Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

交流の軌跡―初期洋風画から輸出漆器まで

2019-10-24 23:54:43 | Weblog
中之島香雪美術館 2019年10月12日~12月8日

 香雪美術館のコレクションの初期洋風画、館長の得意な洋風画、そして輸出漆器。洋風画、よく典拠が示してあって勉強になったし司馬江漢の新出や村山コレクションとか面白かった。特に私的には服部永錫収集の元画帖を屏風に貼り交ぜたのがとても興味あり(屏風だといっぺんに見られていいけど場所によっては見づらい)。淵上旭江がいるから当然と言えば当然なんだけど宮本君山も大原東野もいたような? これは別途ちゃんと紹介してほしい。司馬江漢画、貫名海屋賛「異国風物図押絵貼屏風」とかあっさりした画面でもムキになったように影を描く司馬江漢、よかったね、乾隆帝に影は不吉だからと禁止された郎世寧みたいにならなくて、と思いました。伏彩色螺鈿で写真油絵みたいなことになってたのも面白かった。
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アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま

2019-10-24 23:47:55 | Weblog
国立民族学博物館 本館企画展示場 2019年10月10日~12月24日

 先スペイン文化にスペイン他から持ち込まれた文化でメキシコには不思議なキリスト教美術の生命の木とか骸骨人形とかありますのね。スペイン語を解するようになったのでスペイン語圏のものがますます楽しめるようになった気がする。

 
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驚異と怪異 想像界の生きものたち

2019-10-24 23:28:47 | Weblog
国立民族学博物館 2019年8月29日~11月26日

 民族学博物館の所蔵品を活用しててよく調べてあって普段展覧会来ないような人も来てていい展覧会なのは大前提ですが、黒地に白ぬきの細い字読みにくし。見世物小屋のような、驚異の部屋のような展示狙ってるらしく、それは成功してると思うが、照明がちゃんとまわってなくて見にくいところもあったような。現代の幻獣表象ということでファイナルファンタジーまで出てて面白かった。架空の標本みたいなの作る江本創の作品もよかった(が、どういう基準で選んでるんだ?)。
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殿様の愛した禅 黄檗文化とその名宝

2019-10-24 23:13:10 | Weblog
鳥取県立博物館 2019年10月5日~11月4日

 江戸時代の鳥取の絵画が充実してたのは知ってたが、そうか黄檗宗もあったんだ。黄檗宗は基本的に殿様がはまるものなので鳥取の黄檗宗のお寺とその他黄檗にはまった殿様の紹介。鳥取の黄檗のお寺、興禅寺にある洪基「仏涅槃図」、涅槃図なのに登場人物が黄檗の頂相みたいな顔で面白かった。鳥取の池田家は菩提寺も黄檗宗にしてて(明治になると神道に宗旨替えするけど)、藩主の肖像画がずらっと飾られてたんだけど、幕末には偉く短命の人が多くて大名も大変だったのねと思いました。黄檗宗に宗派が変わるお寺は大体禅宗とか、黄檗宗のときに立てたお堂が今は浄土真宗のお寺にあるとかも面白かった。
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