中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

党のアスベスト対策会議をひらく

2005年11月22日 21時42分12秒 | 活動日誌
(みかん・長水地区委員会のNさんの実家から送られてきて、みんなでいただきました。)

 まずはじめに、19日の日誌に遅らばせながら国民大集会の写真をアップしましたので、ぜひ、開いてみてください。2枚あります。

 
 石坂県会議員、原田市会議員も交えてのアスベスト対策会議を開きました。私が本部長のお役目をやらせていただいています。

 長野市と駒ヶ根市では、全国に先駆けて消防所へのアスベスト防災マスクを配置しました。私たちが県、長野市、労動局との交渉を行ったとき、労動局は情報公開を拒み、県は具体的な方針を持ち頑張っており、市では担当者が「できることはすぐやります」とはっきり言ったことが印象的でしたが、言葉とおりに実践してくれました。
 
 97台ある消防車に1台につき5個の防災マスクを配置し、消防職員と消防団員合わせて890個、全員にいきわたる数を予算化しました。全員に渡るように予算化を求めてがんばったのは、共産党でした。原田議員が担当でがんばりました。
 防災マスクは1個約7000円ほど、総額約640万円です。

 今日の会議では、まずこの実績を全県に広げるためのニュースを出すことになりました。12月議会で取上げていただきたいです。
 「原田さん、長野市はこの点では先進をいきましたね。」
 「嬉しいなあ、われわれは頑張っているが、鷲沢市政のやることではしかられることが多いものナア。」と原田市議団長。 

 多岐にわたって要求が出ている深刻なアスベスト被害ですが、個人住宅の改修問題も相談が来ています。
 アスベスト入りのスレートかわらは、断熱効果もよく、重さは普通のかわらの4分の1、軽量化にも優れているとして、リニューアルで使ったうちも沢山あったそうで、相談のあったお宅は5年前にリニューアルしたそうです。
 
 改修には何と240万円の見積もりです。別の業者は290万だったので、安いほうを選んでもこの値段。180m2だそうなので、普通の家より少し大きいと思いますが(農家の家くらいでしょうか)、どんな家にしても、数十万、数百万の多額な負担がかかることは明らかです。

 公的な施設は行政がかかわりますが、このような個人の住宅の保障はどうするのか、大きな問題です。
 
 国が、危険とわかっていて輸入し続けた責任は重大です。すでに1970年には世界では、アスベストの危険が解ってきて、ILOも発がん性を指摘しています。
世界が使用禁止に向かったとき、日本は輸入が急増しているのです。

 個人の住宅の問題も、私は国の責任だと叫びたいです。薬害エイズやBSE問題と根は一緒ではないですか。「命」より「儲け」、大企業優先。

 健康被害もこれから増える一方だと思います。情報を収集して対策を立て、国会と地方議会と連携してがんばりたいと思います。

 

 
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