life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

4億。それよりもあと8日ってー!!

2007-12-27 23:59:59 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 上原氏の契約更改が無事終了しました。昨日だけど。
 久々のアップで約4憶。1年いたわけではないし、ベースが高いわりに上がり幅もでかいような気がするけど、讀賣だしこんなもんなのかなぁ。
 とはいうものの、セーブ数32は急造ストッパーにしてはいい数字だろうし、防御率1点台は客観的に見ても立派ではあるだろうと思うので……っていうか、ここ2年が散々だから余計感覚が混乱してるというか、わけわかんなくなってきている(笑)

 まああれですよ。お金のことはいいんだよこの際。
 問題はなんと言っても、実はFA権取得まであとたった8日!! ってことだよ。てことは何か、あと1週間……では足りないが10日早く肉離れが回復していたら、今年FA権取れてたんだよー!!
 ……と思ったが、どっちみち9年いないとFA取れないんだわ。それに逆指名だったんだわ。ということに気づいて、とりあえず損した気分はなくなった。←誰が損をするのだ

 席上では複数年契約の打診すらなかったそうだ。FAの話もしなかったそうだ。本人曰く「取ってからでないと失礼にあたる」ということだそうだ。球団としてはわかりきってるからあえて提示もしなかった、選手の意思を尊重していると考えておくことにしよう。とはいえ、一応は来季中に慰留の働きかけはするみたいではあるが。

 やっと、目標に、手に届くところまで近づくことができた。
 長かったと思う。でもまだ手はかかってない。次の1年がちゃんとできなかったら、なんにもならない。
 怪我だけはもうしないでください。本人がいちばんしたくないと思ってると思うけど、本当にお願いします。

 今年はなかなか見れなかったけど、特に五輪予選では久しぶりに各方面で絶賛されてて(笑)見てると本当に「やっぱり凄いんだ」と思えるところもあって、それは嬉しかった。
 だから、総毛立つあの昂奮を、また先発で!

有馬、大荒れ~

2007-12-23 23:59:59 | 【競馬】窓越しのレース
 マツリダゴッホって。単勝で5,000円超えだよ!
 まさかこいつが来るとは思わなかった(笑)っても、所詮素人なんで出馬表でなんとなくだし、つーか、最後の直線まではどっちみちどーなるかわからんので適当に見てたんだけどね(笑)。わりと早い段階から先頭集団にいたし、意外とさっさと逃げていったなぁ。
 ただ、せっかく注目されてるんだからウォッカとかスカーレットとか女の子にがんばってほしいな~とは思ってたんで、そういう意味では、スカーレットはあと一歩だったんだけど。あと100mあれば~(笑)←ありがち
 
 しかし、結局ウォッカも、サムソンすらも来やせんかった(笑)。結局2着以降はスカーレット、メジャー、ロックドゥカンブとそこそこの人気馬が来てたのに、君らが来なくてどうする。しかも、豊がこないだ「食わず嫌い王」に出たのをたまたま見ましたが、「僕がミスしなければ勝てる」とか言っていたはずですが……おいおい。
 そして今回もひっそりと出走していたバルクはひっそりと10着だった。何気に、いつまで走るんだろうと思わせながらひっそりとGIIだのGIだのに出続けているこの不思議。

 なんにせよ、盛り上がったんだか盛り上がらなかったんだかイマイチわからない雰囲気があったのは事実だ(笑)

古木←→大西 そう来たか……

2007-12-17 19:59:25 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 黒ちゃん、とうとう正式に決まったんだ! やっぱりドジャースにしたのか。と、昨日全然ニュース見てないせいで乗り遅れた話を今朝、知ったわけだが……笑顔も見られたようで、それは素直に良かった。
 「家族のことを第一に考えて」っていう決め方も、いいなぁと思った。それを黒ちゃんらしいと軽々しく言っていいのかわからないけど、黒ちゃんの決め方としてなんとなく納得ができる。
 あとは結果を出すだけだ! もちろん心配はしてないけど。気持ちだけの強さで生きていけるほど甘くはないけど、それが実力に裏打ちされているのが見える選手だからこそ、どんな環境でも自分のものにきっとできると思うので。

