北の丸公園入口そばの歩道橋を

　何とはなしに上がってみたら、靖国神社にたどり着きました。そうかこういう位置関係になってるのか、とか今さら思った次第です。地図だけだとどうも感覚がつかめないので。←地図が読めないとも言いますが（笑）

　大きな鳥居を2つくぐっていく間にも、うららかな陽射しの下でお花見？　する人々がちらほら……
　向こうに菊の御紋のついた門扉やら幕の張られたお社が見え、その中を雪のように舞う花びらが、遠目にもはっきり見えました。

　境内に入ると一面の桜！

　この2日間で見たうちでいちばん素敵な桜吹雪の中を、あっちにふらふらこっちにふらふら。本当に「吹雪」ですね、あれは。ぼーっと佇んでしまいます。
　花の中で、なんとなく「これが日本の春かぁ」とかアホなことを思ってみたりして（笑）。場所が場所なだけに、奇妙な幻想や妄想が浮かびそうでした。いや、浮かんでないけど。

　一応お手水を使ってから内苑に入ったのですが、気持ち的にはすっかり桜に心奪われており（笑）きちんと参拝という気持ちに至らなかったので、それはまた今度に。
　でも、幹にかけられた寄贈（奉納？）者の札を見ていると、桜の時期の参拝がいちばんいいような気がしたのも事実ですが。

　桜って、個人的には男性にこそ似合う樹なのかもしれない。根拠はないですが、何故かそんなイメージ。きりりと袴できめた青年の立ち姿のような。桜の精がいたらそんな感じ。
　って、なんか変なもんに毒されてますかね。むしろこれが妄想ですか。（笑）

　時間に限りがあったので、靖国神社のあとは駆け足になってしまいました。入学式の終了の混雑に巻き込まれかけたし（笑）
　でも今回、気まぐれに花見に東京行ってみようかと思い立ったものの、行くべきか行かざるべきか前日まで悩んでたのですが（笑）、やっぱり来てみて良かったです。見て良かった。おかげで毎年来たくなっちゃうけども。なんせ、函館や青森行くより東京行く方がお手軽に感じちゃいますからね。そっちの桜も見てみたいけど。

九段下の玉ねぎ

　行ってみました。とは言え、武道館自体はたいして見えませんでしたけども。なんせ日大の入学式やってたもんで、北の丸公園の入口だけでお腹いっぱい。

　いやしかしさすがに壮観でしたね、お濠の両岸に延々と続く桜並木。
　もちろん千鳥ヶ淵緑道だけでなく靖国通りにも延々と続いていたので、思わず「桜並木が切れるところまで行きたい」ってな気分になりましたが、ぱっと見で終点が見えなかったので諦めました。時間もそんなになかったんで。

　天気も良かったせいか、入学式は別にしてもけっこうな人出でした。そんな春爛漫なこの雰囲気に、何故か焼き芋屋台が出てるという微妙なミスマッチ加減がちょっと面白かったけど（笑）。いい匂いだったなぁ。お芋。←違う話になってるよ

　もうちょいゆっくり見る時間があればなお良かったですけどね。でも、見れて良かったです。こんだけまとまって、しかも盛り（若干過ぎてはいますが）な桜は久しぶりだったので。堪能しました♪　是非ともまた来たいですが、しかし平日でないと混雑具合がかなり厳しいんでしょうね、これ。

庭園美術館のおひる

　併設のカフェでお昼にしました。場所が場所だからかお値段はアレですが、それなりに美味でした。
　胡麻だれの鯛茶漬け＋翡翠麺。に、出汁代わりの茶碗蒸し。食後にお抹茶（お薄っていうの？）です。ちなみに、鯛は生でした。個人的には全体的に好きな味つけです、だしでさっぱりあっさりいただける感じが。

初・庭園美術館

　……の、正面エントランスから建物を背に。今回は建物公開の期間でした。
　華美になりすぎないレトロモダンな感じはまさにアール・デコなんだろうと思いますが、これだけの建物＆庭園を、宮様邸ということは、国費で？　とか余計なことを考えてしまいました。（笑）
　でも、エントランスでお迎えしてくれるラリックのガラスレリーフはやっぱり素敵。大客室のガラス扉の彫刻のちょっと幾何学模様な感じも。なんとなくあの、抽象画の……カンディンスキー？　楽器と音符みたいな、あんなイメージをふと連想しました。

　庭園の桜も綺麗でした♪　今日は、風もない中で音もなく散る姿を見られました。
　その傍らで八重がそろそろ満開だったり咲き始めていたりなのですが、それこそさくらんぼのような濃いピンクの丸いつぼみも可愛らしくて好きです。

雨だけど、桜。其の弐

　お次は井の頭公園に行ってみました。

　池にぼんやり映る花の色、水面に降り積もった花びら、時折その花びらを漕ぎ分けて横切っていく鴨。
　上野に比べると、桜舞い散る中をそぞろ歩き……て感じにはならなかったのですが、そういう水と桜の調和が素敵です。

　池にかかる橋の上から、両岸を淡い靄のように覆う桜並木を見ていると、幽玄さだったり、儚さだったり、幻を見せられているようだったり。
　……とかなんとか感じるともなく感じていた（ような気になっていた）ら、頭の中で「Wonderwall」by OASISが鳴ってました。何故だ。やっぱりあの物悲しさですか。
　ただ、桜の物悲しさってある意味清々しかったりするとも思うんですけどね。個人的には。

　それにしても、今日は歩けば歩くほど寒い日ですね。携帯カメラ使ってたら手が若干かじかんできて（笑）手袋持ってきておけば良かったなぁとちょっと思いました。
　でも明日は天気も回復するらしい？　ので、もう少し歩きやすくなるかな。

雨だけど、桜。

　上野に来ちゃいました。
　ミュージアム巡りしない上野は初めてかも（笑）。花だけだとどこだかさっぱりなんで敢えてこんな写真です。

　もう散り出してはいますが、8割方残ってるので無問題。むしろ、はらはらと花びらの舞う様子とあわせて見る桜も乙なものです。

　しかし平日＆この曇天（というか小雨というか）＆この肌寒さでこれだけ賑わってると、休日なんてものすごいんでしょうねぇ……やはし東京恐るべし。

「NINE」を観たら、

　案の定、舞台での生のミュージカルが観たくなりました！

　ミュージカル自体を久しく観ていなかったので、楽しかったです。ケイト・ハドソンの「CINEMA ITALIANO」がメインテーマになるのかな、躍りだしたくなるくらい盛り上がれるのですが如何せん映画館、身体でリズムを取るのも微妙にはばかられる感じ（笑）。でも良かったなぁ。あと、ファーギーのタンバリンを使ったパフォーマンスも面白かったです。これが劇場だったら最後は「CINEMA ITALIANO」で大乱舞＆スタンディングオベーションで幕、みたいな？　しばらくはこの曲が頭の中を回っていて困りました（笑）。

　多分映画の方が舞台で見るよりもストーリーはわかりやすいはずなので、舞台を見る前に映画を見るというのもひとつの手だなと思った次第。（って、別に舞台はないんだけども）
　それと、イタリア人の設定だからなのか、こないだ観た「シャーロック・ホームズ」よりも全体的に英語が聞き取りやすかったような……とか言いながらもちろん字幕観ながらじゃないと聞けないですけど。

　まあ、細かいことは言わずに舞台だと思って楽しんできましょう！　って感じの映画でした。「シカゴ」もだけど、こういうのはDVDで持っておいてたまに観たいですね。