10月8日
結局シカゴ滞在時間は、たったの20時間足らず。
それでもHomeに帰ってきた安心感からか、ちょっと旅の疲れも癒えた気がする。
夕べ、「Buddy Guy's Legends」から戻って遅くにチェックインしたホテルは、オークパークでも名高い歴史的なホテルだったことに朝になって気づいた。
古いのでなんかまた出そうな雰囲気ではあったけれど、疲れていたのでそんなことを感じている暇もなく爆睡、事なきをえた。
7時に起床。ホテルの1階にある、いかにもアメリカンなダイナーでこれもアメリカンな朝食(フレンチトーストとコーヒー)をとり、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した家を見て歩く。
もう何度も見ているけれど、季節が変わるごとに街並みも違った趣を見せて美しい。
フランクロイドの住居兼スタジオ
ヘミングウェイの生家もこの街にある。
そして、また一路南下の旅が始まる。
Rt.55(旧Rt.66)を走ること約1時間40分、次なる目的地Pontiac(ポンティアック)に到着。
ここは、シカゴとイリノイの首都スプリングフィールドのちょうど真ん中に位置する、ルート66沿いの小さな町だ。
出迎えていただいた市長さん直々に“ルート66博物館”をご案内いただく。
“ルート66男”としてその生涯を生き抜いたボブさんの愛車。
2009年に64歳で亡くなったボブさんは、44年間定住せずに愛するルート66を車で往復し続け、生涯を閉じた。
何というか、夢に生きたいい人生だな。願わくば66歳で逝かせてあげたかったけど。
1940年代のアメリカの生活が再現された部屋。
ここにはなぜか「戦争博物館」も。
第2次大戦時の日本兵の遺品が多く展示されていた。
生写真を見ていると胸が切なくなる。日本に返してあげたいと思ったのは私だけではなかったはず・・
毎日退役軍人の方がボランティアで戦争体験を語ってくれる。
市長のロバート・ラッセルさんはポンティアックを心から愛していて、こうやって予約をもらったお客さんを直々に迎えて案内しているのだとか。
どうにかしてこの街のことをよく知ってもらいたい、という情熱があふれていた。
市長の鑑のような人だ。
実は、正直なところこの街に来るまではあまり期待していなかったのだが、滞在した2時間の間に私はすっかりこの街にやられてしまった。
古き良きアメリカの歴史がギュッとつまった、そしてちょっと時が止まったようなどこか懐かしい街。
街角のダイナーも、言葉を交わす町の人々も、アンティークショップも、すべてがキュート。
もっともっと、この街のことが知りたい・・・と思いが募ったころにはもう次の目的地に出発しなければならなかった。
ああ、後ろ髪をひかる私たちであった・・・。
アメリカで一番大きいルート66のサイン。
この街をこよなく愛したボブさんが残していったアートが町のあちこちに。
これがボブさんの愛車2号。古い(1966年製)のスクールバスをすべて自分で改造して、中はまるでヨットのキャビンのように機能性に富んだつくりになっていた。
これで来る日も来る日も旅をし続けたのか・・。
毎年1回、ルート66沿線の街で、「Walldog Day」という4日間のイベントが開かれ、世界中から150人のアーティストが集まって町中をペイントしていくという。
ポンティアックでは2009年にこの「Walldog Day」が開催され、その時にアーティストが残したいろんなアートが町中にあふれていた。
この街の名前の由来ともなった、先住インディアンのポンティアック酋長。
もちろん「ポンティアック」の名は、あの名車にもつけられている。
「ポンティアック博物館」ではすべての年代のポンティアックが展示されていて、車好きにはたまらない。
この車の後ろ部分には、ピクニック席のような後部座席(屋外)が設けられていて、
密かに「Mothe-In-Low(お姑席)」と呼ばれていたそうだ。言いえて妙。笑える・・・
美しいフォルムにため息が出る
そんなこんなでポンティアックに相当入れ込んでしまったせいで、今日の最終目的地、スプリングフィールド到着は1時間近く遅れてしまった・・・。
あわてて「リンカーン博物館」「リンカーンの家」「旧イリノイ州議事堂」「リンカーンの墓」を駆け足で見て回る。
州都とはいえ、やっぱり果てしなく地味な町であった
「旧イリノイ州議事堂」。リンカーンの席に帽子が置かれて・・
リンカーンの家
リンカーンのお墓
★本日の移動ルート
