life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

ウィンブルドン2週目。一応、出だしだけ

2009-06-30 21:41:02 | 【スポーツ】素人感覚
 7日目の前半だけちょこちょこと見ました。あとは結果を見て、気になった試合をいくつか。

 まずソダリングvsフェデラー、お互いになかなかブレイクチャンスがやってこない状況でしたが、第1セットはタイブレイクか突入と思わせた第9ゲーム(だったと思う。たぶん)にフェデラーがワンチャンスをものにしてソダリングのサービスをブレイク。
 第2セットに入っても全体の雰囲気は大きくは変わらなかった気がします。サービスは2人とも上々だし、ソダリングの状態はむしろ前回の対戦より良く見えました。結局今度はタイブレイクで、これまた前回ほどの大きな波はなかったものの、終わってみればフェデラーの7-5。そして第3セットもまるで判で押したようなゲーム進行で(笑)またまたタイブレイクに入り、そんでもって結局やっぱりフェデラーの7-5、気づけばストレート勝ちでした。

 前回ほど楽勝ムードというわけではなかったけど、不思議と接戦の印象はなかったです。なんだろう、落とせないポイントは絶対に落とさないだろうという雰囲気がロジャーにあったというか……焦らなくても地道にやってれば勝てるという雰囲気がありました。決めどころでのエースは今日も炸裂してたし。スコアはこんな感じにはなったけど、調子がいいのは変わってないかな。
 QFはエース王・カルロビッチ。4戦で137本って(笑)。ソダリングもエースがとれる選手だけど、カルロビッチはいっつもさらにみんなの遥か上をいくんですよねー……ま、身長も遥か上ですけど。フェデラーがカルロビッチのサービスにどう対処するかが見ものです。(過去に対戦自体は何度かあったそうですが、私は見る機会がなかった)

 で、ヒューイットvsステパネクは前半だけ見ておりました。が、第1セットも第2セットもヒューイットは大事なサービスキープができなくて、あっという間に(言いすぎ)2 sets down。おまけにトレーナーを呼んでマッサージなど処置を受ける始末。ううっ、これは厳しいのかなぁ……快進撃もここまでか。
 ……と、ここまで見て寝たのですが、起きたら勝ってたヒューイット……
 すごいっ!! すごいぞー!! レイトン教授!!←違うものになってる←ゲームはやったことないです。
 大逆転のフルセットマッチですよ。いやー見ればよかった。って、見てたら寝不足で死んでいたと思うので、仕方ないですけど。QFは前哨戦で負けちゃった&ここまでさらっと勝ち上がってきたロディックなので、なかなか大変だとは思いますが、いい試合が期待できそう。見れない可能性は高いですが(泣)。

 で、これは時間的に全く見れてないのですが、バブリンカvsマレー。意外にもフルセットの大熱戦だったようで、惜しかったなぁバブリンカ! 今回、マレーの試合を全然見れてないので、状態の良さを見たいし、そろそろ第1試合に出てきてくれるといいんですが。ないか。

 女子はサフィナがモレスモに最初リードを許していたので、あら? と思いましたが終わってみたら勝ってました。今日も先にブレイクされてますが、どうでしょう。
 そういえば、イバノビッチの棄権が悲しかったな……全仏でのドキッチといい……

Wimbledon day4&5 さらっと

2009-06-27 02:18:25 | 【スポーツ】素人感覚
 本日のセンターコート第1試合はコールシュライバーvsフェデラー。
 第2セット終盤あたりから見てましたが、第3セットはなんだかコールシュライバーが盛り返していた&フェデラーのミスが若干増えてました。で、1 break upだったのが追いつかれてのタイブレイク。この頭のサービスをキープできなかったのが最後まで響いて、この1セットを落としたロジャー。このセットはコールシュライバーの角度のあるショットが目につきました。キレがありましたね。素晴らしかった。
 しかし第4セットはギアを入れ直したのでしょう、30分とかからず6-1で決着。4回戦進出となったロジャーです。

