のはなし2(伊集院光 宝島社)
伊集院さんというと、バラエティ番組でみかける太った人というイメージしかなかったが、数年前まで放送されていた日曜日の午後のラジオ番組「日曜日の秘密基地」を、何回か(自動車での買い物の途中に)聞いて、「けっこう話が面白い」と見直した。
本来はラジオのパーソナリティが得意分野のようだ。深夜番組では学生にとても人気があるらしい。
一方、エッセイもかなりイケてる、という評判も聞いたので、本書を読んで見た。
本書は(ゴーストではなく)自分で書いたもののように思われ、しかもよく推敲されているように感じられた。
特にテーマが統一されているわけではないが、仕事(お笑いとかバラエティとか)に対する真摯な姿勢が韜晦の中にも貫かれていた。
全般に、著者は真面目な人なんだな、という印象を持った。
冒頭の「アウトセーフの話」は、高校時代の野球部の思い出を書いたものだが、これが抜群に良い。この話だけで1200円出した価値があるというくらい。
「タレント本」という枠をはるかに超えたすぐれたエッセイ集だと思う。
伊集院さんというと、バラエティ番組でみかける太った人というイメージしかなかったが、数年前まで放送されていた日曜日の午後のラジオ番組「日曜日の秘密基地」を、何回か(自動車での買い物の途中に)聞いて、「けっこう話が面白い」と見直した。
本来はラジオのパーソナリティが得意分野のようだ。深夜番組では学生にとても人気があるらしい。
一方、エッセイもかなりイケてる、という評判も聞いたので、本書を読んで見た。
本書は(ゴーストではなく)自分で書いたもののように思われ、しかもよく推敲されているように感じられた。
特にテーマが統一されているわけではないが、仕事(お笑いとかバラエティとか)に対する真摯な姿勢が韜晦の中にも貫かれていた。
全般に、著者は真面目な人なんだな、という印象を持った。
冒頭の「アウトセーフの話」は、高校時代の野球部の思い出を書いたものだが、これが抜群に良い。この話だけで1200円出した価値があるというくらい。
「タレント本」という枠をはるかに超えたすぐれたエッセイ集だと思う。
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