Sunday Songbook Playlist

2006年06月04日 | Sunday Song Book

<06月04日プレイリスト>
[70年代日本のフォーク&ロックで棚からひとつかみ]
雨は手のひらにいっぱい/シュガー・ベイブ
"ソングス" '75
デビル・ウーマン/ブレッド & バター
"マハエ" '75
地獄へドライブ/サンハウス "有頂天" '75
夜が明けたら/浅川マキ "浅川マキの世界" '70
流行歌(LIVE)/加川良 "やぁ" '73
塀の上で(LIVE)/はちみつぱい "1972 春一番"
パレード(LIVE)/シュガー・ベイブ
"1976/04/01 荻窪ロフト"
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバム
先週はまたセンチメンタル・シティー・ロマンスと1曲レコーディング・セッション。ニュー・シングルについては何週か後に告知できる予定とのこと。

・70年代日本のフォーク&ロックで棚からひとつかみ
5月のリクエスト特集で毎週1曲ずつ、70年代初期の「日本のフォーク・ミュージック」を中心にリクエストに応えてきたが、まとめてやるとなると、当時聴いていた印象とかなり違うことに気がついたという。最近は「J-POP」だとか「J-ROCK」だとかそういうふうに言われるけれど、世代が違うのでそんな用語は使わないそうだ。

・ブレッド & バター
70年代、日本で最もハンセンスな音楽をクリエイトした、岩沢兄弟による湘南のデュオ。当時から山下達郎と詞の持っていき方、ロマンチストのあり方、曲の持っていき方など似ているところがあり、山下達郎はブレッド & バター が大好きで「ピンク・シャドウ」をカヴァーしたこともある。
アルバム『マハエ』はドラムが林立夫さん、ベースが小原礼さん、キーボードが佐藤博さん、パーカッションが浜口茂外也さん、それに岩沢兄弟のアコースティック・ギターという構成で編成されている。

・サンハウス
70年代博多のロック、いわゆる「めんたいロック」の最長老。「鮎川誠さんのギターが素晴らしいグルーヴ」とタツローさん。

・浅川マキ
以前から浅川マキさんへのリクエストがこの番組にコンスタントに来ているという。浅川マキさんはもともとシャンソンから出たので、「70年代日本のフォーク&ロック」とは違う。なかなかかけるチャンスがなかったが、70年代サブ・カルチャー・シーンの女王、カリスマなので、こういう時に是非とのこと。
デビュー・シングル「夜が明けたら」はライヴ・ヴァージョンで、タツローさんの所有しているシングルは盤質がよくないので、今回はリマスターされたファースト・アルバム『浅川マキの世界』に入っているスタジオ・ヴァージョンで。

・加川良
「70年代日本のフォークを代表する、何とも曰く言い難い個性を持った人。歌も上手いですし、詞も素晴らしい。「教訓」、「伝導」と名曲がありますが、サード・アルバム『やぁ』(1973年)に入っている「流行歌」は人気の高い曲。トリヴュート・アルバムでも取り上げられていました」とタツローさん。今回はアルバム・ヴァージョンではなくてライヴ・ヴァージョンを紹介した。

・70年代日本のフォーク&ロックの特徴
70年安保が終って、それから連合赤軍、そういった政情が不安な時代の歌。例えばサンハウスでも内向的な色合いを持っている。天衣無縫というか、そういうものとは違う、どの歌も影があるのが、この70年代的な大きな特徴だということができる。

・ワールド・カップ
サッカーのワールド・カップがはじまるので、「ワールド・カップ」絡みの特集をやれと局からお達しがあったそうだ。「このスポーツに何の関係もない山下達郎にワールド・カップでなんかやれって、それはあんまりにご無体な要望でございまして」とタツローさん。来週はサッカー・ネタで「棚からひとつかみ」にしようと選曲をはじめたが、サッカー・ネタの曲はロクなものがないそうで、邦楽はほとんどないし、洋楽は90年代以降の作品がほとんどなので、それだけではとても2週間使えないことが発覚。随分前に「体育の日」にスポーツ・ネタで番組を作ったことがあった。なので来週再来週はサッカー等、スポーツ・ネタで「棚からひとつかみ」。来週は洋楽編、再来週は邦楽編となる予定。

・春一番
1972年の春一番がほぼ全部、10枚組の自主制作のLPで残っている。一般では売られてないものだが、これがこの度10枚組のCD-BOXになり自主制作で復刻された。
加川良さんはじめフォーク・シンガー、はっぴいえんどはじめとするロック・テイストのものと、いろんなバンド、シンガーが一堂に会してやられているイベントで、この中から1曲といえばはちみつぱい。
はちみつぱいは東京は大森の羽田近郊の鈴木慶一さんをはじめとするミュージシャン。今でもムーンライダーズの名義で続行している。オリジナル・メンバーの本多信介(ギター)は山下達郎の知り合いで、山下達郎の運命を変えた人。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月11日・18日は、「サッカー等スポーツネタで棚からひとつかみ」
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JOY

2006年06月04日 | 山下達郎

SITEDOIで山下達郎のアルバム『JOY』を取り上げています。

このアルバム・ジャケットもインパクトがあります。Andre Miripolsky。この後、『アルチザン』でもジャケットを担当しています。

『JOY』のアナログ盤については「Performance '98-'99」のパンフレットを参照しました。中古市場では高値で取引されているみたいですね。

シングル・カットの「おやすみロージー」のカップリング「素敵な午後は」のライヴ・ヴァージョンはアルバム未収録。

なお、『JOY2』はあと1回ライヴ・ツアーをやってから、ということだそうです。
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