 フェデラーはここまでの3試合はミスも多くなく、1stサービスが入った時の精度も高く、今日こそセットを落としましたが総じて「らしい」プレイを随所に披露して危なげない状態です。見てても不安はほとんど感じないです。時々スリップしてますけども。フェデラーだけじゃなく、けっこういろんな人が滑ってるのを目にしますねぇ。
 さて、4回戦はローランギャロス決勝の再現となるソダリング戦になりました。ロジャーが対戦連勝記録を伸ばせるか、はたまたソダリングがローランギャロスに続く大物食いをしでかすか。まあここまでのフェデラーの状態の良さと、芝というサーフェスがフェデラーに味方をするのではないかと普通に思っていますけれども。

 そして話は4日目のトップハーフ2回戦に戻りますが、この日はなんつってもアレです。ヒューイットの大金星!! なんとデルポをストレートで下してしまいました。
 第2セットの途中から見たのですが、「おお! 1セット獲ってるやん!」と画面にがぶりより(笑)、勢いで最後まで見ちゃいました。

 ゲームが進むにつれて乗りに乗って吼え、テンションあげまくるヒューイットと対照的に、自分のミスに気持ちをダウンさせていくデルポ。表情もすっかり弱気でした。気持ちでは完全にヒューイットが上を行っていたんじゃないかと。
 あとからNHKで第1セットを見てみたら、第5ゲームだったか、ヒューイットのサービスゲームでえらい長いデュースが続いて、しかも常にデルポにアドバンテージを握られていたのを凌いで凌いでついにキープしたという場面がありました。あの精神状態と意欲の高さを最後まで保ち続けたのがヒューイットの方だったということかな、と思ったシーンです。

 ヒューイットにはミスが少なかったし、サービスもとても良かった。終わってみれば勝つべくして勝った試合かもしれません。この調子なら3回戦も大丈夫じゃないでしょうか。いやQFだっていけちゃうかも。

 そういえば、ツォンガも本日upset食らってしまいましたね。ただいまジョコビッチvsフィッシュをやってますが、こっちもどうなるでしょうか。今のところ、まだ第1セットではありますがジョコの1 break upです。



巨星墜つ。マイケル、安らかに。
 あのマイケル・ジャクソンが急逝。朝からとんでもないニュースでした。
 彼の生み出したすべての楽曲を聴いたわけではないですが、それでも知っているいくつかの曲やパフォーマンスは、数々の衝撃をもたらしました。
 今、なんとなく頭の中では「Black or White」だったり「Heal the World」だったりします。「DANGEROUS」が初めて買ったマイケルのアルバムだったから余計なんだと思うけど。でも、どちらもマイケルの普遍的な思いがこめられた曲だと思っているので、そういう意味でも心に残っているのは確かです。「Black or White」はPVも大好きでした。
 でもそれらの曲はもう彼に歌われることはない。それがまだ信じられません。

昨日の時点では

2009-06-25 20:22:15 | 【野球】ペナント日誌 2009
 半ば能天気に構えておりましたが。
 「後半あまりにも力が入らなくなってきたので」というあれは、「肘の違和感」だったのですね。上原氏。
 いや確かに、何それ? どういう意味? と思うには思ったのでありましたが、一夜明けて本日コメントを見てみれば、「体力的にはまだまだ行けましたが、腕の力が入らなくなって(ボールが)浮き、危ないと思いました」という話で。なるほど……。ウィンブルドンにうつつを抜かしている場合じゃなかったということですね。←そういう話でもないしウィンブルドンはそれはそれで大事(笑)

 16連戦に突入ということで、再びのDL入りは本人はもちろんチームも避けられるものなら絶対に避けたいし、登板が飛ぶこと自体も可能な限り避けたい(と言っても中4日だとやっぱり1度は飛ぶ気はしますが……)。
 とりあえず2、3日様子を見て、26日にブルペンに入れるかどうか。てことは、土曜日の朝には一応の結論は出るわけですが、本人が「知っている」という解決法がうまくはまってくれますように。

