life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

中4日て

2008-11-06 23:04:43 | 【野球】ペナント日誌 2008
 通勤時に横目で窺ったKIOSKのスポ紙の1面に「上原」の文字。
 いやぁぁぁぁな予感。

 そしたら案の定中4日でまた涌井と投げ合うんだってさorz
 上原氏は松坂大ちゃんや黒ちゃんとは違って、体が丈夫じゃないんです。だから中4日なんて数えるほどしかやったことないんです。相手は絶好調の涌井なんです。投げる前から分が悪すぎるんですけど……(泣)とか、もう本当に勝手に言いたい放題を心中ぶつぶつ言ってました。はい。お願いだから飛ばし記事だと言ってー! みたいな。でも報知に出てる時点で飛ばしはありえないんですけど。

 個人的にはそんな感じで始まった第5戦ですが。
 涌井があっさり初回を3人で片づけたのに対し、初戦と同じくいきなり片岡に打たれちゃう上原氏。そしてあれよあれよという間に連打で塁を埋める上原氏。無死満塁だっつーの。
 そんでも結果的には義人の内野ゴロの1点、最少失点で済んだわけですが、もうこの時点で全然投げ勝てる気がしませんでした(笑)。2回はそこそこ普通に済んで、ありがたいことにあべしんが負けを消してくれたみたいなのに、3回にはまたまた連打が……
 この3回はエラー絡みで、それがなかったら普通に3人でチェンジしてるところではあったんですが。ただ、エラーを補う頼れる背中を見せてほしかったー!! というのが本音です。本音というか理想の域かもしれませんが(笑)。まあ、義人はね……地味な巧打者というか、タイプ的に上原氏が打たれちゃう感じはあるんですけど。

 それにしてもこの回も結局3安打されて、よれよれじゃん! 5回もつんかいな。と思っていたのですが、歯医者済んで(親不知全部抜き終わりました……本日抜糸)経過見たらもう山口が投げてました。まだ5回なのに!
 じゃああの後どんだけ危なっかしかったんだ? と数字を見てみたら、なんとあの3回であっさり降板している。相手(涌井)の様子を見て、とても太刀打ちできそうにないから継投に切り替えたってことなんでしょうか? 実際それでもおかしくないとは思うんですが。ただちょっとよくわからないです。

 試合自体は、まさかの7回、涌井が捕まるという事態が起きて、想像だにしなかった巨人の逆転勝ちということになったのですが……それよりも何よりも上原氏のことをどう判断したらいいのかが問題で(笑)
 明日になればスポ紙や公式に何か出るだろうけど、今年最後の投球がこれだったらと思うと不完全燃焼です。北京でのくすぶりっぷりを思い出してしまいましたよ。まああの時は投げられなかったわけで、投げてるだけ今日の方がマシっちゃあマシなんですが。でも、だから中4日は嫌だったんだよう。

 ……まさか6戦7戦でブルペン待機はないよな?
 ないよな。うん。

そうこうしてる間にシリーズ開幕

2008-11-01 23:04:05 | 【野球】ペナント日誌 2008
 気がついたらとっくにWSも終わっていて、田口さんは出番が来なかったけどフィリーズおめでとう、ガンちゃんは残念だったね。とか言ってる間もなく田口さんが戦力外になったそうです。うう。

 さて、というわけで巷では上原氏はどうやら初戦で投げるらしいよという噂が出ていたのですが、どうやら本当でした。が、しかし、ポストシーズン絶好調度ではどうみても涌井の方が高いと思うのですが……本当にぶつけていいのかしら……と個人的には懐疑的ではありました。
 いや、先発として投げられるレベルには、とりあえず五輪以降はなっていたので、絶対値では問題はないと思うんですが。ただ、今の涌井が相手だということを考えると、相対的にはどうしてもね。

 そんな感じで迎えた試合、ある意味予想通りに先頭打者片岡にヒットを打たれるところから始まりました。その片岡を牽制で刺したと思ったら打者栗山には四球を出すという若干ちぐはぐな状態。
 が、そこからは落ち着きを取り戻したのか状態がだいぶ上がっていきました。まあ今季初対戦でもあるので、1巡目は向こうも絞りきれてないのかな? という印象もなきにしもあらず。けど上原自体は悪くはなかったと思います。結果として四死球2にはなったけど、全体的には制球の乱れはほとんどなかったと思うので。

 ただ、打たれ方はいつもの心配がそのまま形になってしまいました。
 被弾2発、先制してもらった直後と致命傷の勝ち越し。しかも両方ともほぼほぼ同じコースに投げて同じようにやられているというのはどういうわけでしょうか。結果がすべてとはこのことですよ……orz
 涌井がこのくらいの結果を出すであろうことはCSの結果を見ていれば予測できたことであるので、打ってくれないのも仕方ないことだと思っておかねばならないのに、虎の子の1点先制直後のあっさり1発同点はないでしょーってのが正直なところ。
 それでもその1点で、同点のまま降りるんであればまだ良かったんですが、これまた直後の6回になかじの1発なので、やはり何かこう、甘さを感じてしまうんですよね。単なる数字としての結果は悪くないとは思うんだけど、相手を考えたらもう1ランク上の投球が見たかった、というのが本音です。
 正直、今日の試合をチームとして勝つ、という点で見たら、上原であろうと誰であろうと先発に勝ちはつかなくても良かったんです。ただ、涌井が投げている間だけは「負けない投球」をしなきゃいけなかった。今日に限って言えば先発の仕事は最終的にはその1点だけだったと、個人的には思ってます。ぶっちゃけ、始まる前は、実際は涌井が降りてからの勝負に持っていかなければ巨人側に勝つ確率はほとんどない試合だろうと思われたので。
 でも結果として今日の上原はそこまで投げきれなかったなぁと、その点が残念でなりません。

