赤旗の地域版である「ながの東北部新聞」のゲラつくり締切が迫っています。
12日がタイムリミット、予定を見たら今日しかやる日がない!
編集長としては、がんばらなくっちゃ、というわけで、ほぼ一日をそれに費やしました。
地元に住む戦争経験者の轟三郎さん宅にインタビューにも出かけ、お聞きしたことを早速記事にする仕事もありました。
轟さんのお話は、また後ほどしましょう。
さて、昨日夕方、思わぬサプライズがありました。
ドイツの旅でご一緒して、ブログでもご紹介した永井喜代子さんが、自筆の本を送ってくださったのです。
「心のかけはし」
ゆうべ、一気に読み終えました。絵手紙の美しい本だし、障害をもつ青年ひでのり君と永井さんの交流にぐんぐん引き込まれていったからです。
永井さんとひでのり君の絵手紙交流のきっかけは、ひでのり君のお父さんの新聞の文芸欄への投書でした。
きょうも来なかった
知的障害ゆえに
友だちはいない 便りも来ない
くる日もくる日も
がっかりの瞳に寂しさをただよわせる
・
・
・
ときおりお父さんは息子さんにたよりをしたためます。
ひでのり君は「気を使わなくていいよ」というのです。
この「便りを待つ」の詩を読んだ永井さんは、あまりの切なさに胸がジーンと締め付けられたのでした。
こうして始まった絵手紙の交流は毎週一回の割合で始まったのです。なんと10年、その記念に出版した本でした。
写真本の帯にもあるように、読み進めてゆくと、ひでのり君の発達の足跡が見られます。
私は永井さんとひでのり君の暖かい交流が心に沁みましたが、もう一つ、発達の4原則が生き生きと生きている取り組みとしても、とっても感動しました。
発達は要求から出発すること
発達は集団の中で達成されること
発達の可能性はつくりだすこと
発達は権利であること
人との温かいぬくもりのある絆は、これほど人の発達を促すものなのですね。
子どもの発達に、勇気と確信をいただきました。
この本は2011年に出版されていますが、皆さんにもぜひ読んでいただきたい一冊だと思いました。
2011年2月28日のしんぶん赤旗「潮流」で、紹介されていたのですね。
明日はいよいよ、「NO 戦争する国つくり 守れ憲法九条」の県民大集会です。
憲法会議、護憲連合、九条の会、千人委員会、県労連、労組会議と、幅広い団体で実行委員会を作っています。
私は県九条の会に共産党の代表で事務局に入っているので、明日の集会は主催者側です。何人集まるでしょうか。
政党のあいさつでは、共産党は藤野やすふみ衆議院議員。社民党は竹内県会議員、民主党は篠原衆議院議員があいさつとなっています。
ボロボロ安倍内閣に痛打を与えたい。戦争法案は廃案しかありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます