前作「数学的にありえない」が気に入って今作も読んでみた。
……のだが、しばらくはなんか設定というかストーリーの土台を延々と語ってるような感じ。なので、どういうタイプの話なのかはなんとなくわかるんだけど、なかなか展開しないなぁという印象。前作は初っ端から崖っぷちだったから(笑)スピード感あった分、その反動で受けるイメージか。あと、群像劇状態かつ複数の時系列で進むから、全体の繋がりが完全に明かされない状態が続くからかな。その意味では、上巻は長大なプロローグといった様相かもしれない。
でも下巻、ラズロが反撃を可能にする鍵となるものを見出して以降、俄然テンポが上がった。前作の雰囲気を思い出したし、名残も出てきたし。終盤はほとんどサイキック・ウォーの様相。まあ、全体としては心理学というよりは超能力な話なので、前作よりは学問的要素は強くないかも。それ自体は問題じゃないんだけど、そのぶん「心理学的に」は若干、違和感は残るかな。
そしてちょっと(だいぶ?)気の利いたどんでん返しもありつつ。そういえば議員の名前、出てなかったんだなあ。すっかり思い込まされてしまったよ(笑)。終わってみれば、わかりにくい部分が長かったのはこのせいか! という感じだった。おかげで、久々に何もしない休日だったこともり、下巻は一気読みしてしまった。
結局は3部作になるそうで、今回はあからさまに続編ありを示す結末になっている。ということは2作がリンクする第3部になったりするのかな。そうなら楽しみも増すのだが。ケインの活躍はまた見てみたいし、スティーヴィーも面白いし。
……のだが、しばらくはなんか設定というかストーリーの土台を延々と語ってるような感じ。なので、どういうタイプの話なのかはなんとなくわかるんだけど、なかなか展開しないなぁという印象。前作は初っ端から崖っぷちだったから(笑)スピード感あった分、その反動で受けるイメージか。あと、群像劇状態かつ複数の時系列で進むから、全体の繋がりが完全に明かされない状態が続くからかな。その意味では、上巻は長大なプロローグといった様相かもしれない。
でも下巻、ラズロが反撃を可能にする鍵となるものを見出して以降、俄然テンポが上がった。前作の雰囲気を思い出したし、名残も出てきたし。終盤はほとんどサイキック・ウォーの様相。まあ、全体としては心理学というよりは超能力な話なので、前作よりは学問的要素は強くないかも。それ自体は問題じゃないんだけど、そのぶん「心理学的に」は若干、違和感は残るかな。
そしてちょっと(だいぶ?)気の利いたどんでん返しもありつつ。そういえば議員の名前、出てなかったんだなあ。すっかり思い込まされてしまったよ(笑)。終わってみれば、わかりにくい部分が長かったのはこのせいか! という感じだった。おかげで、久々に何もしない休日だったこともり、下巻は一気読みしてしまった。
結局は3部作になるそうで、今回はあからさまに続編ありを示す結末になっている。ということは2作がリンクする第3部になったりするのかな。そうなら楽しみも増すのだが。ケインの活躍はまた見てみたいし、スティーヴィーも面白いし。