とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

古賀誠氏の講演

2017年07月31日 | 日記

 大沼みずほ参議院議員の国政報告会が山形市で開かれた。大沼みずほ議員は宏池会に所属している。宏池会は保守本流と自負し、派閥名は保岡正篤が中国の古典より命名されたとされ、池田勇人、前尾繁三郎、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一などの首相を輩出した名門派閥である。
 宏池会会長の岸田文雄外相が講師予定だったが、防衛大臣兼務となった事から、ミサイル問題で省を離れることが出来ず、前会長で名誉会長の古賀誠氏の講演となった。
 保守本流の意義から講演は始まった。保守本流とは軽装備の経済重視政策、所得倍増論と思っていたが、古賀名誉会長は「人づくり」であるとした。「かごに乗る人、かつぐ人、そのまた草鞋を作る人」人には、それぞれ大事な役割がある。汗かいて、手柄は人にあげる。これが保守本流の考え方である。
 恩師大平正芳氏が、貧苦の中、門閥も無い私を「それが財産だ」として政界に送りだしてくれた。人を大切にするのが政治だ。批判だけではなく、責任を持つ覚悟が必要だ。安倍政権はしっかり支えていく。
 しかし、光の部分と影の部分もある。安倍政権は少し、周辺、側近の人たちが持ち上げ過ぎたのかな、と思う。重要な問題はしっかり議論し、周辺への目配りが大切だ。日は東から登り、西に沈む。平和で家族を大切にする政治が大道である
 とつとつと話す言葉が心に残る。当たり前の事が大事だと教えられた講演だった。

コメント
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