 まあ、それでもこれだけ投げられるようになって、曲がりなりにも「エース対決」みたいな言われ方をするまでに戻ってこれたのは、今年1年を通して見た上ではものすごく喜ばしいことなんですけどね。だからこっちの要求もまた上がってしまうのよね(笑)
 それにしてもこの後はどうなるんでしょうかね。巨人ファンではない上原ファンとしては興味があるのはもはや、もう1回登板機会が巡ってくるかどうかだけなんですが。……ないような気がするなぁ。

 ところで話は全く変わりますが、オリ村松←→大村さん@鷹の、年齢もさほど変わらない左の外野手同士という、どうにもこうにも今さら何やってんの感ありありのトレードに何者かの作為を感じるのは私だけですか。そうですか。

WSが始まったり、CSやってたり

2008-10-23 23:20:26 | 【野球】ペナント日誌 2008
 パは気づいたら2ndステージも終わってました。なっしーがローテ組み損ねたのではないかという噂もありますが、なっしーはかの日本シリーズもけっこう不思議なローテを組んでいたりしたので別に不思議は感じません(笑)。とりあえず、お疲れさまです。しかし涌井はシーズン中からは考えられないピッチングしましたけどね。

 で、セが2ndステージに入りました。
 昨日はノリが、最後の最後でやっとチャンスをものにしてくれたので一安心です。俺流の「その前に打ってくれてればねぇ」って話も、まさにその通りで。あの併殺があってここでも打てんかったらそれこそ大変なことになっていたので。それと、井端の職人芸にはやはり腰砕けになりました(笑)。今にも堤防が決壊しそうな中で何とか踏み止まってできた2つのキーポイント。結果的に、いかにもな竜の試合と言ってよかったかもしれません。

 そして本日。いよいよ上原氏の登板でございます……。
 シーズンの最後で竜と対戦した時はタイロンと和田さんがいなかったので、今回はそううまくも行くまいよ、と身構えるには身構えましたが案の定というかもはやお約束と言うべきか、ヒット2本で2点取られました。またしても1発病ですよ!! orz
 ……が、今日はガッツが独壇場だったようで。まあ2本目、グランドスラムが出た時点でこのリードを守れなかったら先発としてはお話にならないところだったので、結果的に8回104球2失点、無四球とそこそこの帳尻は合ったということで、責任を果たせたみたいであることには正直、ほっとしております。
 大量リードに精神面でも守られた部分はあるかもしれませんが、それでもそれなりに会心の出来と言ってもいいのでしょうかね。実際、見たかったけど見られなかったので、ちょっと言葉を濁さざるを得ない感じですが(笑)。

 とりあえず、もしかしたら今季これが最後の登板になる可能性もあるわけなので。それがひとまずはいい形で終われたということは、もう少し来年に期待しても良いのかな、と。っていうか、したい(笑)。
 それにしても、速報見る限りやっぱりカットボール多すぎなんじゃねーの? と思うのは私だけなんでしょうかねー。←しつこいよ

 あ、ちなみに、シリーズには巨人よりも竜に行ってもらいたい。
 が、もう1回上原氏の投球を見るチャンスがほしい気もする……ううっ、ジレンマ。アンビバレンス。

パ全日程終了。ブービー決戦やいかに

2008-10-07 22:25:40 | 【野球】ペナント日誌 2008
 天下分け目の関が原(笑)@仙台。最終順位の決定は昨日鷲が敗れて最終戦まで持ち越されました。
 っていうか、やっぱり朝井が先に切れたか……orz ってな感じの昨日ではありました。新垣、昨日も良かったですねー。これで本当に手術しちゃうのか? みたいな。そんでもって朝井は結局今年も2桁勝利ならず。まだまだ足りないものがあるということだと思います。もう一息の粘りが。

 で、本日もよりにもよって杉内をぶつけられました。この3連戦で和田・新垣・杉内。思いっ切り表ローテの3枚看板じゃん!!(泣)……とは言っても鷲も隈・朝井・田中で表ではあるんですけどね。一応。でも鷹に比べたら2.5枚って感じかな。
 しかしそれでも田中は良く頑張りましたね。球数多いっちゃー多いけど、杉内とは全く互角の投手戦になって9回スコアレスドローの痛み分け。相手を考えると今年いちばんの投球だったのではないかとも思えますが、しかしこちらも朝井同様2桁勝利ならず。ちょっともったいなかったね。相手が悪かった。
 でも本人は充実していたようなので、それは良かったかな。本当の問題は今日10勝に到達できなかったことじゃなくて、今日まで10勝できなかったことなんだろうと思うし。