 いやしかしもう10試合も勝ってなかったんですね。今回みたいに相手投手のめぐり合わせだったり、いろいろままならないことはあるけど、だから余計早く次の1勝を挙げてほしいです。切に。大好きな「黒田さん」に続かせてあげたい(笑)。←笑うところじゃないだろう。

上原氏は勝てなかったけど

2009-06-24 23:34:39 | 【野球】ペナント日誌 2009
 黒ちゃん(とついつい黒田のことをこう呼んでしまいますが。)は見事な投球で2勝目!
 しかし、完投目前だったんですけどねー。あと1人だったんですけどねー。「まだ3点あるじゃないか! ランナー出てるけど1発でも1点差じゃないかー! 代えないでー!」とGAMEDAYを眺めつつ思っていたわけですが(笑)とにかくそう思わずにはいられないほど、数字だけでも素晴らしい内容でした。9回に入るまでで100球弱だったでしょうか、とにかく理想的なペース配分。上原氏が辿り着きたいのはここだよなぁ、と改めて思った次第です。おめでとう黒ちゃん。

 そんな黒ちゃんの投球が始まる前に、既にマウンドを降りていた上原氏。いや、そもそも試合開始時間が違ったんですけども。
 今回はもう気づいたら4回だったし、Jsportsもドジャース戦だったので(でも黒ちゃんが投げるんだったら撮っておくんだった……)投球は見れていないのですが、結果としては6回1失点。久々のQSです。
 球数もけっこう順調に来ていた模様です。同点打を許した5回も、そのあとだだ崩れのピンチを迎えておりましたが切り抜けて、6回も無死2塁をこれも切り抜けて。打線がミラーに見事に抑えられてしまっていたので、その状況でも我慢するところは我慢できたんじゃないかなと。なんたって結局7回で1安打しかしてないもの、打線……。初回の、しかも先頭のロバーツのダブルだけですよー。
 なので5回は正直、1失点ですんでほっとしました(笑)

 「後半あまりにも力が入らなくなってきたので」交代を申し出たそうですが、球数自体は前回とそう変わらないのでもう一息! もう1イニング! と、次のステップへの希望を持っておくことにしたいと思います。そのくらいのスタミナはやっぱり、先発投手として取り戻しておきたいところのような気がするので。

 3勝目が本当に遠いですが、でもだからこそ我慢の時。自分が少しでも長く投げたらチームも自分も勝つ確率が上がるわけだから、上原氏には1球でも前回より多く、って気持ちでいっていただければ嬉しいです。
 しかしチームも、せっかくあの土壇場で追いついたのに、あれでサヨナラ負けしちゃうともったいなさ倍層ですね……。8回でもう今日はダメかと思ってドジャースの試合追ってたら、リザルトがあんなことになっていてびっくりしましたよ(笑)。追いついたからこそ勝っておきたかったなぁ。

ウィンブルドン初日を終えて、とりあえず

2009-06-23 22:23:05 | 【スポーツ】素人感覚
 ロジャーに一言。

 その、海軍さんみたいな出で立ちは何なんですかー!!(笑)←いや、笑うところじゃないのでは……
 しかもベストまで着てますよ。三つ揃いですよ。←ちょっと違う

 今にしてみれば、去年のカーディガンなんて全然ふつうだ。

 ……とか思ったセンターコートオープニングゲームでした。
 あとは杉山さんの初戦突破、おめでとう! 森田選手は残念でしたが……クルム伊達さんも。第1セット6-5まではスコア追ってたんだけど、1セット取ってたんですねー。これも残念ですが、まだまだやれるところはまた見せてくれたんじゃないかと思います。本当にすごい!

