キャデラック・レコード

2009年09月18日 | 映画

9月13日(日) 晴れ。

梅田ガーデンシネマで映画『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』を観た。
http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/

■キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語
2009年9月13日(日) 梅田ガーデンシネマ
午後2時上映 整理番号37番

1950年代、60年代のアメリカ、シカゴを舞台にした物語。
ミシシッピー出身のマディ・ウォーターズがシカゴに出てきて、
ユダヤ人のレナード・チェスが起した「CHESS RECORDS」と契約し、
エレクトリックを導入したアーバン・ブルースで成功するエピソードからはじまり、
レナード・チェスがレーベルを売却した直後に亡くなるまでを描いている。
「CHESS RECORDS」はブルースとソウルとジャズのレーベルで
リトル・ウォルター、ハウリン・ウルフ、エタ・ジェイムズ、チャック・ベリーがストーリーに登場する。
事実とは違うフィクションの部分もある実話に基づいたドラマ。

チャック・ベリーの音楽が黒人と白人の垣根を取り払った
ロックンロール音楽の歴史的な瞬間がチェスの頂点だったのかもしれない。
そのチャック・ベリーは13歳の女の子を相手に淫らな行為をして投獄される。
孤独感に苛まれたリトル・ウォルターはキレやすい性格が仇となりアルコールで自らを滅ぼす。
心にブルースを抱えたのはリトル・ウォルターだけではなかった。
エタ・ジェイムズもまたドラッグに溺れて生死をさまよう。

白人は黒人から音楽と金を搾取してるのだと描かれた後半部。
ひりひりするような胸の痛みの中で
エタ・ジェイムズを演じたビヨンセの歌が素晴らしかった。
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