2016年09月04日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 09月14日発売ニュー・シングル
2. YOU BETTER RUN / THE YOUNG RASCALS "GROOVIN'" '67('66)
3. THIS MAN NEEDS YOU / C.P.SPENCER '90?
4. ALMOST / BILL FREDERICKS '78
5. LOOKING FOR A BRAND NEW GAME / THE EIGHT MINUTES '73
6. AIPORT LOVE THEME / VINCENT BELL '70
7. IF YOU WANT A LOVE AFFAIR / JESSE JAMES '75
8. I BELIEVE TO MY SOUL / RAY CHARLES "THE GENIUS SINGS THE BLUES" '59
9. 悲しみのJODY / 山下達郎 "メロディーズ" '83
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は直近というにはちょっと遠い日に収録とのこと。台風12号の上陸の予報に触れて「くれぐれもみなさんお気をつけて。防災の備えをしっかりなさってください」と達郎さん。今レコーディングしていて、新しい曲の打ち込みなので今週は自宅作業だという。ちょっと余裕があるそうだ。
・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」。9月が終われば番組は24年目を迎え、来年は25周年。
・CHEER UP! THE SUMMER
フジテレビの木曜の午後10時「木10」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)の主題歌。いよいよ来週9月14日発売。ミュージック・ビデオができて、高校野球で負けた野球部主将と応援していたチアガールの物語に仕上がってるそうだ。主役のチアガールを演じているのがNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演している阿部純子さん。ワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにてショート・ヴァージョンを期間限定で公開中。
http://wmg.jp/tatsuro/
またCDの初回プレス分には封入はがきによる応募特典があり、抽選で300名にミュージック・ビデオのフル・ヴァージョンが収録されたDVDをプレゼント。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/
・YOU BETTER RUN
「ラスカルズで何か一曲」というリクエスト。達郎さんのアイドル・グループ、ヤング・ラスカルズの1966年のヒット・ソング「YOU BETTER RUN」。この曲は達郎さんもよくライヴでカヴァーしていて、ライヴ・アルバム『IT'S A PPOPIN' TIME』のリマスター盤にも入ってる。2014年の名古屋ボトムラインでも歌っている。「ホール・ツアーだと曲が長いのでできませんがですね(笑)、セッションだとときどきやります」と達郎さん。
・スマッシュ・ヒット
リスナーから「達郎さんが大好きなお酒のアテはありますか? ときどき達郎さんがオールディーズの曲を紹介するときに言うスマッシュ・ヒットとはどのようなヒット曲をいうのですか?」という質問。
お酒のアテは塩辛が食べたいときもあるし、納豆が、冷奴がいいなと思うときもあり、別に飲めりゃ何でもいいのだそうだ。スマッシュ・ヒットはいわゆる大ヒットではなくて、そこそこのヒットをいうとか。ビルボードだと20位とか30位とかトップ40に入ればスマッシュ・ヒットと呼べるものじゃないかと思います、と達郎さん。
・THIS MAN NEEDS YOU
最近買ったシングル盤の中から。友だちに教えてもらったC.P.スペンサーはデトロイト生まれで、モータウンのオリジナルス、フィラデルフィアに行く前のデトロイト・スピナーズのメンバー。'80年代の終りにアルバムを一枚出して達郎さんも持っているという。「THIS MAN NEEDS YOU」は2013年のシングルとネットには書いてあるが、レーベルには1990年というクレジットがある。いずれにしてもデトロイトの録音。プロデュースはデトロイト周辺のクラブ・ミュージックに関係しているイアン・レヴィン。
・ALMOST
最近買ったシングルからビル・フレデリックスの「ALMOST」。ドリフターズのメンバーだったが、ドリフターズが解散してからイギリスに渡り、'60年代から'70年代にかけてイギリスでかなりの活躍をした人。1978年のシングル「ALMOST」は達郎さん好みのバラード。
・LOOKING FOR A BRAND NEW GAME
ちょっと前に買ったシングル。黒人ヴォーカル・グループ、エイト・ミニッツは男子6人、女子2人のファミリー・グループ。全員ティーンネイジャーだと思われが、リリースされたのは1973年。パトリック・アダムスのプロデュースと作曲で「LOOKING FOR A BRAND NEW GAME」。
・山下達郎アコースティック・ライヴ
新宿ロフトが設立40週年で「新宿ロフト 40TH ANNIVERSARY 40YEARS ✕ 40LIVES」というイベントをいろいろなところでやっている。達郎さんはロフトのオーナーの平野さんと若い頃から知り合いで、これまで何度も出演オファーがあり、この度の40週年で出演することになったとか。ただ新宿ロフトはステージが狭いので、フルメンバー10人、楽器も全部乗らないからアコースティック・ライヴを行うことにしたそうだ。山下達郎、難波弘之、伊藤広規の城北トリオで「新宿ロフト 40TH ANNIVERSARY」に華を添えることになったという。10月3日(月)、4日(火)の二日間で両日とも午後6時半開場、午後7時半開演。ボトムラインのときはひとり1枚の申し込みだったが、今回はひとり2枚まで申し込みできるようになった。狭いところなので抽選になる。受付開始は9月19日からで詳しくはイープラスの特設サイトにて。
http://eplus.jp/sys/web/irg/tatsuro-loft/index.html
・AIPORT LOVE THEME
ビンセント・ベルの「大空港のテーマ」にリクエスト。ビンセント・ビルはギタリストでスタジオ・ミュージシャン。エレキシタールのレコードとか変なレコードをたくさん出していて、ビニーベルという渾名を持っている。1970年の映画『AIPORT』(邦題『大空港』)の愛のテーマ「AIPORT LOVE THEME」は1970年、全米31位。作曲はアルフレッド・ニューマン。達郎さんはこのアルバムを持っているそうだ。
・ヤマギシディレクター
以前、アカペラ以外の番組ジングルについて問い合わせたリスナーから「8月21日、28日放送で別ヴァージョンのジングルがオンエアされました。ヤマギシさん、ありがとうございます」というお便り。ヤマギシさんは9月1日が誕生日。「ン歳になりしてですね、益々働くという、そういう感じであります。勤勉だ、ふふ」と達郎さん。
・IF YOU WANT A LOVE AFFAIR
還暦のソウル・ファンのリスナーからのリクエスト。第一希望のリクエスト、J.P.ロビンソンの「OUR DAYS HERE」はいい曲だが、シングルがどこかに行ってしまって出てこなかったそうだ。ジェシ・ジェームスはアーカンソー出身、カリフォルニア育ち。1975年のシングル「IF YOU WANT A LOVE AFFAIR」は全米ソウル・チャート73位。いかにもその当時のバリー・ホワイトふうの世界が広がります、と達郎さん。
・I BELIEVE TO MY SOUL
リスナーからの「今、達郎さんのテンションでレイ・チャールズの曲、何かお願いします」というリクエスト。1959年の「I BELIEVE TO MY SOUL」はレイ・チャールズのヒット曲ではなく、ダニー・ハザウェイがカヴァーして達郎さんはものすごく感動してオリジナルを聴いたという。「これもまた素晴らしい」と達郎さん。一人多重でコーラスをやってるそうだ。映画『Ray』を観るとそのあたりのバックグラウンドがわかるとか。
超常連の熊本県のリスナーから届いた長い手紙の一部を読んで。「無理して音楽聴かないで大丈夫ですからね(笑)。音楽はそんなに力がですね、あるメディアではないです、実は。心がある程度の余裕がないと音楽というのは楽しめませんので。逆に音楽が聴けるようになったということが、心の安定に少しでも繋がっていただければと思います。先日、熊本の震災があった後に番組で、今年の盛岡ライヴがちょうど熊本の後だったので、そのことに関して[希望という名の光]の間奏でメンションしておりますが。それ最近、YouTubeに出ておりますのでどこかでお探し下さい。もしそのときにお聴きになっていらっしゃらなかったらご一聴いただければと思います。引き続き何かありましたらお便りください。お便りは全部目を通しますからお大事にひとつ。また台風が来ております。ますますお大事に」と達郎さん。
https://www.youtube.com/watch?v=rWjhK4agB0Y
・悲しみのJODY
夏の終わりなのでこの曲と達郎さん。1983年のアルバム『MELODIES』から「悲しみのJODY」。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2016年09月11日は、 レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp