我が家の梨の木になった実です。
もう何回か収穫しました。今年はびっくりするほどの鈴なりでした。そしておいしい。
摘花もしないしなにも手を掛けていない。ただ、年に何回か植木さんに入ってもらって枝切りと消毒、根元に栄養を入れてもらってはいます。
この梨は、長く共産党の長野市議を務めた故宮沢忍さんからの頂きものです。
宮沢さんが家を新築するときに「邪魔だから切る」といったので、「もったないから私にください」と言ったら、庭に届けられました。
樹齢はたしかめたことはないが、忍さんが幼いときに木登りしておやつに食べたというから、ゆうに100年は超しています。
100才以上になってもこんなにがんばるなんて。
100年以上の間、どんどん様変わりする世の中をじっと見てきたのですね。
毎年、毎年、今年はどうかな・・・と眺めてきました。。
花もあまり咲かない年もあって、そんな時は「ああ、よくがんばったのもねえ。疲れてきたのかな」と心配しました。
気候変動をどう感じていることでしょうか。
今年のたわわな実りを見て「もう、こんな気候ではついて行けない。最後の力を振り絞ったのだ」なんてことはないよね、と思わず頭をよぎりました。
この木を枯らしたら、忍さんに申し訳ないと思っています。そして、市議会での忍さんの業績を思い出す木です。
党派を問わず、親しまれたかたでしたね。
夫が病院の仲間と食べようと、皮をむいて塩水につけたものを持って行きました。
忍さんを知っている職員はどれくらいいるだろうか。
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