 だけどこれ、この展開だと小倉が現役最後のマウンドに上がれないじゃないか!! という焦りがだんだんと出てくるわけですよ。というか延長に入った時点でもう投げどころないんじゃないかと危ぶんだのですが……
 どうせ2回引き分けでも最下位は鷲だし、王さんの最後の試合にもなるし、冷静に今さらこの僅差の5位と6位に何の違いがあるのかって話でもあるので、もうおぐ出してあげようよー!! とも言いたかった……んだけどやっぱり勝ちに行く姿勢は、これだけ集まってくれたお客さんの前で捨てるわけにもいかないし、いろんな意味で苦しい試合になりましたね。お客さんも複雑な部分があったとは思いますが。実際、川岸にしても有銘にしても青山にしても、土壇場になると「やっぱり負けてほしくないなー」と思っちゃうし。

 結局こういう試合になるともう最後は精神論に逃げてしまいますが(笑)、「次」があるかないかで気持ちの入り方には差はないとは言えない。王さんが指揮を執ることはもう2度とない。だから怖かったんですね、こういう試合は。でも投手陣、ほんとに良く踏ん張った。特に青山はいきなりぶつけた時点でもうダメかと思いましたが、佐竹がしっかり仕事をして。
 ……って、この展開のおかげで小倉がやっぱり出られなかった……ちょっと、いやだいぶ悲しい……。ただ、最後勝ちに行けたのだけは良かったけど。相変わらずホセのミスがあるのが最後までアレだけど。(笑)←それは中盤の話

 それにしてもこの雨の中両チームお疲れさまでした。みんな風邪引きませんように。今日に限って言えば、とてもじゃないがブービー決戦には見えなかった(笑)。鷹は来年は和巳も帰ってくるんだろうし、むねりんも元気になるだろうし、「らしい」鷹が戻ってくるんだろうな。対して、鷲は地力の上積みというか底上げができるのかどうか。
 そして王さん14年間の福岡での指揮、お疲れさまでした。いろいろありましたね。でもこんな風にいろんな人たちが集まって花道を送られたのは、やっぱり王さんの積み重ねてきたものがあったからこそで。
 まずはゆっくり身体を休めてください。とにかく今日はそれだけです。お元気で。

 で、奪三振王は杉内になったんですね。ダルビッシュとそんなに僅差だったとは知りませんでした。おめでとう。

 それにしても、戦力外になったみんなはどうするんだろう……トライアウトで姿が見られるのでしょうか。来季1人でも多く、どこかの球場で会えるように祈っています。

昼は水道橋、夜は仙台

2008-10-05 21:18:13 | 【野球】ペナント日誌 2008
第1試合 上原氏@水道橋

 せっかくたまの休みを取ったので、デーゲーム観てみました。地上波だから中盤からだけど。「やっぱりチェンかよー(泣)」とか言いながら。

 速報しか見れてない1、2回が両方とも先頭に打たれてたのでどうなることかと思ったのですが、実際に見てみたらそこそこ安定していたのでほっとしました。致命的な失投もなかったし。とにかくそれに尽きます。毎度毎度の話ですが。(笑)
 上がりを言われたからこその7回の投球だったとは思いますが、それでも3連続三振獲ったとこは観てて気持ちよかった。平田の見逃しとかね、もうずばり決まったしね。惜しむらくは、もう1イニングいってほしかったんですけど。今日ならいける! と思えたし。まあウッズと和田さんいなかったし、9回はどうだったかわかんないけど。←おいおい

 でもほんと春に比べたら……っていうか春はなんだったんだ。という感じのする投球になってきて、良かったです。おまけに本日無失点だし。防御率も気づけば3点台。トータルの数字として、客観的には先発投手としては可もなく不可もなくではあるにしろ、それでもあの最悪な状態からは考えられないようなまともな数字だ(笑)。
 どうやらあと1回登板があるそうなので、とにかくいい形で締めくくってもらいたいところです。一応、その先もあるしね。

 試合自体はそのまま巨人が勝ったようですが、9回なんとか竜が逆転しないかなぁと思っていたのは内緒です。これが上原氏の10勝目がかかってるとかだったらまた話は別だったんだけど(笑)とりあえず星はイーブンだからいいか。みたいな。←良くないだろう

第2試合 隈の最終登板@仙台

 で、夜は仙台です。仙台でこの時期にナイターって寒くないの? と余計なお世話の心配をしてみるのですが。春先は寒くても秋口はそうでもないのかな……いや、寒くてもナイターになる理由があるのかもしれませんが。

 隈の21勝をかけた今季最終登板はそのままブービー決戦。勝ち越した方が5位という対鷹3連戦の先陣を切ります。投げ合うは和田毅。以前どっかのスポ紙に書かれてあったんですが、どうやらわりと仲の良い2人らしく、「くまちゃん」とか呼ばれているらしいです。小ネタ。
 そういう微笑ましい話は置いといて肝心の試合ですが、今回はまあ序盤から前回とは全然違いました。ちゃんと低めに集める意識が見えていたし、打たせて取る投球がしっかりできていたし。もう少し併殺取れれば言うことないけど、それは相手の足もあることだしね。二遊間の若者たち(内村・直人)は、気持ちのこもったいい守備をしてました。

