life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

Last Game at 藤井寺

2004-09-30 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 本年のウエスタン優勝決定戦、バファローズ(前期優勝)vsドラゴンズ(後期優勝)。省吾と朝倉というお互い大人気ない先発(笑)まあ継投も大人気なかったりしたわけだが(笑)とりあえず牛に関しては、1軍張ってた選手が軒並みダメダメっだったりしたようで……ううう。まあ、Jリーグとおんなじで、前後期制って後期優勝チームの方が勢いも状態も絶対有利なんだってば(笑)と、私はずっと思ってるんだけどねー。
 試合の負けは負けだけど、でも藤井寺に詰めかけたお客さんもめいっぱい応援していたようだ。選手たちも非常に悔しい思いをしたと思う。あと1試合、絶対にやりたかっただろうし……貴久コーチのためにも。

 これで残すはよさこいリーグのみとなってしまったが、とにかく前を向いてプレイしてほしいです。
 なっしーの言葉を借りれば、君たちの背番号はすべて永久欠番になる。
 だから、先人たちと、先人たちの築いた歴史に恥じない姿を最後まで。

G 4-2 C@水道橋

2004-09-29 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2004
 昨日の黒ちゃんも見られなかったので今日ぐらいは見たいなあと思ってたのだが、かなりテンパってる先輩に仕事頼まれたので無理だった。仕方ないので速報だけ追った。緒方が出てなかったので少しだけ助かったと思ったが(笑)何やら微妙な投手戦になりそうな雰囲気で、2点なんて1発病が出たらアウトじゃないの~(怖)と怯えながら追っかけた。そしたら案の定シーツに1発食らってた(泣)。
 でもとりあえず7回1失点でお役御免になった。まあ、防御率はキープできましたが、正直やっぱりもう少し完投増やしてほしかったな~と思ったりもした。163イニングで終わると、アテネが1ヶ月でその間4試合登板があったとしても最大で36イニング。200イニングに足りないよー。本人が納得できてるんならいいんだけどさ。

そういえば
 村松は手術してたんだね……だからいなかったんだ。最近全然スポ紙に目を通してなかったからなあ、見るとムカムカすることが多いから(笑)。
 手術そのものは問題なさそうという話らしいので、術後順調であるように願います。でも村松は天然芝でやりたくて神戸に来たのに……。
 イチローがMLBシーズン最多安打記録を塗り替えようかというまさにその時に、そのイチローの意向も大きく反映されて改良され、野球ファンにも常に愛されてきたあの日本一の球場を、完全フランチャイズしてきたチームがなくなる。
 このことが万が一、日本の野球界の発展の礎になり得るかもしれないとしても、「野球」というスポーツの中にあるいちばん大事なもののひとつが忘れ去られてしまうのではないかと、思わざるをえない。

G 2-4 C @水道橋

2004-09-28 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2004
 エンジェルとブラックの対決……(もういいって)とかいう予想だったのだが、エンジェルがドーム最終戦に回りますってんで、それならば堂々とブラックを応援させていただく。8回2失点、上々じゃないですかねえ。嬉しいな。完投するかと思いましたが、大竹が今日は1イニング2奪三振パーフェクトで締めてくれたのでほっと胸をなでおろす。

 今日はとりあえずそんな感じ。

BW 7-2 Bu@神戸

2004-09-27 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2004
 とにかくゲームセットの瞬間には必ずTVの前にいてやる! と、それだけを目標にしたと言っても過言ではない(笑)。前半はリアルタイム速報で、隈が最後の最後で防御率のタイトルを逃したところを見て苦笑しながら、まあ「こだわってる」と言った方の防御率を落とすとはまだまだ青いぞ! 精進あるのみ! と、隈の今後に期待しつつ。どうせ取るなら正々堂々と取ってほしいしさ、タイトルは。それでも奪三振も良い勝負だったし、最多勝・勝率と取れたんだから。今年は本当に大車輪だったね。ありがとう。
 そんな隈の負けだけは消してくれたキーちゃんの目標達成・20号で追いついたところで出てきたのが健太。今年全然働けなかったんだから、最後にいいとこ見せてほしいなーと期待していたのだが。1回1/3までは良かったみたいなんだけどねえ……でも、大島さんに打たれるのは全然構わないから後は抑えてねと思ってたんだけど~。
 なんか隈といい健太といい2人して相川と竜太郎にやられたて感じ。確かに2人ともバッティングは良いもの見せてくれてると思うんだな、今年は。てか健太、フォーム少し変わってたらしいな。2段じゃなかったとか。

