よみがえれ！ シーボルトの日本博物館

国立歴史民俗博物館　2016年7月12日～9月4日
この後東京都江戸東京博物館、長崎歴史文化博物館、名古屋市博物館、国立民族学博物館へ巡回

　シーボルトは二回日本に来てて、一回目が出島～鳴滝塾～シーボルト事件で幕末にもう一度来てる。二回目の来日で収集した資料はミュンヘン五大陸博物館にあって、主にその展覧会。シーボルト自身で展示した博物館の展示を再現しようとする試み。シーボルトの収集は必ずしも美術、ではない集め方なので、当時普通に使われていたものが残ることになって面白い。衣桁と欄間と扉を組み合わせたような衝立はシーボルトが持ち帰って日本の展示をするために注文したのかなと思った。美術としては川原慶賀の絵などはあり。漆工芸品が多い印象。JAPANだからか？蒔絵燈籠型弁当箱とか船型弁当箱とか鰹型の入れ物とか楽しい。やきものも大判型の皿とか面白い。諌鼓鶏が蒔絵、小袖、香炉とそろうのはシーボルトの趣味？