 男子はサフィンにロディックにヒューイット(ドロー位置がアレですが)にシモンにと、トップハーフの方が個人的に面白い面子なのですが、さて本日どうなっていくんでしょうか。さすがに起きてはいられないので(笑)明日のお楽しみです。

ラファ、無念のウィンブルドン欠場

2009-06-20 23:50:01 | 【スポーツ】素人感覚
 ローランギャロスの敗退から、やはり思わしくない膝の状態により欠場するかもという話が出つつも検査だけでは決断は出ず、「ロンドンに飛んでから考える」という話になっていたナダル。この時点で、もしかしたらいけるのではないか? と思ったのも束の間、エキシビションマッチでもどうも精彩を欠いていたらしい(ヒューイットにも負けていましたが、バブリンカにも負けてしまっていたらしい)という記事が出ており、これはどうなるかわからないな……と思っていたのですが……

 昨年の覇者であり、現在ランキング1位であるという立ち位置からしてもいちばん避けたい事態であったことは間違いないのですが、ナダル本人の「限界に達したんだと思う。より強く帰ってくるために、一度リセットする必要がある」という言葉がいちばん端的にこの状況を表していると思います。
 いつかこの日が来るんじゃないかという危惧は常にあったけれども、それがこのタイミングであったことはやはり悔やまれます。ただ現状、「ベストの状態からは程遠い」にしろ、「そんなに酷い状態ではない」し、この故障も、「慢性的なものではない」ということが救いかな。ナダルは年齢的にもまだまだこの先充分身体を強くすることができる可能性があると思うので、このスキップを越えてできるだけ早く戻ってこれるよう願うしかありません。

 ……で、決まったばかりのドローにも若干入れ替えがありました。
 ナダルの位置に入ったのは、ボトムハーフの端っこにいたデルポ。そのデルポの位置にはブレイクが入りました。ヒューイット、2回戦に進んでもナダルじゃなくなったけど結局はデルポとやるのか……(笑)

下がった分をちょっと前進? @ボルティモア

2009-06-18 20:51:34 | 【野球】ペナント日誌 2009
 今日もESPN録画です。完投するわけないので3時間も4時間も撮らなくていいんだけど、なんとなーく4時間予約……
 でも結局まだ見れてないので、日を改めてじっくり見ます。って、中4日だから早くしないと次がすぐ来てしまうんですが。そんでそうこうしてるうちにウィンブルドンも始まってしまう予感(笑)

 でも今日もやはり球数が多かった……ので5回しか投げられませんでした。ただ、本人はもう少し行きたかったそうなので、今回はまだ体力残ってたのかなと。
 前回より粘れたとのことですが、次回はもう1歩進めるといいな。今日はチームが勝って、結果として多少なりともチームのためになっただろうから、次は自分の結果にもなるように。



膝じゃなくて肘ですか?
 岩隈が右肘痛=上腕三頭筋付着部の炎症で、本日登録抹消になりました。記事の見出しで一瞬、目眩がしましたが(笑)キャッチボール程度はできているし軽症ではあるとのことで、とりあえず一安心。1軍に帯同はするし、今のところ先発1回飛ばす程度で、通常のリーグ戦開始には戻ってくるのではないかという話なので、それを信じておこうと。
 しかし、こないだ久方ぶりに6勝目を挙げた時も実は開幕から膝の状態が思わしくなかったという話が出て、恐るべしWBCってことか? とか思ったりはしましたが、いろいろ積み重なったものが外に出てくるお年頃でもあるのかもしれません。若い時は(いや今だって若くないわけではないけど。ただもう「若手」ではないしね)故障はともかく、球数も気にせずがしがし投げられてたわけだしね。
 1年間投げ続けて、トータルでチームのために働くために、自分の体と相談したら結果的に何かを犠牲にしないといけない時もある。上原氏を見ていてもそうだけど、本人のその気持ちが外からわかりやすいかわかりにくいかはあると思います。特に仲間うちじゃなく試合を見るだけの立場の人間にとっては。
 なので、隈のことは「わかりにくいエース」と言っておきます(笑)。

一生に一度は体験したい美しさ

2009-06-13 23:56:37 | 【日常】些事雑感
ボリビア ウユニ塩原 @ ワンダー×ワンダー「アンデス 天空の鏡」(NHK)