 で、黒ちゃんよりも若干前に、「複数年と言ってる時点でもしかして選ぶ権利がないのではないか?」とか思っていた(笑)福盛が決まっていて、あらよかったじゃん。複数年だし。しかもレンジャーズだったら大塚が! とか思ってちょっと喜んでたら、雲行きの怪しかった大塚はFAになってしまった……orz
 確かにまだリハビリ中だけどさぁ……大塚に3億ってーのがそんなに高い買い物なのかなぁ。そうは思えないんだけどなあ。まだ形式上では交渉の余地はあるみたいだけど、実際はしない感じっぽいし。来季になってから、契約しておけばよかった! とか言っても遅いですよ。ってこれは贔屓目なのかなぁ(笑)でも、結局仮に二者択一だったんだとしたら、今度は福盛が決まらなかったって話になるのでそれはそれでアレだが(笑)
 ま、大塚ほどの選手なので、次の契約は心配してないけど。フィリーズが興味持ってるらしいし、もしかしたらサンディエゴに帰れるかも! みたいな話も出てきたし。
 というわけで、福盛はきっと隆さんと一緒の黒ちゃんがきっとうらやましいに違いない。←そうか??

 ……と、朝からほっとした気分になっていたら夕方になってこのトレードですよ。(前振り長かった)
 古木、こないだ更改? 下交渉? で「いい話ができた」とかなんとか言ってなかったっけ……それって「出してくれ」って話だったのかー!? っていうか、私自身の記憶があいまいなので、全然違う人の話かもしれんが。←おいおい
 とはいえ、古木はずいぶんと前向きみたいなんで、小関も獲っちゃったしねー。尚典もいるしねー。ってことなんだろうなぁ。しかしほんとに横浜さんはそれでいいのかねーって気はするんだけど(笑)あと、本当にオリでいいのかねぇと

 大西がトレード要員に挙がっていたということ自体は、現状のオリのチーム事情を知らんだけに複雑なものがあるにはあるが、とはいえこれによって的やんに続き大西をまた見れる!! ということは、私にとっては非常にありがたいことなんですが。3年のご無沙汰ですか。長かった……
 けど、ホームのユニフォームのストライプが激しく似合わない気はするけどね(笑)まあそもそも、横浜という土地もかなり似合わない気もするのだが……。←大きなお世話
 ただ、右のスラッガーは村田もよっしーもいるし、外野だってそれでなくても小池やうっちーもいるし、よっしーだってまた転向だって言うし、下窪とかも出てきかけているし、果たして大西が入り込む隙はあんのか?(汗)湘南の4番を争うだけでもすごい競争率になるのではないのか? などと、ちょっと不安になったりもする……何せ3年見てないからのう。あとで数字だけでも見るべし、だな。

 でも、これで来季に少し楽しみができました。その面だけは本当にありがたいっす(笑)よろしくしてやってください。横浜のみなさん。
 だから大西もなんとしても1軍に残れ! 特に春キャンプにはー!!←急に元気になった(笑)

お疲れさま。ジョニー。

2007-12-12 23:59:59 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 ジョニーがとうとう正式に引退の運びとなりました。

 最終的にはトライアウトも受けず、海外にも出ず、「オファーを待つ」のスタイルでこうなったのは、意外といえば意外だったけども。
 でもジョニーが決めたことなんで。
 チームのどん底も経験したし、自分のどん底ももちろんあっただろうし、浮き沈みの激しい選手人生だったと思う。松坂との投げ合いも、ノリとの勝負も鮮烈だった。プリアムに打たれた同点ツーランも忘れられないし、あの後の表情も忘れられない。

