http://www.paramountclassics.com/madhot/
Dedeいち押しの映画「Mad Hot Ballroom」を見に行った。
Ballroom Dance、いわゆる社交ダンスを授業で取り入れているニューヨークの小学校とその子どもたちの姿をドキュメントした映画。
ここに登場する子どもたちは、いわゆる貧しい国から亡命してきた親の元で育ち暴力と犯罪にあふれた環境に住んでいる、決して恵まれているとはいえない子どもたちだ。けれど、彼らが社交ダンスをしているときに放つ輝きに圧倒され、あまりのかわいさに胸が痛くなるほどだ。
彼らにとってはじめはなんともつまらないものでしかなかった社交ダンスだけれど、次第にその面白さに目覚めていく。
映画の終盤で彼らが今までの練習のすべてをかけてダンスコンペティションにのぞむのだが、その姿はもう真剣そのもの。
凛としてひじを伸ばし背中をはった姿は、立派な“紳士・淑女”。
そしてほとばしるエモーションと個性、生まれ持ったリズム感とダンスセンスに舌を巻く。
メレンゲ、ルンバ、スゥイング、・・と次々に繰り出される彼らの華麗な、そして何よりも楽しそうな表情に思わずのめりこんでしまう。
勢いに乗って、帰りに図書館によってCuban DancingのCDをしこたま借りてきた。
いやぁ、やっぱり映画っていいなぁ。