 地平線まで見渡す限りの白。塩の白。雪焼けならぬ塩焼けができてしまう照り返し。
 そういう場所があるとはもちろん聞いたことはありましたが、ピラミッド型の不思議な結晶ができるというのは初めて知りました。ミネラルが豊富なため、密度が濃いのでなかなか沈まなくてそういう形になるそうです。

 そして「天空の鏡」とは、ここで短い雨季の間だけ見られる世界。降った雨水が薄く広く塩原を覆い、広大な水鏡になります。その水が干上がらないうちにだけ見ることができる景色はまさに絶景。足元から天頂までが空になってしまうのです。なんて美しい。
 さらに圧巻なのが、その水鏡が晴れた夜空を映した時。もちろん周りにはほとんど光がなく、四方が地平線(実際は山も若干見えるんですけども)なのでその満天の星だけでも素晴らしいのに、それが水鏡にそのまま映し出されるという……
 TVでの映像には限界はありますが、それでもその美しさたるや、息を呑まずにはいられない。プラネタリウムでしか見たことのないような降るような星々が、本当に地面に降り積もっているように見えるんだから、それがどんなに素敵な光景か想像しただけでもなんか……恍惚としてしまいます。

 ああ、ここは死ぬまでに一度行きたい。ほかにもそういう場所、いっぱいありますけど(笑)。今日の「世界ふしぎ発見!」のサグラダ・ファミリアとアルハンブラ宮殿も行きたいけど~。



藤田喬平作「飾筥(かざりばこ)」シリーズ @ 美の巨人たち(テレ東)

 失礼ながらも藤田喬平氏を存じ上げなかったので、ぱっと見てまんまと蒔絵の箱だと思ってしまいました。でもガラスでした。
 ぱっと見、ガレ路線? とか思ってしまいましたが良く考えたらそうじゃない。つや感を落とした地の黒、あるいは透明感のある深いマリンブルーに金箔とプラチナ箔、舞い散る花びらのように溶けた色ガラス。じっと見ていると不意に、降りかかる桜吹雪の中にひとり立ち尽くしてしまったような気さえして、呆然とため息をつくしかないような美しさは、まさにガラスの琳派です。本物が目の前にあったらきっと、何十分眺めているやらわかったものではないでしょう(笑)。

 「流動ガラス」と言われる初期の代表作「虹彩」もまるで水が飛沫となるその瞬間をそのまま形にしたかのような独創的な造形でした。「飾筥」と併せて、これもぜひ実物を見てみたいです。ていうか、藤田喬平ガラス美術館というのが松島にあるらしく、知ってたら観に行っていたのに……と今さら惜しく思ってます。いやまた行けばいいんだけどね。
 宮城といえば、東北福祉大の芹沢介美術工芸館にも近いうちに必ず行ってやろうと思ってはおりますが、近いうちと言いつつきっと来年の予感。



 さっきストリーミングでAEGON選手権SFのブレイクvsロディックを見ていたら、というか見始めてからなんぼも経たないうちにロディックが第1セット第8ゲームの途中? で足首をひねってしまいました。トレーナー呼んで、ガチガチにテーピングして第9ゲームを一旦は始めたのですが、結局続行不可能でリタイア。ウィンブルドンは大丈夫なのか? 今はとにかくそれが心配です。

上原氏、イチローさんに案の定やられるの巻

2009-06-12 23:48:46 | 【野球】ペナント日誌 2009
 や――っとまともに投球が見られます。上原氏の。ありがとうJsports。
 というわけで、DL明け第1戦はvsマリナーズ。つまり「イチローさん」なわけで、日本でも(オールスターくらいだけど)1試合まともに抑え切った記憶がないので、まあ普通に打たれるのであろうと思っておりました。結果、

「上機嫌なイチロー、うなだれた上原 初対決はイチローに軍配」(スポナビ)

