中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

上伊那縦断キャラバンは行く・辻井さんのピアノ

2009年06月11日 18時26分09秒 | 活動日誌
 雨模様でしたが、曇りから晴れへと天気も好転して、キャラバン日よりでした。でも、上着を脱いだり着たりの一日でした。
 
 自宅7時半の出発、上伊那縦断キャラバンは辰野町が皮切りでした。

 午前中は、辰野町から箕輪町、南箕輪村、終いは伊那市へ入りました。午後は伊那市から宮田村へ、駒ヶ根市、飯島町、中川村まで一気に縦断しました。



 どこでも10人、20人の方が出てきてくれての街角演説会となりました。農家はぶどうの作業の最盛期、忙しい中、農作業の途中で出てきてくださった方もいました。感謝です。





 すれ違う車から暖かい声援、特に今日はトラックからの声援が多くありました。元気が出ますね。

 さて、昨日から車の移動中、20才の辻井伸行さんのピアノ演奏をかいま聞きました。バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した全盲のピアニストの演奏です。ラフマニノフのピアノコンチェルト、すばらしかった。
 
 彼を中学のときから指導してきた先生の話で、どんな風に「見えない楽譜」を自分のものにしたか、そのなみなみならぬ苦労が良くわかりました。
 耳で聞くのと同時に、アシスタントが彼のために楽譜のすべてをテープに吹き込むのだそうです。どこからクレッシェンドかなど、記号のすべて、とにかく楽譜に書いてあるすべて。
 膨大なために、「あそこはどうだったか・・」と見直すことは困難。そのため、コンクールの間、アシスタントがずっと付いていたそうです。
 
 印象的だったのは、辻井さんの感想です。「ここからが出発・・」との謙虚なことば、そして「お母さん、お父さんの顔が見たい。でも、私は心で見ることができますから、満足です」
 
 人間の可能性は無限です。誰もが可能性を発揮できる環境を作りたいものだと思いました。天才は、環境と努力によって生まれるものです。
 
 キャラバンを終えて飯田市へ移動、ホテルからの発信です。

  

 
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