 でも和田も悪くなかったです。1点先制はしたものの、もう1点取りたいところで取れなかったし、追加点が入ってその後も得点圏に走者を進めたもののピックオフに引っかかったし。そのあとは和田が冷静に後続を断ってたし。
 ただ今年の和田、いつ見てもそんな悪いとも思えないんだけど(全部見たわけじゃないけど)、見るたびに山崎にホームラン打たれてたのだけは非常に印象に残りました。それがデジャヴのように今日もだから……おまけに逆方向だし。さすがにここまで打たれると、見るのも嫌だろうなぁと他人事ながら気の毒になるんだけどね。なんだかわかんないけど何かが合ってしまうんですね。

 結局、隈は6回92球無失点でお役御免になるわけですが、この時点で防御率が1.87。ダルビッシュの1.88をほんの僅かに上回りました。
 それはいいんだけど、身体的に球数制限したい状況なのもよくわかるんだけど、でももう1イニングいってほしかったなぁ、最後なんだから。本気で5位を獲りに行くなら、そういうところにもこだわりを見せてほしいなーというのが、投手陣を引っ張るべき立場の隈に求めたいところではあります。
 降板後、ベンチの隈はしきりに肩を動かしておりました。やっぱ気になるんだね。来季はとにかく、身体を心配せずに投げられる状態であることを願ってます。そしたら今年以上に気持ちよく投げられるだろうと思うので。

 さて残り3イニング、3点差をどうやって守りますか? というところで2番手は有銘。松中から(田上の死球を挟んでしまいましたが)本間、小斉と左3人に対してきっちり仕事しました。ほとんど変化球という組み立てもなかなか面白かったです。お見事でした。
 鷹の2番手は小椋。この最終カードに至ってやっとちゃんと投球を見れましたよ、昔から見たい選手だったんですけど今年までほとんど上がってきてくれてないから(笑)。それにしても昔に比べたらだいぶふっくらしたなぁ……ってそんな話はどうでもいいですね(笑)

 その小椋ですが、2死までは良かった。が、草野には綺麗に打たれましたね。高めに入っちゃったもんね。そしてホセに、当たりはそんなに良くなかったんだけどレフト前に運ばれて、とどめに山崎に1発。これはど真ん中だしねえ。
 さらには思いっきりすっぽ抜けて振り逃げを許す始末。調子いい時はいいんだけど、点を取られるとガタガタ崩れてしまう印象は、最後まで変わりませんでした(って、明日明後日登板あるかもしれないけどね)。せっかくいい球持ってるのに、気持ちでまた負けちゃってるのかなと思うと残念ではあります。

 さてここまで来ると後は、明日に向けていかに気持ちよく試合を終えられるか。
 そこで3番手はなんとドミンゴ!! 久しぶりー!! この人本当に憎めなくてねぇ(笑)。点差もついたところで、今日はすいすいと投げてくれてました。かなりイケイケでしたねー。これを試合中の長い時間、シーズン中の長期にわたって維持してくれればもう言うことないんですけどね。中盤あたりから我慢がきかなくなるのがね。
 セギ、グウィンと新加入が続いて外国人枠がかなり厳しくなってきてますが、ドミンゴは来年どうなるんだろう。まだまだやってくれると思うんだけどなぁ、昔よりボーク少なくなったし。でも1人多くなっちゃうんだよね……ムードメーカー的な存在にもなれるし、もったいないんだよなぁ。ドミちゃん。

 そして遂にこの瞬間が来ましたよ。
 岩隈久志、シーズン21勝達成!!(23年ぶりの記録だそうです)

 今日もお立ち台はバッテリー。前回が今季最初で最後かと思ったけど、もう1回ありましたね(笑)。
 藤井、半分泣きそうにも見えましたけど。ほとんど週1の出場機会になるという、選手としては決して良くはない状況の中で、藤井も本当に良く頑張ったと思います。1年間。打撃も良かったし。バッテリー賞、もらえるといいね。
 しかし、あんなに岩隈コールが起こるとは予想外でした。なんかちょっと感動しちゃったな。大きくなって……(涙)みたいな。←すっかり親心←大きなお世話

 これで隈は最多勝、防御率、最高勝率と3冠が確定。そういえば2004年も最後まで防御率を争ってましたね。でもあの時は最後に欲かきすぎて失敗した感じになってたんだった(笑)
 あと今年獲れるとしたら沢村賞。完投数がネックといえばネックだし、インパクトもダルビッシュの方があるのはあると思うんで(インパクトで決まる賞ではないとは思うのですが)、そのあたりが若干心配ではあるんですけど。でも、吉報を待ちたいと思います!