 今のマリーンズは、ジョニーなくしてはありえなかった。
 だからお疲れさま。それ以上の言葉は思いつかない。



隈たんも気合入れましょう
 昨日の記事だけど(笑)
 隈もSAVASに関連してたのか。っていうか、チームがラボに参加してるから呼ばれたのかな。久々に隈公式の「Diary」を見たら、今年は大いに反省して気持ちを入れ直したようなので。仙台に来てから、期待通りの働きはほとんどできてないわけだから、今度こそ、五輪召集を受けられるぐらいの活躍を切に期待します。予選に出てない分、壁は高いけどね。
 つーか上原氏も、声かけてあげてくれてありがとう(笑)

だからどっちなんだよ。★野さんよぅ。

2007-12-10 23:59:59 | 【五輪】BEIJING 2008
 ちょっと出かけてる間に……五輪は「やっぱり抑え」って。
 終わった時に「シーズンが先発なら先発で」って言葉が出たので、簡単に安心した途端にひっくり返されたがな(笑)
 まあ、「アイツしかダメな瞬間がある」とか「褒めすぎというのが当てはまらない」と言われて悪い気はしないですけどー。球児にも持ち上げてもらっちゃったしー。←何様

 でも、とりあえず現段階でどうなるかはさっぱりなので(笑)
 やっぱりどっちもあるんだな……と、思っておくことにする。でも、先発に回ったら回ったで岩瀬でも球児でも立派に抑えは務まると思うなぁ。当たり前だけど。

本日の2館目

2007-12-07 23:59:59 | 【旅】ぼちぼち放浪
 初めての国立新美術館です。
 日比谷線の出口に付近に全然案内看板がないので、おのぼりはまた迷うところでした。交番に親切に案内図が貼ってあったからいいようなものの……普通、出口のとこからちゃんと矢印看板つけてくれるでしょー。もー。

 金曜の夜間公開が実はいちばん混んでない(というか、他が混み混みなだけだな。きっと)らしいので、17時くらいから見始めた。でもやっぱり人が多かった……いや、そうは言っても休日はもっと混むんだろうし、展示室が広いので我慢できないほどじゃないんだけど。欲を言えばもう少し空いていてほしかった。前後の人を気にしなくて済む程度に。
 でも実際のところ、じゃあ19時過ぎれば少しは空くのかと思えば、例の「牛乳を注ぐ女」の前の人だかりは増える一方だったですよ。粘って見直しましたけど(笑)。まあ、さすがに19:30過ぎたら他の展示室は空いてたけどね……でもここだけ最後まで混んでた。当たり前かも知れんが。あの展示室にはあの1点しかないし、止まって見る列と流れて見る列が分かれてるし、まるでダ・ヴィンチ展の「受胎告知」見た時みたいだったよ。

 「風俗画展」と名がつくだけあって、人物画がほとんど。個人的にはフェルメールでは本当は「デルフトの眺望」がお気に入りだったりするので、基本的には風景画の方が好きなんだけど、やはりそこここにオランダ絵画らしい光の表現が見える絵が多かった。
 ヤン・ステーンが描くような、寓意をこめた風俗画を読み解くにはちゃんとお勉強しないといけないのでそういう部分は全然わかんないんだけど、見た目の印象だけで言えば入ってすぐのボタイル「納屋に置かれた静物」に見られるような金物の質感の表現とか、ビスホップ「りんごの皮を剥く娘」の、少しだけ見える屋外の淡い光の表現とか。
 あとやっぱり質感の表現がどれもすごいなぁと思った。ネッチェルの「子供の髪を梳く母親のいる室内」なんて、母親のスカートの質感がもう……サテンといいレースといいその輝き方といい、まるで写真みたいに見える。フェルコリエの「蝋燭を持つ少女」の灯かりの表現もすごいしね。ほとんどモノクロみたいな世界になってるのに、重厚な奥行きのある雰囲気になっている。
 それと個人的に好きだったのはコルフの「ぼろ布の籠」「ワッフルを焼く女」あたり。小さい作品なんだけど、ちょっと粗めのタッチがなんとなく可愛さを感じさせました。マリスの「台所」とかウェイセンブルッフ「ハーグの画家の家の地階」の、窓から差し込む光の表現もいかにもオランダらしくて良かったなー。逆光になってるんだけど、だからこそ引き立つ温かみみたいな雰囲気がある。