 ちょうどこのあたりで会社を出て携帯速報片手に「進行早いよう~」と焦りつつダッシュで帰宅。べっちやノリが下がって野手の交代も活発になっていた。チャンネル合わせたら、吉井がマウンドに上がったとこだった。藤井が餞の三振を贈る。小林宏には下山が。
 小林の、投げ終えてベンチに戻った時のあまりにも晴れやかな笑顔を見たら、もう心を決めてるのかなって切なくなった。そして、そうやってベンチに戻ってくる選手を先頭に立って迎える大島さんのにこやかな姿とか……。

 牛ベンチが写って、隈が誰かのバッティンググローブはめてバット振って遊んでた。隣に大西がいた。2人とも笑ってた。その時、塩崎の外野に抜けていきそうな当たりを阿部が好捕して、ゴロに仕留めた。戸叶が投げるのを見て、今年は良くがんばったなあと呟いた。その戸叶から、横浜時代の同僚でもあった永池がヒットを打った。牛のベンチはやっぱり、みんな笑顔だった。

 今日は正直、もう泣けないんじゃないかなと思ってた。でも、大島さんが泣いてるのとか、吉井が自分で牛のマークと背番号を描き込んだ帽子とか見たら全然ダメだった。解説が山崎慎太郎で、心なしかその声も苦しそうに聞こえた。

 宮本の今季初登板は、今季最後のイニングだった。隈や高木が第一線で頑張っているのを知りながら、焦りもあったんじゃないかと思う。でも、今日はすごく落ち着いてたように見えた。この姿をもっと見たかった。だけど、一昨日のサヨナラの立役者・星野の打席で、試合は終わった。

 両チームの選手たちがホームベース付近に列を作ってお互い1人ずつ握手を交わしていってて、大島さんの目がやっぱり真っ赤で、吉井が村や赤堀と抱き合ってて、三輪さんも泣いてて……そしたらドリーム&パワーが流れて、牛ナインがレフトスタンドへ駆け出していって。誰の発案で曲を流してくれたのかわからないけど、本当にありがとう。スタンドへの挨拶を終えてベンチの方へ戻る時、北川が目頭を押さえてた。
 戻ってきたら今度は、自然発生みたいな感じでなっしーの胴上げ。それからべっちの胴上げ。みんなの笑顔に、3年前を思い出さずにいられなかった。吉井と、大島さんと、ユウキも飛び入りで参加してた。仰木監督を送り出したあの時の胴上げも思い出した。こんなにカラーが違うのに、こんなにも強い絆で結ばれていた2つのチーム。それが何故2つが2つのままでいられないのか、2つでなくなることが未だに信じられない。

 抹消になったとはいえ、村松が来てない理由がよくわからなくてちょっと心配だったりもするんだけど……。でもブルーウェーブの選手がスタンドに挨拶してる時に、平野が村松のユニフォームを掲げてたのがなんか嬉しかった。だけど整列して挨拶のアナウンスが流れて、それが合併のことには全く触れずに「来季もよろしく」みたいなコメントになってたのは一体何だったんだろう。理解できない。上層部の作ったコメントなのかな、やっぱり。

 ただ、中継は結局伊原監督の胴上げまではやってくれなくて、何故か締めがなっしーの胴上げだったんだけど、オリックス球団の制作の番組なのにあまりにも牛寄りで……。マスコミの報道の仕方も基本的には「近鉄消滅」で、確かに基本的に吸収合併だから「親会社」の話としてはそうなんだろうけども、ファンの心情からするとやっぱり「バファローズとブルーウェーブの消滅」であって、その意味では両者の現場は全く同じ。三輪さんが言った「ブルーウェーブを残せなかった」という言葉の意味を、報道の人ももう少し、本気で汲み取ろうとしてくれてもいいのではないかと思っている。

