(つくしんぼ 昔、幼い長女が言いました。「とってもとってもとりきれないもの、つくしのはかま」 つくしのはかまを取っておひたしにするゆとりは、今はないですねえ)
K保育園で春の発達相談日、朝から新入園児を中心に15人の発達を見て、親御さんの相談にのる。まだならし保育の段階だから、園は騒然としているし、相談もさまざまでした。
半年前に見た子が大きく変化して成長をとげていて、育ちの力強さ、園の努力を感じました。また半年後に、今日見た子がどんな風に変化しているか、楽しみです。
さて、お昼は恒例で、子どもたちと一緒に給食を食べました。
今日の献立は、梅ご飯、レバーの酢豚風、野菜の胡麻和え、かき玉すーぷ。
この保育園では、大きなホールが食堂に早代わり、年少、年中、年長さんが一緒に食事をします。8人ほど座るテーブルの島があちこちにでき、ひとつの島に、異年齢が一緒に座り交流しています。
ホールからガラス張りの給食室がみえますが、工夫がされていて、給食室の床はホールの床より一段低く設計してあり、給食の先生や先生が働く姿が子どもの目線で見ることができるのです。
もちろん、目隠しが必要な場面では、ロールブラインドで給食室は消えます。
食器は瀬戸物を使用しています。瀬戸物の感触、適度な重さ、かわいいセンスの良い模様など、食事における器の役割を大切にしているのです。
ホールの真ん中には、バイキング風に料理のテーブルがおかれ、お代わりしたい子は、「先生、ご飯お代わり」「レバーちょうだい」「私は全部おかわり!」と要求して、よそってもらいます。
「お代わりしたい人、いない?もうないよ」との先生の言葉に「よかった。わたし、うんと早く食べたから、もらえた。」と安心する子に「良かったね」と思わず笑ってしまう。
私の座った島は、年中、年長組。8人の子からひっきりなしに話しかけられるものだから、大忙し。
「どうして、髪が赤いの?」「おしゃれしてんの」「ふうん」
「この料理は何だっけ?」「レバーの酢豚風」。覚えられないらしく、食事中3回も4回も聞きなおす子。
「私のお母さんはね・・・」と食べるのを休んで話し続ける子。
「私の名前、覚えた?」と、私の物忘れのチェックをしてくれる子・・・。
茶碗にご飯の塊を残したままご馳走様をした子に、「Aちゃんみたいにきれいに食べようか」といったら、とたんに切れてしまいました。
「うるさい!」とご飯を手つかみして、床に投げ捨て、私のセーターにもなすりつけました。
「どうしたの。友達の足の裏についてしまうよ。」となだめて一緒に拾いましたが、後で聞いてみたら、家庭が大変不安定な状況にあるとのこと、「でも、大分落ち着いたのですよ。」と先生。「離婚をはじめ、家庭が大変なお宅が増えていて、子どもにしわ寄せが来ています」と。
半年前に来たときに発達検査をしたSちゃんは、よっぽど1対1での検査の遊びが嬉しかったらしく、そっと寄ってきて、「あのさ、みんながお昼ねしてるとき、またあそぼ!」と耳打ちに来ました。かわいいね。
極めつけは山口のりひささんの4番目の末っ子ちゃん。彼の食欲は大変旺盛、山口日誌にも書いてあったように、「なめるように」さっさと食べて、隣の友達も巻き込んではしを飛ばして遊びだし、ついで年長さんのK君の「しりとりしようぜ!」の提案にいち早く乗って遊びだすなど、私の知らない彼の活発な一面をみせてくれました。
なんせ、病院のイメージの私を見れば泣いていた彼と、国交正常化して間もないわけですから。
彼は4歳半の節目を迎える時期、力強くなったんだと、実感しました。
「さなえさん、きのうとうきょうへいったでしょ。お父さんにきいたよ。さなえさんはお父さんとおなじしょくばなんだよねぇ」と、周りにふれてくれました。
「定年退職したら、こま使いでいいから雇ってくれないかしら」といったら、「何を言ってるの。国会議員に定年はないんだよ!」と園長にいわれてしまった。