 今回は工芸品の展示もあった。個人的に気になったのは、絵が描かれたタイル。小さなタイルは特にかわいい(笑)あと、少し大きいのではフレイトムの「風景のある陶板」に描かれてる風景がとても気に入りました。小さく描かれてる数人の人物がいいアクセント。
 ……しかし、時間があるので(買わなかったけど)図録をいろいろ見ていたら、この作品の写真が……どう見ても……裏焼きにしか見えなかったんですが……(汗)。図録の写真では人物が画面左側にいるんだよねえ。展示を見て気に入った作品だったので、「あれ? 人は右にいなかったっけ??」と思って、後で展示をもう1回見に戻ったら、やっぱり人物は右側なんだよねえ……どういうこと???

 それと、展示とは全然(?)関係ないが、第5展示室の休憩用の椅子の下にけっこう綿埃がたまってたのが気になった……。

 でもま、ひどい混雑でもなかった初の訪問はそれなりに楽しめました。
 本命の「牛乳を注ぐ女」はなかなかいい環境では見られなかったけどねー。でも、見たと言える程度には見たし(笑)遠くから見てもあの色彩はとても印象に残る鮮やかなものなので、それはそれでいい。今回、フェルメールがこれ1点なのは物足りないっちゃあ物足りないが(笑)←そういう展覧会なのでは
 次回はたぶん横山大観を観に来ます。金曜夜間を狙います。他の日時は怖くて行かれん。

東京美術館巡りの日。

2007-12-07 16:52:51 | 【旅】ぼちぼち放浪
 フェルメール(と、オランダ風俗画)を見に行こう! と前々から計画しており、本日やっと来た。
 が、その前に、サントリー美術館だったか? 一度少し作品を見て惹かれた記憶のある芹沢けい(かねへんに圭)介の展覧会を見つけてしまったので、国立新美術館が20時までなのをいいことに、六本木の前に神谷町に寄ってみた。
 虎ノ門はビジネスマンがいっぱいで、道も狭くて車がいっぱいで、おのぼり的にはとても怖いですー(笑)

 建物もまだできて4年くらいなのでとても綺麗。
 展示室はそれほど大きいわけではなく、今回は個々の解説とかがついてないので、100点くらいを見るだけで1時間て感じ。意外と早く見終わってしまった。ので、お約束のように2周した(笑)
 何しろ、私立美術館てこういう場合が多いのかもだが、予想はしてたが空いている。平日の日中にしても。おかげでかなり好き放題堪能できる。何が嬉しいってこれがいちばん嬉しいですよ(笑)

 作品はもちろん個人的にすごく好み♪ デザインとしてすごいなぁと思うし……入口のマッチ箱でいきなりノックアウトされた気分だったもん(笑)
 ドン・キホーテを和風にしちゃうのもすごい発想だし、しかも紅型でやるのがさらに、いろんな文化のちゃんぷるーになっている。
 それに、人の描き方がすげー可愛い! 「どんきほうて」に出てくる「作男さんちょ」とか、すごく小さい作品だけど「童女」とか、「十三妹」の坊さんとか。
 あとカレンダーのデザインがまたいい。こんなカレンダーだったら毎年買いますよ、そりゃ。74年のは毎月昔話(日本の童話)がモチーフになってた。ねずみの嫁入りが可愛い♪
 文字もそうだけど、要するにデザインだなーと。潔く無駄なく、しかも愛嬌あるデザイン。癒される~。

 というわけですっかり堪能し、いざ六本木へ。
 こっちはおそらく戦場であろう。(笑)怖いけどがんばる。閉館まで粘ってやる気でじっくり行こうと思います~。

 オークラ別館のツリーとかの暖色系の電飾が、青色LED全盛のこのご時世、妙に新鮮でほのぼのしたな~。
 あ、テレ東ってここにあるのか。

せ、先発やっていいんですかっ。

2007-12-05 23:59:59 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 五輪予選が終わって、これでしばらく話題も乏しくなるかのうとか思っていたら……
 クルーンが巨人と契約したと!
 巨人に行くことに関しては今さら何もびっくりはしないのだが……そもそも、忘れてたよクルーン。すまねぇ。

 しかし、ということは。
 上原氏が本当に先発に戻れる環境が整ったということですね?

