第1作、第2作ときて、スーパー女子高生3部作完結編らしい。
ルミッキの過去の大きな象徴である存在、リエッキとの再会。家族の中でルミッキ自身が知らず抱えるものが、遠い過去にあること。それを何故かルミッキ以上に知るストーカーの登場。現代的に解釈された「白雪姫」の戯曲。そうした要素から見ると、ルミッキの物語を締めくくるのはまさにルミッキの「自分探し」(って言葉も死語に近いが)だった。前作で「姉」を名乗る人物との出会いから、ルミッキの過去に秘密があることを匂わせる展開になっていたが、今作はその種明かしにもなっている。そして今回もルミッキは走らされていた(笑)。
3部作とはいえ、個々の事件自体は他の話に影響されない1話完結だったので読みやすいが、若干物足りない気はする。第1作の「白熊」とか、もっとスケールの大きい話にもできそうだったんだけどなあ。でも敢えてそういうこともせずに、ある程度事件を単純化して読みやすくしているのかもしれない。主にヤングアダルト向けを書いている作者ということで、主人公と近い年代にいちばん共感されそうな雰囲気はあった。
ルミッキの過去の大きな象徴である存在、リエッキとの再会。家族の中でルミッキ自身が知らず抱えるものが、遠い過去にあること。それを何故かルミッキ以上に知るストーカーの登場。現代的に解釈された「白雪姫」の戯曲。そうした要素から見ると、ルミッキの物語を締めくくるのはまさにルミッキの「自分探し」(って言葉も死語に近いが)だった。前作で「姉」を名乗る人物との出会いから、ルミッキの過去に秘密があることを匂わせる展開になっていたが、今作はその種明かしにもなっている。そして今回もルミッキは走らされていた(笑)。
3部作とはいえ、個々の事件自体は他の話に影響されない1話完結だったので読みやすいが、若干物足りない気はする。第1作の「白熊」とか、もっとスケールの大きい話にもできそうだったんだけどなあ。でも敢えてそういうこともせずに、ある程度事件を単純化して読みやすくしているのかもしれない。主にヤングアダルト向けを書いている作者ということで、主人公と近い年代にいちばん共感されそうな雰囲気はあった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます