Sunday Song Book #1120

2014年03月30日 | Sunday Song Book

2014年03月30日プレイリスト
「年度末リクエスト特集」
1. 色・ホワイトブレンド / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '87
2. SPRING IS NEARLY HERE / 大村憲司 "春がいっぱい" '81
3. LET'S LIVE FOR TODAY / THE GRASS ROOTS '67
4. SOME ENCHANTED EVENING / JAY & THE AMERICANS '65
5. I DON'T WANNA LEAVE YOU / DEBBIE TAYLOR '75
6. GALLOPIN' ON THE GUITAR / CHET ATKINS '52('49)
7. HAVE YOU EVER / ENCHANTED FIVE '70?
8. YOU'D BETTER RUN / LISTEN '65
9. 明日の私 / 竹内まりや "インプレッショズ" '94
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■内容の一部を抜粋
・近況
直近で番組を収録しているという。天気予報によれば全国的に雨。寒暖の差が激しいけれどようやく春めいてきた。桜の開花も例年より一日二日早い。青山墓地の中に桜のトンネルがあり、墓地の中でお花見をしている人がいる。「何を考えてるのかとアレするんですけれど。墓地の中に屋台が出てましてですね。恐ろしい世界でございます。それでも憂さ晴らしになればいいかなという感じでございますが」と達郎さん。
まりやさんの新曲のレコーディングは明日からミックスダウン。それが終わるとまたこの次の新曲の準備に入るそうだ。ずぅーとスタジオ籠もりで、飲んで喰ってるので、体重が増えてしまい、ウォーキングをしているという。ちょっと寒かったのが、ここ一週間くらい歩いてると汗をかいてくると達郎さん。いよいよ本格的な春の到来。

・年度末リクエスト特集
先週に引き続いて「年度末リクエスト特集」。

・色・ホワイトブレンド
季節柄この曲にリクエストが集まった。まりやさんの「色・ホワイトブレンド」。

・SPRING IS NEARLY HERE
この時期は例年、シャドウズの1962年のヒット・ソング「SPRING IS NEARLY HERE」邦題は「春がいっぱい」にリクエストが集まる。何年に一回かけてるので、今年は茨木市の46歳になるリスナーのリクエストに応えて、大村憲司さんがYMOのバックアップを得て出した1981年のソロ・アルバム『春がいっぱい』からシャドウズのカヴァーで「春がいっぱい」。YMOの全盛期なのでテクノな「春がいっぱい」だけれどギターのタッチは完璧で素晴らしいトーン。

・LET'S LIVE FOR TODAY
兵庫県の超常連のリスナーからグラス・ルーツの1967年の「LET'S LIVE FOR TODAY」。1967年、全米8位。もともとはイギリスのロークスというグループがイタリアに渡りイタリアでヒットさせた。そこから世界中で競作盤が出て、どれもヒットしたが、日本ではグラス・ルーツが全米ベスト10・ヒットになったのでよくかかっていた。当時のダンヒル・サウンドの音が十二分している、P.F.スローンのプロデュース作品。日本ではテンプターズのヒットが有名で「シャ~ラ~ララララ おまえが」というやつ。

・SOME ENCHANTED EVENING
いつもリクエストを下さる江戸川区のリスナーから「SOME ENCHANTED EVENING」にリクエスト。このリスナーは曲のタイトルしか書いてないそうだ。誰の曲か達郎さんが考えるようにしむけているとか。「SOME ENCHANTED EVENING」は映画『南太平洋』のテーマで邦題は「魅惑の宵」。このリスナーはいつもロックンロールのリクエストばかりなのでペリー・コモの全米NO.1ヒット「SOME ENCHANTED EVENING」ではないと達郎さん。きっとジェイとアメリカンズだと推測。ただ、最近リクエスト・カードが増えてきたので自分で調べるのは疲れてきたという。誰がやってるか書いてきてねということ。ジェイ & ジ・アメリカンズの「SOME ENCHANTED EVENING」は1965年、全米15位まで上がった。ロックンロール盤の「魅惑の宵」。イタロ・アメリカ然とした演奏。ジェイ・ブラックというリード・シンガーの朗々とした泣き節で、一歩間違えればパパロッティという感じ、と達郎さん。

・I DON'T WANNA LEAVE YOU
達郎さんが聴いていた「ニツカ・ブラック・ファイブ・オー」という番組でかかった曲へのリクエスト。デヴィ・テイラーはバージニア出身の黒人女性シンガー。ゴスペル育ちの確かな歌唱力。「I DON'T WANNA LEAVE YOU」は1975年アリスタから出したシングルで全米ソウル・チャート32位。

・ジャンボ機
リスナーからジャンボ機が今年の3月31日で日本の空から姿を消すことになったというお便りを読んで。
達郎さんがはじめてジャンボ機に乗ったのは1975年にシュガー・ベイブで、生まれて初めて札幌に行ったときに(ポプコンのゲストで札幌厚生年金会館)、ジャンボに乗ったという。達郎さんは飛行機が大好きで、特にプロペラ機が大好きなんだという。ツアーをやってると広島から鹿児島はプロペラ機になるのでとても楽しいとか。

・GALLOPIN' ON THE GUITAR
チェット・アトキンスが1952年に10インチのソロ・アルバムを出した。達郎さんは長い間「GALLOPIN' ON THE GUITAR」はこのアルバムに入ってる曲だと思っていたが、その後の資料で1949年に、まだSP時代に録音してることがわかったそうだ。そして発売が1952年。いずれにしてもチェット・アトキンスの最初期の作品、「うまい」と達郎さん。

・HAVE YOU EVER
エンチャンテッド・ファイブは黒人スウィート・ヴォーカル・グループでシングルが2枚しか確認されてない。そのうちの1枚「HAVE YOU EVER」にリクエスト。トピックスというヴォーカル・グループが存在するが、彼らじゃないかという説や、1961年リリースという説があるが、どう考えても'60年代の曲ではない。1970年という説が最も有力であるが、はっきりしたことはわからない。CD化されてないので達郎さんの持ってるシングルから。

・YOU'D BETTER RUN
北九州市の超常連のリスナーからのリクエスト。達郎さんは毎年、レコードコレクターズ誌の「私の収穫この一枚」に寄稿しているが、今年はロバート・プラントが在籍したリッスンというバーミンガムの4人組のロック・グループが、1965年にヤング・ラスカルズのカヴァー曲で「YOU'D BETTER RUN」を出したのを取り上げた。その曲にリクエストだが、ちょっとオーバー・プロデュース気味のオケで、ロバート・プラントはやる気なさそうなんだとか。そういうわけであまりおもしろくないそうだが、他にもリクエストが来てるので採用。CDが出ているので今日はCDから。

・明日の私
新年度なのでこの曲にリクエストが集まった。まりやさんの「明日の私」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

04月06日は、「新年度リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
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