 では泣いても笑っても今季残り2試合、この勢いを活かせるように。明日が朝井、明後日は田中かな? 2人とも2桁勝利がかかってるのでね、しっかり自分の投球をしてほしいです。明日は向こうが新垣なんで、かなり厳しくなるだろうけど。隈はぜひ、後輩たちに気合を入れてあげてください。

カットじゃなくてスラでした

2008-09-29 22:13:28 | 【野球】ペナント日誌 2008
 昨日の上原氏。荒木に打たれたのは、スポーツ紙によるとどうやらスライダーだったようです。しかも中に入ってきたと。複数紙でそう書かれてあったので、おそらくそれが正解なのではないかと。速報(つまりデータスタジアムのデータ)しか見てなかったんで……
 スライダーならまだわかるかしら? 勝負球としては。という気はしないでもないですが、最近カットが多いんじゃないの? と感じていたのはもしかしてこの速報だけって話なんですか? という気にもなってきました(笑)

 ベンチでグラブ投げるわ裏ではどーも目を腫らしていたようだわで、あの1球の重さはそりゃあ誰よりも認識してると思うのですが、失投は失投。
 さて次回、これを取り返すことができるかどうか。ただ、取り返せたとしてもそれがチーム的にはもう遅きに失しているという事態も、充分に考えられることではありますが。

 昨日の話はこのくらいで本日の本題、ブービー争い@仙台ですが、待ちの仕事の暇を縫って(笑)今日もネット中継で。
 が、しかし、今日は見事にバラバラでしたねぇ。隈。
 最初の松田の1発は仕方ないとしても、2回3回と続けてバント処理を誤るという、信じられないような隈自身のミス。どっちも先の塁で殺そうという判断は良かったんだけど(3回は微妙かな?)ああいうミスがらしくないし、それが続くともっとらしくない。バックが不安になるんじゃないかと……
 それでも後続はなんとか断ったし、ここで踏ん張れるなら大丈夫かな? と思ったんですが……最後は我慢しきれんかったようです。本間やだなー、柴原と同じぐらいやだなーと思ってたら本当に本間に打たれたしー(笑)

 そら長いシーズン投げてれば4敗ぐらいするで。と言いたいところですが、負けた日が良くなかったですね。前回は最高の状況で勝ちましたけど、今日は真逆。よもやエースで再び定位置に戻ろうとは、ってーのがチームとしての本音じゃないかと。っていうか本当になんで昨日じゃなかったんだろ。前回球数少なかったのも、当日の状況と次の中5日を踏まえてだと勝手に思っていたんですがどうやら違ったらしい。
 ただ、ぶっちゃけ、今までさんざん隈に助けられてきたんでしょー! 今度は野手が助けたらんかい! ってのが、見てる方の本音でもあったんですがね(笑)。でも正直、2回に来た最初のチャンスで高須のいい当たりを中西が捕っちゃったとこで、すでに「やばい。今日はツキがない」と思ってはいたのですよ。マジで。
 新垣はある意味新垣らしく、球がそれなりに暴れ、それなりにねじ伏せるだけの投球はしてたみたいです。結局11も三振獲られました。これが来そうで嫌なんだよなーというピッチングがそのまま来たって感じです。うう。もはや完封されなかっただけマシ。160球も放らしてんのにギリギリまで代えてくれない王さんの意地悪。←ひどい

 まあしかし何が悔しいって10連勝締めがフイになったのもそうですが、防御率がね~~~~。目指せ1点台フィニッシュ! だったのに、自責3(だと思うんだけど。多分。2点目が野手エラー扱いになるとしたら)で2点台に後退した挙句にやっぱりダルビッシュに抜かれるのね~~~~(苦)という。ここから1点台に戻すには、次の試合を完封して間に合うかどうか……? いやそれでもかなり厳しい気がする。計算はめんどくさいのでしたくないですけど(笑)
(翌日追記:どうやらギリギリ1点台に踏みとどまった模様。1.93だそうです。今までの貯金が生きたってことでしょうか。とりあえずそれは良かったけど、できれば防御率のタイトル取ってほしいんだよなー。)

 次は結局どうなるんだろう? 最終戦? だと中7日になっちゃうな。もう1回中6日か、初心に帰って中5にするか。どうなんだろう。今季の隈に限っては、同じ失敗が2度続くことはないとは思うんですが……ってバント処理は2回失敗したけど。←だめじゃん……

 でも、背番号だけ勝つチャンスは、まだあるんですよ。
 21勝に挑戦できるなんて機会、一生に一度あるだけでもすごいことなのに、再トライが許されてるんですよ。
 これを逃す手はないですよ!!


 というわけで、まさか今日のこんな状態で今季を締めようなどとは思っていないだろうと思いますので。泣いても笑っても最後の1週、悔いのないように作り直して最終登板に臨んでください。
 1年間ひたすら、チームのためにやってきた。それは当たり前のことかもしれないけど、それでも最後ぐらい、自分のためにも欲を出しても誰も文句は言わないだけのことを、今年の隈はやってきたと思うので。

今日も被弾で@名古屋

2008-09-28 22:05:40 | 【野球】ペナント日誌 2008
 見事完投負け(8回だけど)を喫しました上原氏です……orz
 あの広い名古屋で! しかも荒木に! おまけに2死から!! ってそれはどうなんでしょう……orz
 
