一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

コロナ一色

2020-04-14 09:04:04 | 雑記
         連日、メディアもコロナ一色。
 
         社会が閉塞感につつまれ、
         息苦しささえ覚える日々である。

         そんななか、
         柔道の山下泰裕さんのことばが心に響いた。

         氏は現在のJOC(日本オリンピック)会長でもある。

         「人生はいろいろなことがあります。
          思いもよらないことも、
          予想していなかったこともあります。
          それにくさらず、あきらめず、
          心を切り換えてやってほしい。
          前向きにチャレンジしてほしい」

         氏は柔道で日本代表に選ばれながら、
         日本が80年モスクワオリンピックのボイコットで、
         出場できなかった経緯がある。

         (80年、ソ連のアフガン侵攻に抗議し、
          日本は米国に追随するかたちで五輪不参加となった)

         山下さんは、
         こういう経験があるからこそ、
         云えることばであろう。

         ※ 先日、山間部を車で走っていた際、
           畑のふちに1本の桃の花が咲いているのを見て
           パチリ。
         

春愁(しゅんしゅう)

2020-04-12 08:28:17 | 雑記
  
        ふと、気がついた。

        例年なら春先独特のけだるさになやまされ、
        どうしようもない倦怠感に襲われるのだが、
        今春はそれがない。

        毎日、新型コロナウィルスの危機感にさらされ、
        それなりに緊張しているからだろうか。

        いいのか悪いのか、分からないけど、
        木の芽どきにあらわれる心の愁い、
        つまり「春愁」は、
        英語圏にもあって、   
        「スプリングフィーバー」というのだそうだ。

        辞書をひけば、
        「春先のものうい感じ、春の憂鬱病」と出てくる。

        「春愁」「春熱」「春困(しゅんこん)」ともいわれ、
        これは世界共通のものらしい。

        それが、いまや、
        世界共通の「春熱」「春困」といえば、
        新型コロナウィルスである。

        心のストレスどころか、
        生命をもおびやかすウィルス危機。

        予防薬、治療薬の開発が一日もはやく望まれるが、
        それまでできること。

        太陽を浴びての散歩などの運動、
        充分な睡眠、
        規則正しい生活のリズム、
        といった、月並みなこと。

        生命力をよみがえらせる季節のサイクルを、
        何とか心身に取り込みたい、
        巣ごもりの春である。

        ※ 見おさめのサクラ  

        

        

ライナスの毛布

2020-04-11 07:56:40 | 雑記
         「ライナスの毛布」とはーー
         
         ライナスはスヌーピーの漫画「ピーナッツ」に
         出てくる男の子で、
         いつも青い毛布を持っている。
         
         ライナスにとって、
         青い毛布は「安心の毛布」なのだ。

         子育ての経験のある人ならお分かりであろう。

         心理学者の話によれば、
         幼児が一人で行動できるようになると、
         親と離れる不安をなくすため、
         親代わりである毛布やぬいぐるみを
         持ち歩く。

         親と一緒にいるような安心感のよりどころだから、
         無理に取り上げてはいけないのだという。

         ところで、
         今回のコロナウィルスの恐怖が払しょくできない中、
         食料や日用品を買いだめする衝動も、
         一種の大人の「安心の毛布」なのだそうだ。

         ニュースで、
         生産も物流も正常に動いているから、
         といくら警告しても、
         朝からスーパーに並ぶ心理。

         過剰な買いだめは商品流通を混乱させ、
         結局は安心どころか、
         社会の不安をどんどんふくらませていく。

         やがては、
         自らもそれに巻き込まれるだけではないか。

         ここから私事になる。

         天気予報では、
         今年は「花粉は例年より一ヵ月早く終了」と
         いっていたが、
         私は「終了」とはいかず、鼻水が止まらない。

         ティッシュペーパーが残り少なくなったので
         ドラッグストアに行ったら、
         ペーパーの棚は写真のとおり。

         2店舗まわって、やっと1ケース買えた。

         コロナ感染が急拡大するニュースを毎日見せつけられ、
         かつてない不安や恐怖に突き動かされる気持ちは分かるが、
         ここはひとつ「大人の毛布」を心したいところ。
         
 
         
         
         

発令から一夜

2020-04-08 09:13:23 | 雑記
       昨夜の安倍総理による「緊急事態宣言」
       から一夜。

       人は歩む先に「希望」がないと生きられないものである。

       わずかでも「光明」を見出しだく、
       混乱している頭を整理してみた。

       要するに、
       密閉、密集、密接の、
       いわゆる「3蜜」を避けること。

       いまの行動を7~8割減らす。
       (人と人の接触を避けるため)

       外出をできれば一日一回にする。

       みんながそれを守れば、
       2週間後には感染者が大幅に減少し、
       連休明けの5月9日までは激減するだろう、
       というが、信じていいのだろうか。

       私個人でいえば、
       すでに行動の8割は削減しているし、
       一日一回の外出もムリムリ。
       (高齢者でありながら外出好き)

       それに印象的だったのは、
       SNSに関して。

       SNSはニュースソースとしては
       速くて便利な面もあるが、
       時に誤報を流す危険もあること。

       最近、顕著なのは、
       トイレペーパーの件、
       充分出回っているし備蓄もあるのに、
       誤報により、
       一部の人が買い占めに走ったこと。

       これを安部総理の口から出たことは、
       評価にあたいする。

       いずれにしても、
       東日本大震災のときにも出なかった
       初の「緊急事態宣言」である。

       みなが冷静に判断して、
       ここはひとつ、落ち着いて行動せねば。

       ※ TVの映像から
       

       
       
       
       

       

       

