へへへ」
まりや「でも懐かしい曲ですね。ハイ」

東海テレビ放送の伏原健之(ふしはらけんし)さんから「映画『人生フルーツ』の監督をしております伏原健之と申します。去年の年末の放送で、お二人に映画の話をしていただき、ひじょうに感激しました。あれから一年が経ちますが、今も上映が続いてます。いつかお礼を申し上げねばと思っていたところ、なんと夏のライジングサンでお二人の共演を拝見しました。思わず手を合わせ[クリスマス・イブ]、[ハイティーン・ブギ]を熱唱し、感謝の気持ちを送らせていただきました。別便で映画のDVDをお送りしますので、お時間があれば達郎さんも御覧ください」というお便り。
達郎「拝見します。音楽プロデューサーの岡田さんという人がいらっしゃいまして、この方が『サマーウォーズ』の音楽プロデューサーで」
まりや「でこの『人生フルーツ』の音楽プロデュースもしているんですね」
達郎「そうです、そうです」

・いのちの歌
まりやさんの2012年のシングル「いのちの歌」。リクエストがたくさん集まっているそうだ。『souvenir the movie』のいちばん最後の曲でまりやさんが歩いてる浜辺は出雲の稲佐の浜だそうだ。
まりや「神迎い祭を行う、割と神聖な浜辺なんですね」
達郎「神在月で神主さんが残ってるところですね」
まりや「私のすごく好きな場所で撮影しました」
達郎「愛しきわが出雲ですね」
まりや「あはは」

・ミライのテーマ
達郎さんの今年の7月のシングル「ミライのテーマ」。映画『未来のミライ』はゴールデングローブ賞の長編アニメ部門にノミネートされている。
達郎「はるか昔の子育てのことを思い出しながら。でも私の同世代だとお孫さん(笑)、生まれてる方いらっしゃいます。そうするとこう実感が湧くかなという感じがいたします」
まりや「カップリングの[うたのきしゃ]もすごい好きだったですね」
達郎「また、がんばります(笑)」

・おくるみ
リスナーから「達郎さんのおくるみとは何でしょうか? まりやさん、説明してください」という質問。
達郎さんが寝るときに着ているダウンでできた肩と首のちゃんちゃんこ(笑)。まりやさんも喉にいいからと着て寝るそうだが、暑すぎて途中で脱いじゃうとか。

・今後の予定
今年は達郎さんが買い込んだオールディーズもののCDやレコードをほとんどオンエアする機会がなかったという。ツアーのあいだに買ったものを今聴いてたら、全然CDになってないものとかレアなものが出てきたそうだ。来年の1月6日放送は「昨年買った棚からひとつかみ」でいってみたいとのこと。1月からはレコーディングをはじめる予定なので、引き続きリクエストも募集している。

・プレゼント
まりやさんの映画「souvenir the movie」のクリアファイル二種類を2枚セットで40名にプレゼント。

・PLASTIC LOVE
YouTubeで「プラスティック・ラヴ」が話題になり、日本でカヴァー・ヴァージョンが作られることになった。その中からピックアップして2曲。フライデー・ナイト・プランズはひとりユニット。低い声のハーフの人で日本語で歌っている。まだ22歳。日本人のお父さんとフィリピン人のお母さん。ワーナーミュージック所属のトーフビーツは達郎さんも知ってるそうだ。こちらのヴァージョンは1月23日から配信がスタートする。2曲続けて「PLASTIC LOVE」。ここ数年で「プラスティック・ラヴ」のカヴァーは増えていて10曲くらいはあるという。

達郎「今日12月30日は大瀧詠一さんのご命日なんですよ」
まりや「5年?」
達郎「うん。だから来年が七回忌になる。早いものでございます」
まりや「青ちゃんもそうだよね」
達郎「そうだね。なので」
まりや「ぜひ大瀧さんとの曲をかけたいなぁと思います」
達郎「03年に出しました『LONGTIME FAVORITES』。ここの中に入っております竹内まりや [Duet with 大滝詠一] 。これが公式レコーディングとしては最後になりました」
まりや「それでこのレコーディングをしていたとき、たまたま達郎、そのときいなかったんだけど、大瀧さんとおしゃべりする時間があってね。で、ナイアガラ・トライアングルというのを、例えば『3』ってことは構想としてありますか?って言ったら、やぁ〜君がやるんだったら三人でやろうよという雑談をしたんだけど、それがちょっと念願叶わなかったというのが、本当に今になったら悔やまれるんですよね」
達郎「まぁ、アレですよね。もっと長生きするつもりでいたから。うん」
まりや「でもね、三人でできたらどんなによかったかなって今でも思います」
達郎「そういう夢を見つつ」

・恋のひとこと(SOMETHING STUPID) + [Duet with 大滝詠一]
フランク・シナトラとナンシー・シナトラの大ヒット・ソングのカヴァー。2003年の『LONGTIME FAVORITES』に収録されている。
まりや「大瀧さんの声ってフランク・シナトラのムードってあるんですよね」
達郎「クルーナー・ヴォイス。へへ」
まりや「う〜ん。一緒に歌えてよかったです。つくづく思います」

・今年いちばん笑ったこと
リスナーから「今年いちばん笑ったことは何ですか?」という質問。
達郎「毎年いちばん笑うのはですね、打ち上げで難波弘之さんがですね、あの人は内弁慶なのでね。打ち上げで聞こし召しますとですね、独壇場になってくるんですね」
まりや「そうだよね、ウケるよね〜」
達郎「それをみんなで床をのたうち回って笑う」
まりや「あの姿をね、ちょっとステージで再現してほしいくらいだよね」
達郎「一回ビデオに録って公開してみたいものですけれども」
まりや「ステージでは淡々とね」
達郎「うん。してるのね」
まりや「やってますけれど」
達郎「大変ですよね」
まりや「私いちばん笑ったこと知ってる?」
達郎「はい」
まりや「達郎のヨイショって言葉がね、一日三十回くらい(笑)」
達郎「ふふふ」
まりや「それ、さっきも私、思ってたんだけど。帽子かぶるときヨイショ」
達郎「ふふふ」
まりや「ちょっと鞄持つときね、でも何か重いものをさ、持ち上げるときはいいんだけど。全部ヨイショって言ってるって知ってた?」
達郎「あの、世のジジィはみんなそうです。私のマネージャーもそうですしね」
まりや「サトちゃんっていう、うちのマネジャーも発車するとき必ずヨイショって言ってるのね(笑)」
達郎「それは我々だけじゃない」
まりや「もうホント、すごい数、ヨイショって言ってるから」
達郎「そういう男女差がだんだんだんだん出てくるんですよ。年齢を」
まりや「男女差なのかな?」
達郎「まぁ、その、男女差の一つですね。ワン・オブ・男女差。ふふふふふ」
まりや「ちょっとしたものでヨイショ。あれはホント、私、ウケる(笑)」
達郎「へ」
まりや「へ(笑)」

・LET IT BE ME
達郎「みなさん、どうぞよいお年をお迎えください」
今日の最後は竹内まりやと山下達郎の「LET IT BE ME」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年01月06日は、「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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