結局シカゴ滞在時間は、たったの20時間足らず。
それでもHomeに帰ってきた安心感からか、ちょっと旅の疲れも癒えた気がする。
夕べ、「Buddy Guy's Legends」から戻って遅くにチェックインしたホテルは、オークパークでも名高い歴史的なホテルだったことに朝になって気づいた。
古いのでなんかまた出そうな雰囲気ではあったけれど、疲れていたのでそんなことを感じている暇もなく爆睡、事なきをえた。
7時に起床。ホテルの1階にある、いかにもアメリカンなダイナーでこれもアメリカンな朝食(フレンチトーストとコーヒー)をとり、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した家を見て歩く。
もう何度も見ているけれど、季節が変わるごとに街並みも違った趣を見せて美しい。
フランクロイドの住居兼スタジオ
ヘミングウェイの生家もこの街にある。
そして、また一路南下の旅が始まる。
Rt.55(旧Rt.66)を走ること約1時間40分、次なる目的地Pontiac(ポンティアック)に到着。
ここは、シカゴとイリノイの首都スプリングフィールドのちょうど真ん中に位置する、ルート66沿いの小さな町だ。
出迎えていただいた市長さん直々に“ルート66博物館”をご案内いただく。
“ルート66男”としてその生涯を生き抜いたボブさんの愛車。
2009年に64歳で亡くなったボブさんは、44年間定住せずに愛するルート66を車で往復し続け、生涯を閉じた。
何というか、夢に生きたいい人生だな。願わくば66歳で逝かせてあげたかったけど。
1940年代のアメリカの生活が再現された部屋。
ここにはなぜか「戦争博物館」も。
第2次大戦時の日本兵の遺品が多く展示されていた。
生写真を見ていると胸が切なくなる。日本に返してあげたいと思ったのは私だけではなかったはず・・
毎日退役軍人の方がボランティアで戦争体験を語ってくれる。
市長のロバート・ラッセルさんはポンティアックを心から愛していて、こうやって予約をもらったお客さんを直々に迎えて案内しているのだとか。
どうにかしてこの街のことをよく知ってもらいたい、という情熱があふれていた。
市長の鑑のような人だ。
実は、正直なところこの街に来るまではあまり期待していなかったのだが、滞在した2時間の間に私はすっかりこの街にやられてしまった。
古き良きアメリカの歴史がギュッとつまった、そしてちょっと時が止まったようなどこか懐かしい街。
街角のダイナーも、言葉を交わす町の人々も、アンティークショップも、すべてがキュート。
もっともっと、この街のことが知りたい・・・と思いが募ったころにはもう次の目的地に出発しなければならなかった。
ああ、後ろ髪をひかる私たちであった・・・。
アメリカで一番大きいルート66のサイン。
この街をこよなく愛したボブさんが残していったアートが町のあちこちに。
これがボブさんの愛車2号。古い(1966年製)のスクールバスをすべて自分で改造して、中はまるでヨットのキャビンのように機能性に富んだつくりになっていた。
これで来る日も来る日も旅をし続けたのか・・。
毎年1回、ルート66沿線の街で、「Walldog Day」という4日間のイベントが開かれ、世界中から150人のアーティストが集まって町中をペイントしていくという。
ポンティアックでは2009年にこの「Walldog Day」が開催され、その時にアーティストが残したいろんなアートが町中にあふれていた。
この街の名前の由来ともなった、先住インディアンのポンティアック酋長。
もちろん「ポンティアック」の名は、あの名車にもつけられている。
「ポンティアック博物館」ではすべての年代のポンティアックが展示されていて、車好きにはたまらない。
この車の後ろ部分には、ピクニック席のような後部座席(屋外)が設けられていて、
密かに「Mothe-In-Low(お姑席)」と呼ばれていたそうだ。言いえて妙。笑える・・・
美しいフォルムにため息が出る
そんなこんなでポンティアックに相当入れ込んでしまったせいで、今日の最終目的地、スプリングフィールド到着は1時間近く遅れてしまった・・・。
あわてて「リンカーン博物館」「リンカーンの家」「旧イリノイ州議事堂」「リンカーンの墓」を駆け足で見て回る。
州都とはいえ、やっぱり果てしなく地味な町であった
「旧イリノイ州議事堂」。リンカーンの席に帽子が置かれて・・
リンカーンの家
リンカーンのお墓
★本日の移動ルート