 まあ、ある意味予想はできたことなんですが……詰めが甘いというか。本人はそんなつもりないと思うんですが、結果としてそう見えてしまうところがもったいないなぁと。荒木は好打者だけどホームランバッターでは決してないわけで、この展開でこの手の打者に1発食らって終わり、ってーのは、上原氏としてはありがちな落とし穴ではあるけど(泣)でも悔やまれるなぁというのがこっちの本音。
 とは言え、相手がチェンだったので、開始前から「きっとこれは厳しいだろうなー」と思ってはいました。でも試合がずっと0-0で来ちゃってたから、見てるこっちにも「勝てないまでも負けずに済むのかも?」という欲が出ちゃったんですな(笑)。今さら個人成績を気にすることもないんだけど、なるべくなら調子のいい時くらいは勝っておいてほしいし。←意味不明

 ……とか何とか言ってますが、実は中継は観れてません。地上波放送なかったから。CSはあったのかなぁ。どっちにしてもTV空いてなかったんだけど。

 でも、打たれた球がアウトハイのカットボール……カットボールかぁ……うううううむ。最近、カットの割合が以前よりだいぶ増えてる気がするけど(って、私の記憶自体がもしかしてかなり昔のイメージかもしれないけど)でも、カットボールでこういう痛恨の失点をするのって、なんか悔いが残りそうな……どうだろう。
 試合的にはしゃーないでは済まない失点ではありますが、あの打席ひとつを取って見た時に、「あれを打たれたらしゃーない」であれば、納得してさえいればとは思うのですが、カットボールなぁ……。いわゆるウィニングショットとまではいかない球種だけにね。まあ、このへんは本人の感想? 反省? を聞かないとわかりませんが。
 ただ、数字的には決して悪くはないんですけどね。四球は敬遠の1つだけ、球数も108。やっと安定してきた。今さらだけど、最後まで安定しないより全然いい。今年で選手生活が終わるわけじゃないのでね。多分。

 もう1回登板があるのかな。って、中6日ならまた竜戦ですよ。日程がバラついてるから向こうのローテがどうなるかわかりませんが、もうチェンは勘弁したって~(笑)
 あ、そういえば井端が帰ってきたそうですね。今日は出てなかったけど、とりあえず良かった♪

最後のお仕事が終わりました。ありがとう広島市民球場さん
 昨日のルイスも素晴らしかったみたいですが、今日の前田健太もしっかり試合を作りましたね。失点もエラー絡みで自責0。いい餞になったと思われます。最後の最後で2試合ばかりお世話になっただけでしたが、いい雰囲気の球場でした。お疲れさまでした。新しい球場が、カープに関わる皆さんによりよいものであることを祈って。
 それと、日本シリーズで戻ってこれることを願って! 是非!

5位以下確定だってさ@仙台
 隈だとばっかり思い込んでいたので予告先発も確認してなかったんです。したら速報でいきなり0-5とか出るので思いっきりのけぞりました。が、先発は一場でした……orz いや、隈が打たれるよりか全然いいんですけど(笑)
 しかし、どんなに確率が低かろうとも勝ち続けさえすればもう1つ順位を上げる可能性も全くのゼロではない状況だった……のに敢えて一場だったのは、隈に何かあったわけじゃないよね? 12連戦だし、こないだ雨でノーゲームになった試合で若干、一場がよさげだったらしいから立ててみただけだよね? と信じたい(笑)。
 結果として、今までとなんら変わりのない状況だったようなので打つ手なし。1回も2回も先頭にいきなり四球だからこの人本当に面白すぎる、いろんな意味で。今季これでまだ3敗なのが信じられない。今に始まったことじゃないけど。
 そしてホセのエラーも今に始まったことじゃないけど……orz いやホセだけじゃないみたいですけどね、今日は。守乱。まあ投手のリズムも影響しそうな気がしますが、ここまで来ると。
 明日の鷹は新垣だそうです。前回こけてるけどその前2試合ぐらいは悪くなかったんじゃなかったかとうろ覚えしているので(調べろって話?)、ちょっと身構える感じです。隈にはできれば10連勝締めしてほしいので(笑)あと2試合投げて、2試合とも勝ってくれたら良いな。夢は大きく。目標は高く。

 あ! 明日からAIGオープンだ!
 GAORAの放送枠がもう少し早いと良いんですけどねー。23:30~3:00って、どうがんばっても1:00には力尽きてしまう(笑)

豪快! 首投げ一本

2008-09-24 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2008
 帰りし、久保がここんとこ調子いいのでひょっとしたらひょっとするかもよ。涌井だって今絶好調でもないし。とか思いつつ、所沢の速報を追ってました。
 そしたら例の1イニング3死球。「これは乱闘になるな」と思ったらやっぱりなってましたね。ベニー、綺麗に首投げ決めちゃってました(笑)。細川には申し訳ないけどあまりに綺麗に決まりすぎて笑ってしまった……。
 まあ、投げ飛ばすことが必ずしもいいことだとは思いませんが、今回はこんな話も仕方ないだろうと。

 というわけで、レオはある意味予想通りの足踏み。本拠地でやり直すには帰って来るまでまた2つ負け続けなきゃいけないので、まぁさすがにそれはなかろうとも思うのですが。意外に完全アウェイの札幌の方が簡単に達成できちゃったりして。
 そういう意味では、レオにはせっかくのチャンスだったのにねーって話だけど、となるとレオが勝って決めるためには鷲の責任は大きいですね。オリ戦2つ取らなくちゃ。っていうか、それでなくてももうオリに負けるのお腹いっぱいなので(笑)←笑い事でもないですけどね

