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中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

党主催の「後期高齢者医療制度のシンポジュウム」に100人

2007年12月03日 17時53分33秒 | 活動日誌
   (シュウメイギクの実 このあと、綿みたいにふわふわになります)

 党長水地区委員会主催の「後期高齢者シンポジウム」が長野市トイーゴで開かれ、100人が参加しました。
 パネリストは党中央委員会政策委員長の谷本論さん、現場から矢島嶺ドクター、衆議院予定候補の山口のりひささんの3人です。
 3人からそれぞれの報告、そのあとフロアとディスカッションでした。


(開会のあいさつは原田市議団長  左のチラッと赤いのが私です)
 

 谷本さんは、後期高齢者医療制度の全体像がわかるように話されました。

 広域ごとの保険料が出され始めていますが、これは固定的なものではなく、これから先、値上げの一方です。
 75歳以上の人口が増えるだけで値上げになる仕組み、スタート時より2025年には確実に2万円、2035年には3万円のアップ。そして医療費がかかった地域ほど,また値上げです。
 こんな事実が出されるたび、「なんてひどい法律だ」と会場は怒りでいっぱい。

 次は矢島先生、深刻な現場の実態を、どうしてこれほど皆さんを笑わせて話すことができるのでしょうか。おかしくてヒューマンで、私もハンカチ持って泣き笑い。
 


( とってもあの雰囲気を文章では表現できませんので、爆笑写真をどうぞ!!
 爆笑を誘う矢島先生、右隣が山口さんです。)
 
 矢島先生の話で印象的だった話。

 「生きているだけでいいんです、というからいろうを作って、植物状態で生かしている。生きているだけでもいいなんて親孝行かと思えば、親の顔を見に見舞いにも来ない。
 結局、親の年金がめあてなんですよ。でも、私は家族を責めない。ワーキングプアで必死なんだ。おばあちゃん、悪いねって年金を当てにしているんだ。
 年よりは文字とおり、死ぬまで働いてるんです」

 山口さんは、この間、毎週行なっている駅前での署名活動では、若者が積極的に署名してくれるなどの反応のよさの報告をはじめ、茅野市での「撤回・中止を求める会」が幅広い住民の参加で運動を広げていること、また長野県内では82の県市町村のうち40自治体が「見直しを求める意見書」を採択していることなど、県内の運動の広がりを紹介して「力を合わせれば撤回に追い込める情勢、頑張りましょう」と訴えました。

 討論では、国への運動はもとより、市町村からも、県にも要請を強めて、地方自治体での保険料の軽減運動を強めようと活発な意見が出ました。

 長野県はかかる医療費が低い県として全国に有名で、厚生労働省から「お褒め」をいただいています。それも話題になりました。
 
 確かに、80歳、90歳になっても元気で畑で働くお年よりは多く、でのコミュニケーションのよさで健康を保っている県民性もあるかもしれませんが、実は、医療施設が全国平均にもいたってないのが一番の原因です。
 夫は、リハビリ科の医師ですが「ベッドは少ない。在院日数は低い。厚労省は長野を都合よく使っている」といっています。必要な医療を受けることができないのです。

 まとめの最後に山口さんが「衆議院選挙で政治を変えましょう。がんばります」と力強い決意をし、大きな拍手でした。

 
 
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