<09月06日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
白いアンブレラ/山下達郎 "SONORITE" '05
WILD THING/THE TROGGS '66
HEAVY MAKES YOU HAPPY/THE STAPLE SINGERS '71
LET'S GO TO SAN FRANCISCO/THE FLOWER POT MEN '67
I KNOW SORROW/NED DOHENY "NED DOHENY"
MAC ARTHER PARK/RICHARD HARRIS '68
アトムの子/山下達郎 "ARTISAN" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
デモ・テープ作りでこのところずっーと仕事場にお籠りなのだそうだ。あと数日で新曲のデモ・テープを提出しなくてはならないのだとか。番組の収録が終わったらまたすぐウチに帰ってデモ作りに励むそうだ。
・白いアンブレラ
夏の終わりで秋のはじまりといえばこの曲。2005年のアルバム『SONORITE』収録曲。
・WILD THING
イギリスのオールディーズ専門レーベル「ACE(エース)」はここ数年、ソングライターもののコンピレーションを出している。今回はチップ・テイラー。チップ・テイラーはニューヨーク生まれのソングライター。その中からトロッグスの1966年の全米NO.1「WILD THING」。日本ではジミ・ヘンドリックスのヴァージョンが圧倒的に有名。
・HEAVY MAKES YOU HAPPY
『スタックス・レコード物語』を毎夜、腰湯をしながらお風呂の中で読んでいるというタツローさん。寝しなに聴く音楽はスタックスになっているのだとか。
ステイプル・シンガーズはミシシッピー出身のゴスペル・グループとしてスタートした。「HEAVY MAKES YOU HAPPY」はR&Bに進出して最初のヒット曲。1971年のR&Bチャート6位。ジェフ・バリー、ホビー・ブルームのコンビの作品。レコーディングはスタックスのスタジオではなくてマッスルショールズで行われたと『スタックス・レコード物語』に書いてあるそうだ。タツローさんは『ON THE STREET CORNER』でカヴァーしている。
・カーペンターズのカラオケ
先週の「納涼夫婦放談」でまりやさんがカラオケを使用してカーペンターズの「TOP OF THE WORLD」をカヴァーしたが、リスナーから「カーペンターズのシングルCDにはカラオケが入てっるのでしょうか?」という質問。カーペンターズはオリジナル・カラオケ付きのベストをCDで出しているそうだ。
・LET'S GO TO SAN FRANCISCO
先週の放送でタツローさんが「WHITER SHADE OF PALEは人生で感動した三大シングルの1枚」と言ったところ、他の2枚も教えてほしいというハガキがたくさん寄せられたのだとか。正確には「十代のとき聴いて感動した三大シングル」ということらしいが、あとの2枚はゾンビーズの「TELL HER KNOW」と、フラワー・ポット・メンの「LET'S GO TO SAN FRANCISCO」。フラワー・ポット・メンはもともとアイビー・リーグというグループをやっていたジョン・カーターとケン・ルイスという作曲家、プロデューサー・コンビがでっち上げたグループ。「LET'S GO TO SAN FRANCISCO」は1967年のサマー・オブ・ラブに呼応した曲で全英4位になった曲。3枚ともブリティッシュ・ロックのレコードで十代のタツローさんはブリティッシュ・ロックのファンだった。
・I KNOW SORROW
タツローさんの所属するワーナー・レコードが8月26日にSHMCDで出したオールディーズ作品の中で目玉作品となるのがネッド・ドヒニーのファースト・アルバム『NED DOHENY』。その中から「I KNOW SORROW」はタツローさんがいちばん好きな曲。
・僕らの夏の夢アナログ盤
8月19日に発売されたニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」の初回生産分のみスペシャル応募特典が当たる応募ハガキを封入している。A賞は「僕らの夏の夢」と「ミューズ」が収録された12インチのアナログ盤で100名。B賞は映画『サマーウォーズ』の特製ジグソー・パズルで100名。映画『サマーウォーズ』のクイズに答えてA賞かB賞を選んで応募する形式になっている。
一昨日、「僕らの夏の夢 / ミューズ」のアナログ盤のテスト盤がタツローさんのもとに届いたそうだ。重量盤の12インチで45回転、本当にいい音してるらしい。特に「ミューズ」がいいのだという。採算が全く取れないので売ることができないそうだが、番組でプレゼントを考えてるのだという。
・MAC ARTHER PARK
訃報が相次いで飛び込んできた。このあいだ特集したエリー・グリニッチ、レス・ポール、ラリー・ネクテル。エリー・グリニッチは特集したので今回はフォローなし。レス・ポールはジャズのレコードが整理中なのですぐには出てこないらしい。今週はラリー・ネクテル。'60年代、'70年代に活躍したキーボード・プレイヤー。ブレッドではギターを担当していた。その他ザ・バーズの「MR. TAMBOURINE MAN」のベースも弾いていた。最も有名なセッションはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のピアノ。今回はダンヒル・サウンド、ダンヒル・リズム・セクションのピアニストとしてのラリー・ネクテルの演奏から、1968年のリチャード・ハリスの「MAC ARTHER PARK」。ジム・ウェッブの作詞作曲・編曲・プロデュース。
・アトムの子
8月26日から「アトムの子」のオリジナル・スタジオ・ヴァージョンのPC配信がはじまったそうだ。「09 NEW REMASTER」だとか。iTunes、mora、MUSICOほか音楽配信サイトでダウンロード販売されているらしい。今のところダウンロード限定。
・プレゼント
山下達郎「僕らの夏の夢」の特製花札。映画の中に重要なファクターとして花札が登場するので作られたグッズ。この特製花札にはタツローさんのアバターが出てるそうだ。販促用のグッズなのでここでしか手に入らないとか。20名にプレゼント。
タツローさんが以前所属していたレコード会社BMGがソニーと合併したので、RCA/AIRイヤーズの旧譜が夏に拡売することになった。その拡売用のグッズでジグソー・パズル。7年前、RCA/AIRイヤーズのカタログをリマスターをしたときに鈴木英人さんに書いてもらったイラストのジグソー・パズル。こちらも20名。販促用のグッズなので非売品。締め切りは9月中旬。
■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
09月13日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/