緊急事態宣言へ

2020-04-07 08:50:13 | 雑記
       安倍総理は今日夕方にも
       「緊急事態宣言」を発令することを決意した。

       ぎりぎりの、ぎりぎりが限界に至った、
       ということか。

       対象地域は感染者の多い東京を中心に、
       大阪、神奈川、千葉、埼玉、兵庫県、福岡県
       の7都府県。

       「緊急事態宣言」が発令されると、どうなるか、
       というと、
       
       外出の自粛要請はもちろん、
       (会社員の)自宅でのテレワーク要請、
       娯楽施設(映画館、ライブ、イベント等)開催の制限・停止、
       飲食業の自粛や夜の店の営業停止、
       の要請、指示ができることである。
       (強制ではなく、あくまでも要請)

       家庭によってそれぞれ事情は異なるだろうが、
       (わが家の場合)最も困るのは、
       学校の休校である。

       3月すぐに始まった休校は、
       4月になっても続き、
       これが5月の連休明けまで延長されそうな気配。

       また共働きで、小さいお子さんのいる家庭では、
       保育園の縮小や休園に頭を悩ませているだろう。

       しかし、
       欧州のような「ロックダウン」
       つまり「都市封鎖」とちがうのは、
       食料品や日常品の買い物は可能。
  
       銀行などの金融機関はふつう通りに利用できるし、
       スーパー、コンビニも開いている。

       電車、バスなどの交通機関の制限もない。
       (電気、ガス、水道もこれまで通り安全供給) 

       すでに、
       すべての予定がキャンセルになって、
       停滞・閉塞状態で窒息しそうな私。

       「緊急事態」期間がこの先、
       さらに一ヵ月も続くかと思うと気が重いが、
       ここはじっくり腰をすえて、
       落ち着いて行動しなければ、
       と自分にいい聞かせている。

                 

高齢者向け電話相談

2020-04-05 10:21:06 | 雑記
       昨日4月4日、
       東京都のコロナ感染者は118人、
       うち81人が感染経路不明とある。

       日々、更新される感染者数に、
       都民でなくても衝撃をうける。

       そんななか、市(鎌倉市)の健康課から、
       封書が届いた。

       ?と思ってひらいてみると、
       「75歳からの専用電話窓口」とある。

       
       高齢者扱いされることに慣れない私、
       「このご時世、仕方がないかっ」と思いなおして、
       中身をひらく。

       ご丁寧にも、
       「手洗い、睡眠、食事、運動」に関するポイント
       (写真付き)が書いてあって、
       おまけに、
       「笑顔でNK細胞を増やして免疫力をUPさせましょう」
       とあった。
       
       自分の身は自分で守る。
       高齢者であろうと若者であろうと、
       自明のことである。

       正直いって、
       居心地のわるさに馴染めない私だが、
       わが身にカツを入れるべく、
       このプリントをデスクのわきにピンで止めた。

Stay Home

2020-04-04 10:28:38 | 雑記

       小池都知事いうところの Stay Home

      つまり、
      「自粛して家にいなさい」
      宣言された週末がまたやってきた。

      毎日、コロナ感染者数が発表され、
      グラフになって表される。

      今日前後の数値は、
      前月3連休(3/20~22)に感染した人
      の数字だという。

      不気味なのは、
      感染経路の不明な人。

      発熱や咳、味覚や嗅覚にも異常がなく、
      一見、元気そうな人。

      そういう人たちが街に繰り出して、
      ウィルスをばらまかれたらたまらない。

      これまでは、
      若い人は感染しないと云われていたが、
      ここ何日かは若い人や乳児にまで感染が
      広がっている。

      そういう意味での Stay Home なのだろうが、
      なかなか難しい。

      わが国では諸外国のように
      法規制で「強制」できないし、
      違反した者を罰することもできない。

      でも、
      上から(お国から)威圧的に強制されるより、
      よほどマシなのだ。

      ここは情報を正しく理解して、
      自発的に自粛なり行動をひかえるなり
      しなければならないか、と
      自らに云い聞かせている。

      昨日は予約の本を受け取りに図書館に行った。
      裏口をちょっとあけて、ビニールシートで覆い、
      スタッフが本を渡し、会話は無し。
      あまりに素っ気なくて、刑務所のよう、
      と笑ってしまった。
      (図書館の休館は今月の24日まで延長し、
       予約本のみ受け付けている)



      

医療体制切迫

2020-04-03 17:17:59 | 雑記
        晴天にめぐまれ、
        太陽の有難さを実感する昨日今日。

        しかしながら
        朝夕のTVのニュースをみても
        新聞をひらいても、
        気分はどんよりするばかり。

        今日の夕刊では、
        世界のコロナ感染者が100万人を超えた
        とあった。

        誰しもがその一人になるという恐怖。
 
        専門家の想定を上回るパンデミック
        (世界的大流行)になったのは、
        感染者の約8割が軽傷で済んでいるためだという。
  
        自宅で療養せず出かけるため、
        クラスター(患者集団)を発生させて、
        感染を広げてしまった、
        ということらしい。

        TVでは、
        今日、明日にでも医療体制が切迫して
        いつ崩壊してもおかしくない、
        といっていた。

        このコロナウィルス、
        1918年(大正7)のスペイン風邪に匹敵するか、
        それ以上だというから、
        その恐ろしさははかり知れず。
 
        スペイン風邪では、
        劇作家の島村抱月が罹患して死亡し、
        愛人であった松井須磨子(女優)が
        後追い自殺したのだった。

        世界中が鎖国状態になったいま、
        見えない敵との闘いはさらに長期戦になりそう。

        まだまだ灯は見えない。

        ※ 今朝のソメイヨシノ
          (世の中の騒動とは関係なく満開)