 ……てな話です。第1打席こそ打ち取りはしましたがあとは長打長打で、いいようにあしらわれてしまったというところでしょうか。3の3じゃなくて良かったなぁと。
 というか別にイチローひとりと試合をするわけではないので、試合に勝てればある程度それで良かったとは思うんです。久しぶりの実戦ではあったし。でも、試合も逆転されてしまいましたからねぇ。それもイチローさんに打たれたからと言えばそれまでかもしれませんが(笑)。

 日本にいた時もそうだったし、この舞台で意識するなと言う方が無理なイチローとの対戦は、それでなくてもベテランとルーキーの対戦です。さらに、古傷となんとか付き合いながらここまでやってきた上原氏と、体も丈夫なイチローさん。個人レベルでは日本にいたころより差は広がっているだろうなぁと正直、思っていたところ。なので、「完全に力負け」という言葉自体は納得です。
 でも今回、それはそれでいいと思うんですよね。これが今生の別れの対戦ってわけでもないので。追っかけたい相手はたくさんいた方が、上原氏もきっと楽しいしやりがいがあるだろうし。

 何より、イチローにとって上原氏が「生意気な後輩」と思われていて良かったなぁと思うし(笑)これからもそうあり続けてほしいなぁとは思っております。「(上原との対戦は)シーズンでやるのは初めて。初めてというのはバッターとしては嫌なものですよ。でも、あのテンポはいい。野手は守りやすいと思う。自分のスタイルをがんがん貫いてくるタイプなので、バッターとしては受け身になりやすい。バッターとして強い意志を持っていかないとやられていくタイプのピッチャーでしょう」という言葉は、投手として認めてくれているということなので、だからこれからも今まで通り、何度打たれても(笑)変わらず向かっていってほしいです。
 まあ、そんなに対戦は多くないですけど。残念なような、ほっとしたような(笑)

 さて全体の投球ですが、数字的には5回81球、自責4、被安打7、与四球1、奪三振3で、ゴロ:フライ=4:8。1発はなかったけど今日も球数多いですよー。
 初回はまずまずいいテンポでぽんぽんと投げていたんだけど、2回になったらボールがちょっと中に集まってきていたりで、解説の大塚 "光ちゃん" 光二氏には「投げ急いでる」と言われておりました。あと、恐怖の「シュート回転」。ううっ、過去この言葉にどれほど泣かされてきたことか。

 そしてヤマになった3回、最初のチャベスのヒットはともかく、イチローの打席ではカウント2-2で降雨中断という……そして再開後の初球をがっつりライトオーバーされたという。テンポのよさとリズムの単調さは紙一重なんでしょうが、雰囲気としてそう見えていたその結果がこの(中断挟んで)4連打なのかな。しかも中断後、いきなり3球続けて打たれてしまった。投げ急ぎというか勝負を急いだというか、そういう感は確かにあったようには思います。
 本人のコントロールのよさは変わっていないんだけど、日本以上に失投を見逃してくれない。加えて、天候のせいもあってバッターも早く勝負しに来ている(by光ちゃん)という話でした。4回は結果的に無失点だったから余計そう感じるんだと思うけど、でも基本的にどうしようもなく悪かったわけではない。「7回の壁」もそうですが、きっとあとほんのちょっとのところの何かだと思うんです。それを見つけるのに時間がかかっているだけで。

 これにて負けが2つ先行することになってしまった上原氏。今回はまだ5イニングしか投げていないし、次がどこまで投げられるのかもわかりません。でも個人的には、これからも遠目でのんびりと(?)見ていきたいと思います。願わくば、少しずつ階段を上がっていけますようにー。
 ていうか、本当にチームが勝たないと大変なんですから。昨日もガスリーで負けてるし。

 ところで放送見るまで気づきませんでしたが、本日半袖アンダーだったですね。日本ではほとんど着てなかったけど、こないだ暑さにやられたからなんでしょうか。それともアメリカではもう何度か着てるのかな。なんせ試合見れてないもんでわからない。

fabulous, marvelous, Roger ― the GRAND SLAM MAN!