 と言ってるそばから五輪でも先発復帰かも。なんて話まで出てきたので、やっぱり「本当にいいんですかー! 戻してくれるのー!!」と、小躍りしたくなってきたわけだが(笑)おまけに、本当にそうなるかどうかはわからんが、本大会代表確定なんて話まで出てきたし。

 環境は整った。あとは自分のコンディション。
 1年間働ける先発の体に仕上げるまで、あと3か月……。
 もう「肉離れ」の字を見るのはごめんですよっ。

じゃ、北京行く?

2007-12-03 23:59:59 | 【五輪】BEIJING 2008
 最後の台湾戦。
 同点から逆転のいちばんいいところが見られなかったー(泣)

 昨日が阿部で今日が里なのかい? 不思議な。と、まず思ったスタメンであった。いや、いいんだけど。つーか里、最近ますます丸くなってきてる気がするんだけど……見た目が。←そんな話はいい
 が、速報追いながら「先制してからが続かないなぁ、しかも妙にサクサク進んでるなぁ、早く帰らないと」と焦るばかり(笑)。で、結局20時過ぎに職場を出たものの気づいたら逆転されてた……おいおいっ。何がどうなってるんや。
 が、それが気づいたら同点になり勝ち越しになり……帰ってきたら7-2になってました。で、やっと何がどうなっていたのかを理解してほっとする。

 しかしサブローはあそこでよくあんなあっさり決めたなぁと。初戦にボーンヘッドがあったから、責任感も増してただろうな。守備陣形は見てないけど、下位打線といえど向こうも意表を突かれたんじゃないか。
 宮様の走塁で導火線についた火が、あのスクイズで爆発した感じ? その後は、今までのもどかしさは何だったのかというくらいのつるべ打ち。で、7-2。たとえダルビッシュに残り3イニング投げさせたとしても、5失点するとは思えない。現実として、ここで大勢は決した。
 7回のダルビッシュはちょっと力みが出てたかな。この回、わりと球数使ったので結局100球くらいになってた。最後のバッターが初球打ちしてくれて助かった気がちょっとする(笑)

 8回、曹錦輝はいい球投げてた。全然打てる感じがしなかった。さすがはメジャーリーガーの貫録だなあと思った。いやーこの人が先発要員じゃなくてよかった(汗)とか思ったのは内緒。
 でも球児も負けず劣らず、相変わらず勢いのある球投げてましたね。あんだけ高めに投げても全然、普通に打たれる感じがしない。しかし球威が素晴らしい分、うまいこと当たるといい感じに飛んで行ってしまうものだが、それも飛んだ場所が良かったし。

 9回のダメ押しは青木と新井で。青木、今日は当たってたんやねー。WBCの韓国戦で息を吹き返したドメのようだった。
 ついに1発スタンドに叩き込んだ新井は、ベンチでみんなとタッチしてる時に、ベンちゃんがタッチの後で差しだした左腕にもちょんとタッチしてた。あっ、もしやと思ったら、やっぱり相川のリストバンドが今日もそこにあったらしい。思えば新井もWBCではリザーブ組だった。
 そういや、相川の手術を監督は選出前から知っていたらしい。相川の熱意に負けての召集、というのが本当のところ。呼ぶ方も呼ばれる方も納得ずくだったわけだ。そんな人を日本に残してきて、負けて帰られるわけないやないの。
 シドニー、アテネ、WBC、そして今回と、プロ選手の中で、ナショナルチームに対する意識がだんだん変化してくるのがわかる。経験した人はやっぱり強いよ。俊介も尚成も、日本で別れた武田久、勝、加藤も、辞退せざるを得なかったガッツ、由伸と多村も、持ってる気持ちは一緒だと、宮様を先頭にお互いが鼓舞しあってたんだろう。
 一度選ばれたら、そこから絶対に離れたくなくなる。そういう価値のあるナショナルチームになりつつあるのは、喜ばしいことだと思う。

