Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

おらんだの楽しみ方 

2009-01-11 22:39:38 | Weblog
たばこと塩の博物館 2008年12月13日~2009年1月25日
たば塩お得意の江戸時代のオランダ文化展。たばこの研究書『蔫録』については稿本~出版もわかってよい。展覧会の性格上当然とはいえ、オランダ押しなのですが、観察すると中国ものも結構一緒に存在している、ということもわかるのでした。黄表紙の挿図って面白いですね。 洋風の浮世絵風景版画もたくさんありました。現代的にはあまり洋風でなく見える紅毛油画名所尽は一応中も洋風を意識しているんだと思いました。オランダで押してくほうが一般的には受けがいいんでしょうね。
コメント (2)
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素朴美の系譜 江戸から大正・昭和へ

2009-01-11 22:18:07 | Weblog
渋谷区立松濤美術館 2008年12月9日~2009年1月25日
「かるかや」こそ国宝に、とかオーソドックスな名品を知ってる大家が洒落で褒めるものだったような気がする古美術とか、一部の南画とか、禅画とか、創作版画とか、近代の南画とかの展覧会。こういった素朴、とか奇想とかを面白がるのはいいんですが(素朴は私にはそんなに面白くないけど)、オーソドックスなものをちゃんと評価することも必要ですよね(でも、それだと評価されないのが昨今)。玉堂とか鉄斎って実のところ結構絵で食べてたような気もするんですが、あまりにも素直にアマチュア扱いしすぎ?というか中国で文人画のほうが偉かったように、職業画家よりアマチュアのほうが高尚でえらいんじゃろか。米山人と玉堂って時々似てるけど、あんなに玉堂がありがたがられるのはあまりにも現代的?岸田劉生の白樺同人寄書って江戸時代の寄せ書きみたい。横井浩三面白い。夏目漱石の南画、結構南画。創作版画の素朴ってなんか土産物みたいな作為性をワタシは感じてしまうの・・・・・・
いえよく練られたいい展覧会だとは思うんですが。
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