 ティッシュ片手に(笑)そうやってじっとセレモニー見てたら、普段私が中継見てても別段口を出さない母が、こういうの見るの嫌だから風呂入るわ、とひとり言みたいに言った。別に私は経営陣に罵声を飛ばしていたわけでもなくて(笑)今日はかなりおとなしく中継見てたんだけどね。元々野球が好きってわけでもなく、かと言って家の人間が見るのを嫌がるほどでもないという感じの人なんだけれども、「これで発展するんだったら(ともかく)ねえ……」なんて、珍しく言ったりして、なんか気を遣ってくれたのだろうかとか、ちょっと思った。

 中継が終わってしばらくして、現地観戦してた友人が短い報告をくれた。
 「悔しいの一言やわ」という言葉に、大きく頷いた。
 たくさんの思い出が頭の中をかけめぐってる。
 だけどまだ、さよならは言えないよ。

何も解決してないよ。

2004-09-26 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 宮内・田代両オーナー、小泉・小林両社長他、オリックスと近鉄の球団経営者さんたち。
 先日発表されてましたが、本気で「オリックス・バファローズ」なる球団名を名乗るおつもりだそうですね。
 少しでもファンに申し訳ないという気持ちがあるのなら、それだけは即刻撤回してください。

 交渉が妥結して、これで解決したと思ってるのかもしれません。
 でもファンはあなたたちから未だに、なんの説明も受けていません。
 ドームの扉に貼られたという紙切れ1枚、公式サイトに掲出されたお知らせのたった1ページ。その「お詫び」という言葉に、真摯さを感じられるファンがいると本気で思って言っているとは、こちらも思ってはいませんが、この発表はブルーウェーブファンに対しても、あまりにも失礼すぎるとは思わないのでしょうか。

 まだこの期に及んで、両チームの選手とファンの気持ちを土足で踏みにじろうというのなら、あんたらだけは絶対に許さへん。
 悲しいなんてものではない。
 悔しさと情けなさで泣けてくる。

 1日でも早く、球団経営から一切手を引いていただきたい。
 というか、いつまでこの経営陣がのさばっているつもりなのか。普通、経営できなくなったら経営責任を取るもんじゃないのかよ。

 何もかも、これまでに散々言い尽くされてきたことではあるけどね。

よせばいいのに

2004-09-25 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 仕事中とかネットは繋げるけど試合は見れない時に覗いている実況掲示板のログで、24日の試合の様子を見てみた。
 試合内容のみならず、いろんなこと書いてあった。試合途中にビジョンに写ったベンチの様子とか、貴久コーチのドーム1号記念プレートのこととか、鶯嬢の大野さんのこととか、バフィとファルルのこととか、レオ側の計らいとか、いろいろ。
 リンクでスポ紙の記事も読んでしまった。1紙だけだけど。

 もうねー。何か1つ見るたびに、涙って簡単には枯れないんだなって思った。

 スカイAを録画できない状況なので、友人が撮ってくれたのをそのうち送ってくれると言ってくれてるのだが、すぐ見たらそれをまた実感する羽目になるんだろうな。
 でも、DVDに落としておかんと。いつかデッキ買ったらだけど。

 東京ドームで野球やってたけど、点数もアレやし、何かもうなんにも見る気になれんかった。ニュースも。

 仰木さん、頼むから監督やらんといて……
 もうこんな思いするのいやや。

 あ、あとデーブ大久保は野球解説者を名乗るのは今日限りやめてください。
 何様やお前は。牛の試合もろくに見てないような奴が。
 ほんまにプロ野球選手やったんか。

 支離滅裂な日々はいつまで続くのだろう……(自分が)

あんまり天気は良くなかったけど

2004-09-24 23:59:59 | 【旅】ぼちぼち放浪
 富良野~美瑛に行った。シーズン終わってるにもかかわらず、ファーム富田も結構賑わっていた。あとケンとメリーの木、実物を見たのは初めてだった。そして要所要所でソフトクリームを都合3つ食わされてる友人がいた(笑)。
 数年ぶりに会いましたけど、中には会うのは初めての人もいましたけど、微妙に濃い話も久々にできて、ぎゅーぎゅーの車内でも楽しかった。やっぱり君たちゃ愛すべき奴らだわ(笑)。また会おうねー!(以上、かなりな私信)

Bu 3-2 L@大阪

2004-09-24 23:59:59 | 【野球】ペナント日誌 2004
 大阪ドーム最終戦。こんな大事な日なのに、休みも取っておいてあるのに試合を見ることが叶わなかったのは、遠路はるばるお越しいただいた本州からのお客さまたちと一緒に遊ぶため。この予定はだいぶ前から立っていたのです。何年ぶりやったかねー。この場を借りてだけど(笑)ほんとに楽しかったです。でも、やっぱり台風を恨みます(泣)。←しつこい