 最後は上原氏が締め。
 いわゆる「胴上げ投手」だよ……
 代表では先発での姿しか見てないから、よく考えたら完投も見てない。試合終了のマウンドに立ってるなんて。これで決まる場面に立っていられるなんて。感慨深い。
 今回は投手キャプテンを任されて、メンツもこれまでの代表とはかなり変わって、いちから関係を作り上げる仕事もあったと思う。そういう役目の時に、毎試合ブルペンにいる立場であったというのは、ある意味良かったのかもしれない。
 この結果を受けて、チーム方針もこういう投手起用で固まるとしたら、北京の本大会に選出されるのであればまたこのポジションになるんだろう。だとしたら、シーズンは先発で、五輪は抑えで。という図式が本当にあり得るんだろうか?
 ま、巨人の編制がどうなるかにもよるから今から気を回したってしょうがないんだけど(笑)。その前に、先発に耐えうる体に戻っているのかどうか、久しく語られなくなった気がするけどそこにそもそもの問題があるんだからなぁ……
 もしかしたら、ある意味、投手人生の岐路になるのかなあ。来年は。

 何はともあれ、予選は終わった。
 ここで勝たなければ次はなかったけど、今回の予選突破は手段であって目的ではない。
 あと8か月。何が起きるかわからないよ。気をつけてね。

Last Man Standing @韓国戦

2007-12-02 23:59:59 | 【五輪】BEIJING 2008
 つ……疲れた。
 試合なげーし。
 昨日の試合も見るには見たが、すでに5-0からだったのでイマイチ緊張感がない感じで見ちゃいました。すいません。

 国際大会と言えば、やはりWBCの印象が強く残っているせいか、最近はこういうきつい大会(試合)になると頭の中が「Last Man Standing」になる(笑)。JSportsの洗脳、恐るべし。←違うだろ

 あら、今日を成瀬にしたんだ。というちょっと意外なスタート。でも、キャッチャーは里じゃないんだなーというのもちょっと意外というか残念な部分。当たり前なんだけど、成瀬のことをよりよく知ってるのは里だろうし。
 要するにあべしんが妙にバッティングの調子いいからそのまま行きたいんだろうなぁと。仕方ないって言ったらおかしいけど、そんな感じ? 妙に勝負強くなる里も見たかったなぁ、というか(笑)

 しかししんどい試合だった。
 フィリピン戦は、勝ちはしたものの2回以降ももう少し押せ押せになってもいいのではないか? って試合だったし……結局昨日の死球がたいそう影響しちゃったみたいで、今日はばっさんいないし……いきなり先制されるし(汗)

 ホームラン直後の四球で「大丈夫か? 成瀬動揺してないか?」と冷や汗かいたけどゲッツー。この断ち切り方には「負けない男」たる所以が出たか。
 で、そんな成瀬ががんばれば、「繋ぎの4番」サブローが応える。というマリさん的いい図式ができあがっていた。さらに、なんだか何かやらかしそうな森野が相手のやらかしを誘った(笑)。←笑うところなのかー! 何か、こういうことまでもが森野らしい……何故かそんなイメージ。

 中盤1点返されてからはじりじりし始める。
 5回の憲伸の、インサイドにずばり投げ込んだストレートで見逃し三振! には本当に痺れた。惚れる~(笑)←そういうのに惚れっぽすぎ
 しかしなかなか流れが安定しない。エラー(イレギュラー多いね、やっぱ)と死球(全然よけてくんない~)のピンチで後を受けた岩瀬、抑えはしたもののいつもの殺人スライダーが微妙にゾーンと合わない雰囲気。なかなかストライクにならない。特に左打者。いやな予感。

