とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

工事進む最上小国川穴あきダム

2017年11月20日 | 日記

 最上小国川は、国内でも有数のアユの生息する清流で、ファンの多い川である。しかし、急峻な地形から、何度も水害に見舞われ対策が急がれていた。流域に赤倉温泉もあり、河川改良だけでは、根本的な対策とはならないとして、平成20年、ダム建設に向けた地元説明会を開催、長い対話へと踏み出した。
 翌平成21年、県は環境に負荷の少ない、洪水調整のみを目的とした「穴あき(流水型)ダム」と河道改修と具体的な工事内容を公表、決定した。平成23年に山形県公共事業評価監視委員会より、最上小国川の治水対策案は、流水型ダム案を最良とし、妥当であるとの答申を受けるものの、漁協や地元関係者の意見は分かれ、数多い説明会でも一本化にまとめる事は出来ず、長い対立が続いた。
 平成24年9月、ダム反対の住民監査請求が棄却され、関係地権者や関係機関の了解のもと、工事用道路の発注となった。平成26年、小国川漁協の理事長が、「賛否は僅差であるが、流水型ダムによる治水対策を受け入れる」とし、工事は前に進む事となった。
 平成27年2月25日の県議会で、請負契約が可決され工期は平成27年2月26日~平成31年3月29日となった。
 環境保護団体や漁業協同組合や関係者と対話に対話を重ね、ようやく工事に着工した。穴あきダムの穴の当たりまで、コンクリート打設は進んだ。環境への調査はこれからも続く。

 

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