そうだ、頑張ろう!この子らのために。
K保育園で春の発達相談日、朝から新入園児を中心に15人の発達を見て、親御さんの相談にのる。まだならし保育の段階だから、園は騒然としているし、相談もさまざまでした。
半年前に見た子が大きく変化して成長をとげていて、育ちの力強さ、園の努力を感じました。また半年後に、今日見た子がどんな風に変化しているか、楽しみです。
さて、お昼は恒例で、子どもたちと一緒に給食を食べました。
今日の献立は、梅ご飯、レバーの酢豚風、野菜の胡麻和え、かき玉すーぷ。
この保育園では、大きなホールが食堂に早代わり、年少、年中、年長さんが一緒に食事をします。8人ほど座るテーブルの島があちこちにでき、ひとつの島に、異年齢が一緒に座り交流しています。
ホールからガラス張りの給食室がみえますが、工夫がされていて、給食室の床はホールの床より一段低く設計してあり、給食の先生や先生が働く姿が子どもの目線で見ることができるのです。
もちろん、目隠しが必要な場面では、ロールブラインドで給食室は消えます。
食器は瀬戸物を使用しています。瀬戸物の感触、適度な重さ、かわいいセンスの良い模様など、食事における器の役割を大切にしているのです。
ホールの真ん中には、バイキング風に料理のテーブルがおかれ、お代わりしたい子は、「先生、ご飯お代わり」「レバーちょうだい」「私は全部おかわり!」と要求して、よそってもらいます。
「お代わりしたい人、いない?もうないよ」との先生の言葉に「よかった。わたし、うんと早く食べたから、もらえた。」と安心する子に「良かったね」と思わず笑ってしまう。
私の座った島は、年中、年長組。8人の子からひっきりなしに話しかけられるものだから、大忙し。
「どうして、髪が赤いの?」「おしゃれしてんの」「ふうん」
「この料理は何だっけ?」「レバーの酢豚風」。覚えられないらしく、食事中3回も4回も聞きなおす子。
「私のお母さんはね・・・」と食べるのを休んで話し続ける子。
「私の名前、覚えた?」と、私の物忘れのチェックをしてくれる子・・・。
茶碗にご飯の塊を残したままご馳走様をした子に、「Aちゃんみたいにきれいに食べようか」といったら、とたんに切れてしまいました。
「うるさい!」とご飯を手つかみして、床に投げ捨て、私のセーターにもなすりつけました。
「どうしたの。友達の足の裏についてしまうよ。」となだめて一緒に拾いましたが、後で聞いてみたら、家庭が大変不安定な状況にあるとのこと、「でも、大分落ち着いたのですよ。」と先生。「離婚をはじめ、家庭が大変なお宅が増えていて、子どもにしわ寄せが来ています」と。
半年前に来たときに発達検査をしたSちゃんは、よっぽど1対1での検査の遊びが嬉しかったらしく、そっと寄ってきて、「あのさ、みんながお昼ねしてるとき、またあそぼ!」と耳打ちに来ました。かわいいね。
極めつけは山口のりひささんの4番目の末っ子ちゃん。彼の食欲は大変旺盛、山口日誌にも書いてあったように、「なめるように」さっさと食べて、隣の友達も巻き込んではしを飛ばして遊びだし、ついで年長さんのK君の「しりとりしようぜ!」の提案にいち早く乗って遊びだすなど、私の知らない彼の活発な一面をみせてくれました。
なんせ、病院のイメージの私を見れば泣いていた彼と、国交正常化して間もないわけですから。
彼は4歳半の節目を迎える時期、力強くなったんだと、実感しました。
「さなえさん、きのうとうきょうへいったでしょ。お父さんにきいたよ。さなえさんはお父さんとおなじしょくばなんだよねぇ」と、周りにふれてくれました。
「定年退職したら、こま使いでいいから雇ってくれないかしら」といったら、「何を言ってるの。国会議員に定年はないんだよ!」と園長にいわれてしまった。
そうだ、頑張ろう!この子らのために。