家の前の公園のドングリ
今日はK保育園の発達相談日でした。 午前中はおおきい子、午後は赤ちゃんクラスの子どもを見ました。
子どもは「あんなふうになりたいけどなれない」「こうしたいけどできない」との葛藤をもっているときは、いろいろなサインを出すものです。でも、往々にしてそれは、大人から見ると「困ったこと」として見られがちです。
例えば「直ぐパニックになってしまうし、友だちと遊べない」ことは、「パニックにならずに気持ちをコントロールできるようになりたい」「友だちと遊べるようになりたい」とのサインなのです。パニックになる理由もちゃんとあるしね。その発達への要求をくみ取ってあげる大人がいれば、大丈夫。「大丈夫だよ」と言ってくれる大人がいれば大丈夫。
特に発達は「坂道を少しづつ登る」と言うより、「階段を登るように」質的変化を遂げてゆくものです。経験の裾野を広げて、階段を1段、「エイ!」と登るときは質的な変化を遂げる時。とてもエネルギーを使うし、だから矛盾もいっぱい出します。「困った子だな」と思うときは、子どももがんばっているときです。
発達とは「しあわせになりたい」「人と交わる力をつけたい」「仲間と一緒に困難に打ち勝つ力を育てたい」とのねがいをもって葛藤し矛盾を乗り越える作業のことですから、その人との関係の土台を学ぶ大事な乳幼児期は、ゆったりと見てあげたいですね。
一人一人のお子さんの発達検査をして、その子の発達の要求を担任と一緒に探し、話し合える作業はとても楽しいです。
そして、今、私たち大人が直面している問題は、歴史が質的変化を起こす条件がそろっているときに、「エイ!!」というエネルギーを出せるかどうか、です。子どもたちも、大人に支えられ、仲間と励まし合いながら憧れに向かっています。私たちも、憧れをもって、多くの仲間と励まし合って進みたいものです。
明日の「TPP参加反対」のいっせい宣伝行動も、明後日の「県民集会」の参加も、その一つですだなあと思っています。
お昼寝。「寝た子のかわいさ 起きて泣く子の つらにくさ ねんころろ・・・」リアルな子守歌ですねえ。
こんなスタイルで寝てみました。器用だなあ。
子どもの昼寝の時間は、先生方は忙しい。連絡帳を書いたり、保育日誌をつけたり・・・・。
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さあて、新しい仲間を迎える仕事もありました。
K支部のHさんとSさんとご一緒し、40代の女性のYさんが入党の決意です。決め手は入党6年目の30代のSさんが「私は入党して勉強するようになって、自分の考えが正しいと確信が持てるようになった。あなたにも一緒にやって欲しい」との訴えでした。
Yさんは「子どものためにこんな政治では困る。でも・・・」と躊躇もしましたが、それこそ「エイ!」と踏み切ってくれました。彼女の心が「質的な変化」をとげたのですね、きっと。何度かお誘いしてきた方だったから。