Sunday Song Book #1226

2016年04月10日 | Sunday Song Book

2016年04月10日プレイリスト
「春と4月で棚からひとつかみ」
1. 不思議なピーチパイ / 竹内まりや "ラブ・ソングス"、"エクスプレッションズ" '80
2. SPRING RAIN / SILVETTI '77
3. SPRING SONG / LINDA LEWIS "LARK" '72
4. SPRINGTIME MAMA / HENRY GROSS '76
5. THE APRIL FOOLS / DIONNE WARWICK '69
6. SPRING AGAIN / LOU RAWLES "UNMISTAKABLY LOU" '77
7. APRIL LADY / JAMES PERRY '81
8. SPRING IS HERE / THE FOUR FRESHMEN "LOVE LOST" '59
9. 飛遊人 / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
昨年10月9日(金)の千葉県市川市文化会館からはじまった「PERFORMANCE 2015-2016」は昨日4月9日(土)、本日10日(日)の沖縄市民会館でめでたく千秋楽を迎えた。全64公演、概ね順調だったというが、番組は前倒しで収録しているそうだ。宮崎・鹿児島公演終了後、一旦、東京に戻ったけれど、現時点では沖縄に行く前で、天気予報では温度差が凄まじく15度とかになってるとか。本来の予定では今日が千秋楽だけれど、正確には来週17日(日)に神奈川県の関内ホールと20日(水)の岩手県民会館大ホールの2公演残っている。日程が10日ほど延びて沖縄から帰ると、また盛岡の振り替え公演に行くというスケジュール。「さぁ、どうなるか、という感じでございますが、ラストですのでですね、がんばってやりたいと思います」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年。「PERFORMANCE 2015-2016」は40th Anniversaryのツアー。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・春と4月で棚からひとつかみ
宮崎・鹿児島公演から東京へ帰ってくる頃に各地桜が咲いていたそうだ。本格的に春、東京は寒の戻りがあったものの春なので、春にちなんで「春と4月で棚からひとつかみ」。

・不思議なピーチパイ
春になると「不思議なピーチパイ」のリクエストが増えてくるそうだ。まりやさんの1980年のヒット・シングル。

・SPRING RAIN
シルベッティはアルゼンチンの作曲家、アレンジャー。スペイン、メキシコと渡り、亡くなったのはマイアミ。1976年にスペインで出した「SPRING RAIN」が、アメリカのサルソウル・レーベルに買われてアメリカでもヒットした。その際にサルソウルのトム・モールトンがリミックスしたそうだ。アメリカでは1977年、全米39位。

・SPRING SONG
イギリスの黒人女性シンガー、リンダ・ルイスの1972年のアルバム『LARK』から「SPRING SONG」。日本では『LARK』が世界初CD化されるほど人気があるけれどアメリカでは無名なのだとか。愛を得た女性の喜びを歌った歌。

・SPRINGTIME MAMA
ヘンリー・グロスはシャ・ナ・ナのリード・ギタリストからスタートして、セッション・ミュージシャンとして活躍した。ジム・クロウチの「I GOT A NAME」のギターはこの人。その後、ソロになって1976年に「SHANNON」というミリオン・セラーを放つ。同じ年に全米37位になったのが「SPRINGTIME MAMA」。

・THE APRIL FOOLS
次は春から4月にちなんだ歌。4月、エイプリルといえば「THE APRIL FOOLS」。バート・バカラックとハル・デヴィッドの名曲で1969年の映画『THE APRIL FOOLS(邦題は「幸せはパリで」)』、ジャック・レモン、カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画の主題歌。歌ってるのはディオンヌ・ワーウィックで1969年、全米37位。バート・バカラックのアレンジなので今聴くとちょっと古さがあり、パーシー・フェイスのオリジナル・サウンドトラックのほうが今聴くといいような気がするけれど、本人たちの作品なんだし、ディオンヌ・ワーウィックの歌が素晴らしいので今日はこちらで。「転調のすごさはバカラックならでは(笑)」と達郎さん。

・SPRING AGAIN
ルー・ロウルズは'50年代から活動しているキャリアの長い人。1976年にフィラデルフィア・インターナショナルでギャンブル&ハフのプロデュースで「YOU'LL NEVER FIND ANOTHER LOVE LIKE MINE」が大ヒットして一躍カムバック。その翌年1977年に出したアルバム『UNMISTAKABLY LOU』が最高位44位ながらロング・チャートを続けてゴールド・アルバムになった。その2曲目に入ってるのがギャンブル&ハフの作曲・プロデュース、編曲はジャック・フェイスの「SPRING AGAIN」。

・早子先生、結婚するって本当ですか?
今週4月14日(木)の午後10時から放送がスタートするフジテレビ系 木曜劇場『早子先生、結婚するって本当ですか?』の劇中歌に、山下達郎 & 竹内まりやのデュエット「LET IT BE ME」が決定した。「LET IT BE ME」はまりやさんの2008年のコンプリート・ベスト・アルバム「EXPRESSIONS」に収録されている。もともとはシャンソンだがエヴァリー・ブラザースのカヴァーが有名で、今までも数多くのアーティストたちがカヴァーしてきたが、今回は達郎さんとまりやさんによるデュエット・ヴァージョン。
『早子先生、結婚するって本当ですか?』番組ホームページ:
http://www.fujitv.co.jp/hayako/index.html

「LET IT BE ME」は4月20日(水)より配信。配信に関してはワーナーミュージックのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・APRIL LADY
いわゆるブラコンものから。ジェイムス・ペリーはイースト・コーストのヴォーカル・グループ、カレイド・スコープのリード・シンガーだったが、1981年にソロとしてリリースしたのが「APRIL LADY」。

・SPRING IS HERE
フォア・フレッシュメンの「SPRING IS HERE」。もともとは古いスタンダード・ナンバー。1959年のアルバム『LOVE LOST』に収録されている。『LOVE LOST』はほとんどアカペラからはじまるので達郎さんが二十歳の頃、必死でコピーした思い出があるそうだ。アレンジはディック・レイノルズ。

・飛行機で棚からひとつかみ(予定)
達郎さんは先日、一日に二回もプロペラ機に乗ったそうだ。珍しい経験なので来週は「飛行機で棚からひとつかみ」をやりたいと思ってるそうだが、レコードが揃わなかったら普通の「棚つか」。新着のオールディーズのリイシューものの作品が結構溜まってるとか。今月はいずれにしても「棚つか」の予定。

・飛遊人
達郎さんは春の歌がほとんどないそうだ。「春」という言葉が入ってる数少ない一曲でアルバム『ARTISAN』から「飛遊人」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年04月17日は「飛行機で棚からひとつかみ(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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