高さ5mほどの法面に、いくつかの小さな春が芽を出しました。散歩の途中で見つけたすみれです。
これは真上からの撮影ではなく、勾配60度ほどの法面で2.5m程の高さで咲いていましたから、やや仰角で映しました。
崖の上に銀杏の木があり、その枯れ葉が廻りに見えたりしています。ゴミも払えない状態です。
菫ほどな 小さき人に生まれたし 漱石
有名なこの句は、漱石が熊本にいた頃の句なのだそうですが、どこで菫を見たのでしょうか。
多分このような素朴な景色だったことでしょう。ひそと咲きながらも輝いて生きる、そんな人生を歩みたいと考えたのではないか、私はそう解釈してみました。
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