あとはマリさんよろしく(笑)

2008-09-23 23:50:20 | 【野球】ペナント日誌 2008
 一応追ってみた所沢の試合です。
 朝井はまあまあ相変わらずの、可もなく不可もなく。序盤はカーブばっかり打たれていたっぽいですが、そのわりには良くもった方かも。というか、打たれていたからなのか今日はカーブ少なかったですね。最近はこんな感じなのかな? 最近の投球内容までは詳しく浚ってないのでわかりませんが。

 2-3から果たしてどうやって逃げ切るのかというところで、喜ばしいことなのですが他所でマリさんが頑張っていて、こっちの試合途中でレオがM1になってしまいました。
 というわけで、目の前で胴上げ見たくなかったら、もはや勝つしかなくなってしまった!

 なのにこの終盤の双方のグダグダぶりったら……(笑)
 小野寺の危険球やグウィンの乱調はともかく、鷲としては川岸が打たれたらもう打つ手ねぇやと万事休すの思い。いやまあグウィンがアレだったのでこういう展開になっちゃったのですが。
 で、最後の攻撃を迎えて7-5なんで正直諦めました。が、「優勝決まっちゃったかなぁ」と速報リロードしたら7-10になってて目を剥きました(笑)。

 グラマンもグラマンだけど、でももっと言えば今日もエラーから、まさしく起死回生の1発が飛び出したわけで。このミス=千載一遇の大チャンスにつけこむ展開がまさかこの大一番でできようとは……
 とはいえ、あのエラー自体もこんな大一番だからこそ起きたものかもしれないけど。月並みな言葉ですが、あれが産みの苦しみなのかも。初めての経験になる選手もいるし。おかわり中村のエラーを見た後だったので、最後の直人のダイビングキャッチもちょっとひやりとしましたが、いいプレイでした。あれが抜けてたらまだどうなってたかわからなかったです。本当に。

 でも鷲、なんだかんだ言ってこんな土俵際、まさに徳俵からのうっちゃり的大逆転ができるとは思ってもみませんでした。決めたのはホセだけど、本当によく諦めずに繋いだなぁという感じ。なんだよ、みんなやればできるやん! と(笑)←偉そう
 こうなったら、勇退される王さんには申し訳ないけど(体調すぐれない中、本当にお疲れさまでした)、鷲には1つでも上を狙ってもらうしかありません。チームも今はその気になっちゃってるはずだと信じてますが、問題は来年のシーズンが始まるまで今の気持ちを忘れずにいられるか、でもあるかな。

 では明日のマリさんへバトンタッチ。よろしくね!(笑)←一応マリさんを応援してますけど

大台到達!

2008-09-22 23:56:00 | 【野球】ペナント日誌 2008
 鷲は所沢へ。
 優勝決定かもとかいう話より隈の20勝が先だよっ! てな日です。
 しかし、試合が始まる前にこんなに緊張したのは久しぶりです。ただネット中継見るだけなのに(笑)。

 と言っても、序盤は仕事しながらなのであんまりちゃんと見れてないですが、それでもちらちらと窺ってみたところでは、立ち上がりはあんまりよくなかったですね、隈。1回終わった時に首傾げてたし。球も高めに外れるのがけっこうあったりして、なーんか今日は変化球がいまいち決まらないの? と思いながら追ってました。
 そんな状態なのに、先制してもらった直後に自分の暴投でタイムリーを打たれて追いつかれて、ますます苦しげな展開に。

 なんせ相手の一久が案の定素晴らしい滑り出しで、鷲打線はもうどんなけ三振するねん君ら。という具合に、面白いように打ち取られていたのでした。なんとか得点圏に走者が進んだ4回も高須が面目躍如できず、中盤は膠着状態。
 ただ、2回を最少失点で凌いだ隈は、3回からガラッと変わりました。それまでは初球がほぼ悉くボールだったのが、早めに打たせて取れる投球に。1点取られて目が覚めたかなという感じでした。

 そして6回、後から知ったけどブラゼルのとんでもないエラーでもらった千載一遇のチャンス。ここで決めないと一久を打ち崩すチャンスはもうないのではないかと思ってました。そしたら4・5・6番一気呵成の3連打! 勝ち越しタイムリーは当然のように高須大先生! で、左キラー中島はいい当たりをなかじのファインプレイに阻まれたものの追加点。
 3点あれば隈なら絶対に勝てる! と信じてやまない今季(笑)ですので、申し訳ないけどこの時点ですでに勝った気になってました。←浮かれすぎです。

