Life in America ~JAPAN編

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12月4日 ついにownerになる!

2007-12-06 12:08:21 | アメリカ生活雑感
イリノイに到着後初めて家の下見をしてから、くしくも今日でちょうど1ヶ月。
一目ぼれした物件の購入を即効で決め、わずらわしい手続きを終え、仮契約から待つこと約3週間。ついにこの日がやってきた。
ローンに関するすべての承認がおり、今日はめでたく売買契約を交わす日(これを“Closing Day(クロージング)”と呼ぶ)だ。

午後1時。
新しい家で最後のinspectionをし、売主さんに注文していた修繕状態を確認する。今回ラッキーだったのは、売主さんが同時にリフォーム会社を運営していて彼がいわゆる自身の会社を使ってすべての修繕を期限どおり問題なくやってくれたことだ。自分の会社にお金が流れるわけだから本人も“行って来い”、こっちもとっととことが進んでお互いHappy Happyだ。

午後2時。
Attorney's Title Guaranty Fundにて、売買契約開始。


行きまぁ~す!

集まったのは売主・買主の各弁護士(代理人)さん、不動産会社の担当者Josie、ローン銀行の担当者Vicki、そして所有権保証会社の責任者。
アメリカは契約社会とは知っていたが、次から次に出てくる書類と数字の説明を聞いて署名するだけでも頭がくらくらするような大変な作業だ。でも、これが最終だと思うとよもやここにいたって間違いはないだろうとは思いつつついついこちらも慎重になる。
しかし、ひとつひとつの書類の内容や不明点を聞くPちゃんの慎重さ加減に業を煮やしたのか、こともあろうに私たち(買主)の弁護士は超不機嫌顔。あからさまにいらいらしているのがわかる。
そんな彼のプレッシャーを受け、Pちゃんもみるみるナーバスになって顔色が変わっていく。これは非常にヤバ~イ状態だ。「弁護士とっては当たり前のことでもこちとら生まれてはじめての経験、それにあんたプロでしょう?なんだその態度は!こちとら客だぁ」とぶちキレた私が思わずタンカを切りそうになったまさにその瞬間、Josieがビシリと彼にこう言った。
「彼らにとっては初めてなんです。理解し納得するまで時間をさくのは当然でしょう?」
彼女もまた、私と同じように彼の態度が不愉快だったのだ。

あとから聞くと、この手の弁護士は日に何件も売買契約を抱えているそうで、この日もこのあと別の契約がつまっていたらしい。
「だからといって、そんなことはこちらには一切関係ないわ。契約の席では私は口を出さないように心がけているけれど、今日だけはあの態度にちょっと我慢できなくて思わず感情がでてしまったわ」と、契約終了後のJosieの鼻息も荒い。彼女のこういうところがとても好きだ。

ともあれ、サインしまくって最後には手がひきつりそうになりながらも、約2時間後契約は無事終了。家とガレージの鍵ももらい、晴れてふたりで一軒の住まいのオーナーになった!!万歳!!
Pちゃんはもちろん、激疲れ。本当にいろいろあったけれど、面倒なことを文句も言わず一切引き受けてやってくれたPちゃんの集中力と情熱に心から感謝
これからは、私に任せなさい!


契約終了後。事務所の前で記念撮影
外に出ると、小雪がちらつき始めていた・・・

明日は引越しDay

Comments (3)
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