Motoharu Radio Show #132

2012年11月14日 | Motoharu Radio Show

2012/11/13 OnAir - 2nd. Week - 特集:素敵な16歳
01.Ringo Starr:You're Sixteen You're Beautiful (And You're Mine)
02.Hilary Duff:Sweet Sixteen
03.Destiny's Child:Sweet Sixteen
04.Bob Dylan:Duquesne Whistle
05.Bob Dylan:Soon After Midnight
06.Kate Earl:Sweet Sixteen
07.Green Day:Sweet 16
08.佐野元春:スウィート16
09.Arlen Roth:Sweet Little Sixteen
10.Sam Cooke:Only Sixteen
11.The Crests:16 Candles
12.The Colts:Sweet Sixteen
13.Big Joe Turner:Sweet Sixteen
14.The Irish Tenors:Sweet Sixteen
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■内容の一部を抜粋
・素敵な16歳
「Motoharu Radio Show、今夜の特集は『素敵な16歳』。人生で最も輝きに満ちたこの16歳のことを歌ったレコードを集めています」と元春。

・You're Sixteen You're Beautiful (And You're Mine)
リンゴ・スターの'70年代のヒット・レコード。

・Sweet Sixteen
・Sweet Sixteen
ヒラリー・ダフの「Sweet Sixteen」。
デスティニーズ・チャイルドの「Sweet Sixteen」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はヴァン・モリソン『Born To Sing : No Plan B』、ボブ・ディラン『Tempest』、そしてマムフォード & サンズ『Babel』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はボブ・ディラン『Tempest』。

・ボブ・ディラン
今年デビュー50年目を迎えた。現在71歳。新しい作品『Tempest』が出た。アルバムのタイトルは「テンペスト」。「テンペスト」といえばシェイクスピアの舞台劇を思い出す人もいるかもしれない。この舞台劇の中の一節、「私たちは夢でできている。私たちのいのちは眠りとともに終わる」、そんな名台詞がある。ボブ・ディランのソグライティングもこのシェイクスピアのセリフと同じように人間の夢といのちについて歌ったものが多い。通算35作目のスタジオ・アルバム。ボブ・ディランのアルバムといえばこれまでダニエル・ラノワ、ドン・ワズといったディランの音楽をよく知った一流のプロデューサーたちがついていた。しかし最近のアルバムではディラン自らがアルバムのプロデュースを手がけている。クレジットを見るとプロデュースド・バイ・ジャック・フロストとなっているが、このジャック・フロストというのはディランの変名。自分がプロデュースしているということもあるが、何も足さない何も引かないという感じで本当に無駄のないいい作品になっている。演奏を聴いてみるとロックンロール以前の音楽、1920年代、1930年代の米国の大衆音楽、ブルース、ジャズ、ラグタイムといったフォーマットが使われている。詩の内容はディランが得意にしているいわゆるアウトローの物語、それをボブ・ディラン独特のとても個性的なストーリーテリングで歌っている。どの曲も聴き応えがあるが一曲ジョン・レノンに捧げた曲がある。同じ時代をともに生きた仲間に向けての歌。ディランらしいジョン・レノンに向けた優しいレクイエムのように感じる。新しいアルバム『Tempest』の中から「Duquesne Whistle」と「Soon After Midnight」の2曲。

曲をかけ終えて。
「ディランの声が若い頃と違ってトランペッターでシンガーのサッチモのように聴こえます。Duquesne Whistle、そしてSoon After Midnight。2曲聴いてみました。さて番組を聴いてくださってるリスナーのみなさんの中には、今16歳の人、これから16歳を迎える人、そしてとっくの昔に16歳を過ぎ去ってしまった人、様々だと思います。人生で最も輝きに満ちたこの16歳という季節。ポップ音楽の中にはこの16歳のことを歌った曲がたくさんあります。Motoharu Radio Show、今夜の特集は『素敵な16歳』です」と元春。

・Sweet Little Sixteen
ケイト・アールの「Sweet Sixteen」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は衣類のリサイクルを研究する「衣サイクル研究会」。家庭から出た不要な衣類を燃やさずに資源化することで地球温暖化の防止に取り組んでる団体。2008年から愛媛県松山市を拠点に活動している。

・Sweet 16
グリーンデイの新しいアルバム『UNO!』から「Sweet 16」。「子どもたちは大丈夫 / そして君は僕の永遠の16歳」とそんなふうに歌っている。

・スウィート16
元春が16歳をテーマにして書いた曲。1992年のアルバム『Sweet 16』から「スウィート16」。ハートランドの演奏。

佐野元春 : 今夜の特集「素敵な16歳」。16歳をテーマにした曲、本当にたくさんあります。ソングライターにとってはそれだけ歌うのにふさわしい特別なテーマということがいえると思います。この16歳という年齢、人によっては人生で最も輝いてるという人もいれば、反対にもうあのときのことは思い出したくもない、そんなふうに思っている人もいると思います。そこでちょっと調べてみました。僕らが知ってる著名な人たち、彼らは16歳のとき何をしていたか。マリリン・モンロー。最初の結婚をしていました。アルチュール・ランボー。自分が詩人であると自覚したのが16歳。ナイチンゲール。看護婦になりなさいと天から啓示を受けたのが16歳。ウォルト・ディズニー。プロの漫画家として活動をはじめています。まぁ、いいことばかりじゃないようですね。ベートーヴェン。モーツァルトに弟子入りを求めましたが断られました。日本人の作家では坂口安吾。学校の机に捨て台詞を落書きして中学を中退しました。なんと書いたかというと、「予は偉大なる落伍者となっていつの日か歴史の中によみがえる」。16歳の頃からナルシストだったという感じですね。今夜のMotoharu Radio Show、特集「素敵な16歳」。16歳のことを歌った曲を集めています。

・Sweet Little Sixteen
・Only Sixteen
・16 Candles

佐野元春 : 特集「素敵な16歳」。アーレン・ロス「Sweet Little Sixteen」。サム・クック「Only Sixteen」。そしてザ・クレスツ「16 Candles」。3曲聴いてみました。僕らが知ってる著名な人たち、彼らは16歳のとき何をしていたか。もうちょっと続けてみたいと思います。アドルフ・ヒトラー。16歳のとき、画家を目指してウィーンに出ますが美術学校の試験にことごとく失敗しています。ウディ・アレン。16歳のとき、高校在学中タブロイド紙にギャグを投稿して評判になったということ。小澤征爾。お兄さんに連れられて行ったコンサートを見て指揮者になることを決意したのが16歳。さすがだなぁと思ったのは石ノ森章太郎。16歳のとき、手塚治虫のアシスタントとして採用されています。若い才能を見抜いた手塚治虫もすごいですよね。僕らが知ってる著名な人たちの16歳。みんなそれぞれの16歳がありました。リスナーのみなさんの16歳はどんな感じでしょうか。

・Sweet Sixteen
・Sweet Sixteen
コルツ「Sweet Sixteen」。
ビッグ・ジョー・ターナー「Sweet Sixteen」。

・Sweet Sixteen
ジ・アイリッシュ・テナーズはアイルランドで結成された3人のテナー歌手によるグループ。この曲ではこんなことを歌っている。「あの素敵な16歳だった頃と変わらず / 今も君を愛してるよ」

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
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