とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

 酒田港駅の存在

2017年10月14日 | 日記

 定期船「とびしま」発着場のある酒田本港から西へ約1キロのところに酒田港駅がある。関係者以外、訪れる人も少なく誰も知らない場所でもある。酒田港駅は東北を縦貫する唯一、JR貨物列車が走る羽越本線の酒田港支線終着駅でJR貨物駅である。
 かつて、重厚長大の臨海工業の最盛期は、この駅を中心に県営の臨港線が各工場まで張りめぐらされ、苛性ソーダ、テルナイト、石鹸、石炭、重曹などが全国へ輸送されていた。時代は変わり便利な自動車が主力となり、臨港線は廃止され酒田港駅はJR貨物コンテナの取り扱い駅としてその荷さばきをしている。
 一方、酒田北港の国際定期コンテナ船取扱量は急増の一途をたどり、コンテナヤードの拡張や、岸壁延伸工事に着工するなどあわただしく変貌している。国際コンテナとJR貨物コンテナとの規格を同一にすれば、酒田港駅の存在は各段に価値が上がる。ましてや、臨港線を高砂ふ頭まで伸ばし、荷さばきを可能にすれば輸送コストは革命的に安くなる。
 JR貨物は全国ネットである。国際コンテナは世界ネットでありその接点を酒田港が担えるとしたら、前途は開ける。こんな接点は他地域にはないと思う。

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