 なので、現地にいる友人に私の分も目に焼きつけておくれ! と懇願。昨日球場で見た予告先発でちょっとびっくりはしたけどね、村と大沼って、隈と松坂とちゃうんかい! と(笑)
 経過もほとんど見れてなかったので、予定されていた通り岡本やら赤堀やらちゃんと登板してるのかどうか、さらにはこれも昨日現地で聞いたんだけど吉岡が登場するかもしれないという話はどうなってるのかと、かなりやきもきしてました。2-2の点数だけは見たような気はするんだけど……

 試合前にはレフト側からも礒部コールがすごかったみたいで、それだけでもなんかもう堪えがたいほどにこみ上げるものがあるのに、同点で早々に豊田は出てくるわ、吉岡は打席に立つわ(泣)赤堀は9回裏2死から出てくるわ、星野がサヨナラ決めるわで、もうわやくちゃな騒ぎになっていたそうな。オーロラビジョンにベンチの様子が写ったり、2軍の選手も普通にスタンド上段にいたり売店で並んでたりもしていたらしい。
 試合見てないから余計だけど、もう今日ばかりは試合の枝葉をどれほどに語っても意味がない気がする。試合前のミーティングで涙を見せたというなっしーや、最後、べっちに回そうとして送りバントをしようとした星野、その星野に「打ってください」と声をかけたべっち。最後の最後で、こらえて繋いだベテラン投手陣。プレーオフに間に合わせたいと、ずっとリハビリ続けてた吉岡。それから、貴久コーチ。それから、バフィとファルルと、鶯嬢の大野さんと、警備員とか球団職員の方とかも今日は本当に……色々、みんな感情を溢れさせていたらしい。レオ側に対する感謝の声も多く……

 友人の手を煩わせて、中継を録画してもらうことができたので、いつかゆっくり見たいと思う。いつかと言ってもそんなに先ではなくて、できれば来シーズンが始まる前に。儚かったけど、長くて楽しかった夢を、ちゃんとこの目で確かめようと思う。

Bu 2-9 BW@大阪(試合後)

2004-09-23 23:59:59 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 試合を見るだけなら見るだけで良かったんだけど、試合をみんなに託してもうひとつの戦いの場に出ていたべっちと三輪さんがどんな結論を出すことになったのかが家に帰るまでわからなくて、報道ステーションを見た友人の、詳しくは言ってなかったけど感想というか一言聞いたら、ちょっとどうしていいかわからなくなってしまって……最終便で帰って荷物整理だけして、すぽるとしかもうやってない時間だったけどとりあえず、何か古田かべっちか三輪さんの言葉を聞かないといけないと思ったから見た。

 一言で結論を言えば、バファローズとブルーウェーブの存続の願いは叶わなかった。

 「減らすのではなく(来季を目指して)増やす方向で」という言葉が虚ろだった。

 球団数を減らしてはいけないと、それは確かに思っていた。だけどそれは、減らなければなんでもいいというのとは違う。

 バファローズがバファローズのままそこにいられないのなら、10球団だろうが11球団だろうが12球団だろうが、たとえどんな形になってもやっぱり、何もなくなったのと同じだ。

 今まで身を削って交渉し続けてくれた古田会長、礒部会長、三輪会長、松原事務局長、他球団の選手会役員たちには本当に感謝している。このことを我がことのように思ってくれて、署名活動他、色々な形で協力してくれた他チームの選手やファンの人たちにも。

 私自身が何をしてきたかといえば、正直言って何もない。だからこんなことを言えた義理ではないことは重々承知している。でも、本当に申し訳ないけど、この結果はいちバファローズファンとしての自分にとっては、紛れもないゼロ回答。この結果でバファローズとブルーウェーブの選手と、裏方さんとファンに何が残るのだろうと思わずにはいられない。経営者側全体では譲歩があったのかもしれない、だけどオリックスと近鉄側からの譲歩がなされたとは、どうしても思えないのだ。

 「チームを残すことができなくて申し訳ない」とファンに謝罪するのが、どうして選手なのだろう。