 しかし、得点直後のイニングに気をつけろとはよく言ったもので、それに関してはやはり隈も例外ではなかったのでした。
 気づいたら6回裏のレオの打順はトップの片岡から。踏ん張りどころだよー、とこっちが身構える間もなく片岡には初球を捉えられ、来るぞエンドラン! と身構えたら身構えたで見事に決められ(実際の作戦はランエンドヒットだった)あっという間に無死1、3塁。長打で同点、1発で逆転。本日最大のピンチ。
 正直ここは、経過を追ってるこっちは1失点は覚悟してました。が、バッテリーはそうではなかった。義人を渾身のストレートで、しかもど真ん中に決めて空振り三振を奪うが早いか、スタート切った栗山を藤井が見事2塁封殺! こーれーは、後から映像見ても痺れましたねー。バッテリー2人で1年間(だけではないけど)積み上げてきたものを見た感じです。ベースカバーに入った直人のタッチプレイもお見事。でも8回のバント失敗→併殺は、こんな試合じゃなかったら大ブーイングですよ。藤井さん。(笑)
 さてこれで2死3塁。で、最後は怖い怖いなかじをセンターフライに打ち取って、無失点でこのイニングを終えました。

 あとは7回、リックさんがここぞの代打で登場してさっきのお返しとばかりに1、3塁の状況を作ったところで一久をマウンドから降ろすことに成功。やはり6回のチャンスを潰さなかったことが大きかった。よくやってくれました打線。ていうか、何故これが他の試合でできないのだ! と(笑)
 最終的には、満塁にして久々に見た(私が、ですが)岡本真也から山崎がとどめの2点タイムリー。私もここでやっと気持ちが楽になりました(笑)

 4点のリードをもらった隈の7回、またまた得点直後に無死の走者を出したりしましたが、ここまで来るともう試合の支配権を隈が握っていると言っても過言ではない状態。最後はライナーゲッツーというツキまで呼び寄せたピッチングでした。

 この時点で球数は84球と、予想してたよりもかなり省エネ。普通に110くらいで完投できるんちゃうのーと続投を疑ってなかったのですが、意外にも8回からは継投でした。しかも2番手がいきなりグウィン。ま、9回に投げてもセーブつかんしね今日。
 隈は中5だったからなのかな、今日は体の危険信号が早めに出たようです。早めに降りたのはそのせいだったんでしょう、多分。確かに、ベンチでしきりに右肩というか二の腕? を自分で揉みほぐしてたりしたので。
 9回はワンポイントで有銘、締めが川岸と、点差の割にガチガチのリレーとなりましたが、隈からの流れをしっかり守って、本日のM減らしは無事阻止できたのでありました。

 というわけで。
 岩隈久志、5年ぶりの20勝投手に。おめでとう!!

 しかしだ、試合終了後、ヒーローインタビュー待ってたんですよ! なのに放送ないってどういうことですかー!!
 ……と泣きを入れてたのですが、スポーツニュースを見てるとどうも直後のグラウンドではインタビューがなかったのかもしれない。通用口みたいなとこでインタビューに答える隈の映像がありました。しかし、なんでだろう。スポーツニュースだとノーカットで見られないからと思って、中継でのインタビューを期待してたのになぁ。がっかり。
 そんなインタビューで隈は「数字を意識せず、チームのためにと思ってやってきたのが、結果的にこの数字になった」と言ってました。当たり前のように聞こえる言葉だけど、こう自然に言葉にできるようになったんだなーと感慨深くもなります。

 思えば2001年、8月の苦しい時期を鮮烈な先発デビューで救い、さらに優勝に向けた最後の関門の対レオ3連戦を乗り越える口火を、初完投初完封で切った隈でした。まだ2年目の20歳で、今よりもっと線が細かった。
 近鉄最後の2004年には最多勝。あれが球団最後のタイトルになったのかな。その最多勝を引っさげて、日米野球でも素晴らしいピッチングを披露していました。そして翌年、鷲元年には見事開幕を飾り、さあここからという時に相次ぐ故障。今でも「ガラスのジョニー」(なんでジョニー? っていうか何のジョニー? 監督……)とか言われちゃうくらい気を遣わなければならない状態なのは、若干の不安要素ではあるけど、その状況の中で徹底した自己管理をしてここまで来ました。それこそが成長ではないかと。

 ただこの1勝は、今季の隈にとっては通過点だと思いたい。まだ投げる機会も気力も残ってる。最後まで「チームのために」。それがどう結実するか、最後まで見届けたいというのが、見てる側としての今の心境。

 さてそんなわけで、今日のところは目の前で胴上げを拝まされる事態は阻止しました。しかし明日はわからない。
 それを見て何かを感じることも確かに、今の鷲には必要なことかもしれないとは思います。だけど逆に勝ちさえすれば、眼前にすることで嘗めさせられるであろう苦い思いをせずにすむ。その想像力をモチベーションに変えて目の前の1勝を獲りに行くのもありだろうと。
 それに、明日も阻止したら今度はマリさんに回るんで、優勝阻止が大得意なマリさんがここでまたまた本領発揮してくれて面白くなるかもしれないし(笑)

 明日の先発は朝井。まじめな話、隈と田中の間の世代でもある朝井には、ここでしっかり、本当の独り立ちをしてもらいたい。
 前回の登板は、自分は不甲斐なかったけどバックのおかげで勝ち星を挙げることができた。なら今度は自分の腕で獲りにいってください。そして星を2桁にのせちゃいましょう。数字はまだまだ及ばなくても、投げる姿を見てれば感じるものはあったでしょう。さー、隈に続け!