リクオ・インストア・ライヴ

2008年08月21日 | Live
2008年8月17日(日) 晴れ。

2006年アルバム『セツナウタ』、2007年アルバム『セツナグルーヴ』と続いた
リクオのMellow & Groovy"セツナグルーヴ"の集大成作品『What's Love』の発売を記念した
インストア・イベントがタワーレコード梅田大阪マルビル店で開催された。

開演前に洋楽DVDのコーナーを通りがかるとリクオがDVDを物色していた。
脇目も振らずといった感じで何枚かのDVDを小脇に抱えていた。
何気なく見ると背表紙にはボブ・ディランやチャック・ベリーの名前があった。
ディランはどう見ても『No Direction Home』だった。
マーティン・スコセッシ監督が撮ったドキュメンタリー映画の名作だ。
素晴らしい作品で僕も大好きなのでうれしくなった。

インストア・イベントは
「どうもリクオです。元気ですよ」
という自己申告ではじまった(笑)。

「ハイ&ロウ」のイントロでリクオが「ウッ!」というと
「ウッ!」というオーディエンスがチラホラ。
1曲目からハンド・クラップが起こり盛り上がった。

ほとんど間髪入れずに「マウンテンバイク」へと続いた。
「近頃煮詰まり出してる世界 笑わせよう!!」で「フゥー」とコール&レスポンス。
リクオはオーディエンス参加型のライヴ・パフォーマンスをする。
ハンドクラップをフィンガー・スナップに変えさせて
「チッチッキ チッチッキ....」と囁くように求めた。
楽しいライヴだ。

今回は1990年から1995年までの音源をまとめた初期ベスト・アルバムも同時発売されている。
本人によれば初期の20代の頃に書いた作品を聴くのは恥ずかしいのだという。
「オレって青いなぁ」とかいろいろと思うのだそうだ。
あの頃にしか書けなかった曲、その当時にしかできなかった表現をしているので、
今同じことをしろと言われてもできないのだとリクオは話していた。

また今のようなMellow & Groovyな表現はあの頃には決してできなかったので、
そうした意味では過去と現在の作品を2枚同時に出せたことは意味があるし、
ひとつの節目にもなったのだと話した。

6月にリリースした先行シングル「アイノウタ」の
カップリング「雨上がり」は叙情的な作品。
リクオは歩くように足でリズムを取りながらキーボードを弾いた。
心象風景の描写が素晴らしい。

メロウな曲はその1曲だけで、ほかはグルーヴィーな曲で占められた。
「2人のワンダフルワールド」では"ローリング・ピアノマン"の異名どおりの
転がるようなキーボードの演奏が聴けた。

ゴスペル教会のような感じで盛り上がった「アイノウタ」では
立ち上がってステージの前まで出てきて歌った。

■リクオ・インストア・ライヴ
2008年8月18日(日) タワーレコード梅田大阪マルビル店

リクオ(Vocal/Keyboards)
http://www.rikuo.net/

1 ハイ&ロウ
2 マウンテンバイク
3 雨上がり
4 2人のワンダフルワールド
5 アイノウタ

終演後、リクオ本人からサイン入りのCDのブックレットがプレゼントされた。

コメント
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