2009-06-08 23:12:36 | 【スポーツ】素人感覚
 ローランギャロス、感涙のファイナルから一夜明けてちょこっと情報を拾ってみました。

「一番大事なのは健康でいること。僕にはモチベーションの問題はないから」 by Federer
 「目標としてきたことはすべて達成した」なんつー話が出ていたので、あれっ? と肩透かしを食らった気分になっていたのですが、曰く、
 "I am not addicted by beating all possible records, but I'm very proud of them. I hope I can maintain records I have going at the moment, and I hope to break some other ones along the way."
 ……とのこと。
 記録を破ることばかりに執着はしないけど、築いた記録は誇りに思うし、持っている記録は維持したい。(これからプレイし続ける)その間に、また別の記録も手に入れたいとは思っている。と、そういうことですかね。
 つまり、グランドスラム達成にたどり着くことはできたけど、だからと言ってもちろんやる気をなくしたわけではないということで。びっくりさせるなよ~と勝手に思っておりました(笑)。燃え尽き症候群に注意です。←あんたがね

「悪いプレイをしてしまっていたんじゃない。彼にそうさせられていたんだ」 by Soderling
 これまでのフェデラーとの対戦では常に、自分のプレイが良くなかったとコメントしてきたけど、それは違うということがわかった、と言ったソダリング。つまりフェデラーのプレイが、そうならざるを得ないように自分のプレイをコントロールしていたのだと。
 ナダルのコンディションが万全に近かったとしたらどうなっていたかはわからないと思いますけども、ソダリングは今回どうやら、ディフェンシブタイプであるナダルはフェデラーより自分に相性が良いと感じたのかもしれません。どうあれ、あの4回戦は彼が「自分はできる」と強く信じて臨んだ試合であったし、準優勝という結果が伴ったことでその自信も裏打ちされたので、今後が怖い選手ではあります。
 そういえば、表彰式でちらっと映りましたけど、ソダリングの彼女も綺麗な人でしたねー。

ところで、あの乱入者
 持っていたのはスペイン国旗バルサの旗だったらしいです。が、ソックスには白十字が入っていたんですよねー。
 ま、そのへんの細かいことはおいといて、乱入者は自分がかぶっていた帽子をフェデラーに被せようとしたらしい。フェデラー本人も "First, I didn't know exactly what happened." だったそうですが、ストリーミングなんぞで見てるこっちはなおさら何が起こったのかわからなかったですね。フェデラーは以前にも試合中に乱入者に遭遇した経験があるそうで、その意味ではパニックにならずに済んでよかったとは言ってましたが、「怖かった」のも本当だったようです。
 行為そのものは許されるべきことではありませんが、すべてが終わった今となってはとにかく何よりも、その場にいる誰にも危害が加えられなかったことに関してほっとしてます。

 しかし、どうでもいいけど全仏OP公式サイトのニュースとかインタビュー記事は単語と単語の間のスペースが抜けてることが多くて、ちまちま翻訳サイトにかけながら読む私などは、変な単語がたびたび現れるので四苦八苦しました(笑)

 そして最後にとても心配な情報が。

ナダルがウィンブルドン欠場の可能性
 トニーおじさん曰く「楽観視はできない」ということで……昨日の午前中には流れていたらしいのですが、ファイナルに気を取られ過ぎて全然気づきませんでした(汗)。
 ラファのことだから多少の無理は押して出てきそうな気もするんですけど、でも今無理をすると後が非常に怖いというのもあるし、しかしGS欠場なんて多少の無理で避けられるものなら避けたいだろうし……。おそらく水曜くらいには何らかの発表がなされると思うので、それを待つしかありません。

 クイーンズのAEGON選手権はちょうど今1回戦の試合が進行中。で、ちょーどヒューイットの試合をライブスコアで見ておりました。6-1、6-0で圧倒です。まずはよかった。
 ……ていうかよくよく見ると本日、ダブルスでヒューイット・マレー組vsラム・ロディック組とかいうなんだか妙に豪華な対戦がありますね。ちょっと見てみたい。(見れないけど)