 8回先頭絶好調あべしんが長打で出ると、代打バントに井端。足の状態がよっぽど悪いんだろう、送球が逸れて1塁が微妙なタイミングになったけどセーフにはならなかった。あれ、普段のばっさんだったら絶対に1塁セーフになってるところだ。なので心配だ。折れてたりしないといいんだけど(汗)
 稲葉のタイムリーは、決してきれいではなかったと思うけど、あの1打がなかったらと思うとぞっとする。まさに気合だなと。シーズン中の稲葉になってたね。ま、シリーズとは捕手が違うしね(笑)←そういう問題?
 それにしてもこのタイミングと言い点差と言いあのガッツポーズと言い……シリーズのノリを思い出さずにはおれんかった(笑)あ、おんなしやー、この場面。みたいな。

 まあそんな余談はおくとして、しかしその裏もやっぱりピンチは続く。
 取った1点を取り返されて、2死ながらなお同点の走者3塁、逆転の走者1塁。
 でもここでも岩瀬、痺れた……。2イニング超って今季あったか? そんなロングリリーフ(岩瀬にしては)になっちゃっていいのか?? というところだったけども、本当によく踏ん張ってくれた~~。最後も憲伸と同じ、インサイドのストレートで見逃し三振だかんね。これにも惚れるね。(笑)←だから惚れすぎ

 しかし……こうなると1点差の9回ですよ!!(汗)
 恐怖の1点差。で、1人で何かをやらかすかもしれない男。←失礼
 そういうわけで、上原氏がマウンドに立ちました。ひー。
 代名詞「国際大会無敗!」が、「国際大会初黒星」になりませんようにと祈るしかない……一応勝ってる場面なのにね。どんだけ心配すりゃいいんだよって(笑)

 投げるまでは怖くて怖くてしょうがなかった。
 けど、投げたら普通のストレートがストライクゾーンに入っていった……140km/hくらいの。本当にいつもの。そうじゃないかもしれないけど、そう見えた。なんつーか、これまでの試合展開が嘘みたいに、マウンドが静かな感じがした。スタンドは沸いてるんだけど。淡々と流れていく時間って感じ。
 でも最後の瞬間、両腕を突き上げた姿を見ると「ああ、やっぱり違ったんやなー」と思った。気持ちがね。その瞬間まで、ボールにだけ乗せていて打者以外に出ていかなかった「気」が、あの瞬間に全身から発散された感じで、なんかすごいいい画になってた。久々にそういう姿を見た気がする。

 でもさ、球児温存について「10回があるかもと思った」ってーのはさ、じゃあ岩瀬と上原のどっちが打たれて延長になると思ったのかね? 星野さん。
 ……と、無事に終わったからこそツッコミを入れたい一言であった。(笑)

 ところで、ベンチのベンちゃんが「8」のリストバンドをつけていたのが見えましたよ。
 相川とはアテネ以来の仲で、リザーブ組って感じでもあったし、あと宮様も含めて3人けっこう仲良しになっているみたい。宮様もWBCの時のベンちゃんを評して「あれだけ気持ちの熱いやつがいてくれてよかった」みたいなことを言っていたし、気持ち的に通じるものがある3人なんだろう。
 そんな相川はどうやら、状態が非常によろしくないらしく、実は手術らしい。がんばったんだなぁ……。
 途中で外れざるを得なかった選手みんなそうだと思うけど、気持ちがね。きっと選手には残ってると思うし、そうでなきゃ外れた選手に申し訳ないと、残った選手も思ってるはずだし。それが、ベンちゃんのしてたリストバンドに凝縮されてるんじゃないかな。
 10年20年先、いつか宮様が代表監督になってベンちゃんと相川がコーチにいたらいいチームになんじゃねーの? とか妄想してみる。(笑)

 しかし、このままだと里の使いどころがないなぁ。もったいないなぁ。西岡むねりんも好きだけど、せっかくいるのに荒木井端の二遊間が見れない感じだし、残念。攻撃面では仕事させてもらってるから、それはそれでいいんだけども守備が見たかった……
 まあそんな悠長なこと言ってられるのが、見てる側の気楽さってやつ。
 とりあえず、明日燃え尽き症候群になってませんように。