life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

「厭な小説」(著:京極 夏彦)

2021-11-02 22:05:20 | 【スポーツ】素人感覚
 「厭な物語」の解説から。いやーほんとに見事にどれもこれも「厭」だ。さすがは京極作品。
 SFやミステリに偏りがちな読書癖のせいで、ついつい謎解きを求めそうになって、いやこれはそういう話じゃないぞと踏みとどまった。この感じはホラー系っ実はてことでいいのかな。理不尽で非現実的で、しかしその不気味さは人が感じるリアルな不快と恐怖そのもの。グロテスクな生々しさ。その醜怪さは決して好みじゃないのにそれが何故か癖になって引き込まれていくのは、キング作品に近い。
 尋常の人間とは思えない子供、何者か知っていたつもりがそうでなかった老人、繰り返されるヴァレンタインデーの夜、などなど、どれもこれもが「厭」なのに抜け出せない、だからこそ「厭」になる無限ループ。最後はすべてがメタ小説に収束し(という展開は、登場人物から示唆されてもいるわけだが)、ループはブラックホールに飲み込まれる。

 そして巻末には「厭な解説(もっと厭な読書案内)」が。ほぼ、「厭な味わい」の小説の紹介であるが、肝心の京極作品を読んだあとだからまんまとここにあるもの全部読みたくなってしまう(笑)。「厭な物語」にも入っていた「くじ」も紹介されていたし、フレドリック・ブラウンもあるし、そういえばカフカもサキもラヴクラフトもちゃんと読んでないし、乱歩も実はドラマ観ただけで原作読んでないものばっかりだったし、夢野久作は読みたいリストに入れっぱだし、もうそれ以外にもあるわあるわ。どれもこれも読みたいけど、一気に何冊も続けて読むとやばい気がするので(笑)気長に何かしら読んでいこうかなと。

寝耳に水……の閉店劇

2014-08-05 20:46:22 | 【スポーツ】素人感覚
 朝、仕事前にのほほーんとニュースチェックしていたら……

 「ありがとう、そして……さようなら。名店『もつ鍋わたり』を忘れない。」

 何ですと――――!!!!

 蓮根のはさみ揚げ好きだったんですよ。
 ささみの梅しそ揚げみたいなのも好きだったんですよ。
 もちろん鍋も好きだったんですよ。味噌も好きだけどどっちかというと塩派でした。友人と2人で、2人分の鍋に野菜と豆腐を2人前追加するぐらいの感じで食ってましたよ。〆はやっぱりちゃんぽんでしたけど、おじやも捨てがたくて毎度困ってましたよ。んで、お手洗いにざくざく隠してあった(笑)写真の山をいつも楽しみにしてましたよ。

 手羽先食うタイミング逃しちゃったよ……
 名古屋に移転するんじゃなかったのか……。←だからそれはいいって(笑)

 しかし、村瀬氏の記事はいつも、金城がすごい健気でかわいいんだよなぁ(笑)。わたりは、コメントが面白いのは当然として、木塚への愛が衰えないどころか年々激しくなっていくようで、引退後も見ていてこれほど楽しませてくれる(本人にはそんなつもりは全然ないだろうとしても)人がいただろうか、いやいない。って話で。店の最後の日に高森がいたってのも、もう……(笑)。
 それと、わたりといえば外せない「あの人」こと竜のPM。数年前の2月、ちょっと寄り道した北谷のサブグラウンドでノックしている「あの人」を球場の階段の踊り場から見るともなしに見ていたら、近くでジャージ姿のでかい人も見ていて、それがわたりだったという、あまりに強烈な思い出。あのときは、無意味にものすごく得をした気分になったものであった。ありがとうわたり。

 まあ、そんなどうでもいい私の思い出話はともかくだ。
 タイミングだったとはいえ、これほどきれいさっぱりやめてしまうには本当に惜しい店だった。でもやっぱりなんだかんだと一生懸命やってるわたりを、正直すごいと思う。願わくば、わたりと、わたりが愛しているすべての人々が、いつまでも明るくありますように。
 ついでに、「鍋屋→加工屋わたり」でいつか単行本になりますように(笑)。

赤いくつした

2013-10-31 22:53:06 | 【スポーツ】素人感覚
 久々にリアルタイム映像で野球の試合を見た……(笑)。←ネット中継だけど
 ほんとよかった。上原氏。まさかこれほどに素晴らしい舞台での姿を拝むことになろうとは!

 しんどいしんどい言いながら、毎試合とても充実した表情を見せてくれていた。何より、マウンド上での躍動感が素晴らしかった。そうだよ、戻ってきたよ、この感じだよ~~! と、何度拳を握ったことか(笑)。
 毎年毎年、いい調子だと思ったら怪我に泣かされて、こんなもんじゃないのに! ……ってきっと本人がいちばん思っているんだろうなぁと思いつつ、ひっそり横目で(←おい)追っかけていましたが。でも、今年はDL入りがなかった! それが実は何より良かったのかもしれないなんて、今さら思ったりして。

 ……とにかく、御託は抜きにして、心からおめでとうございます!
 田澤もいつのまにか別人の如く身体が大きくなっていてびっくりしたけど(笑)。2人ともチームに本当にとけこんでいて、必要とされているのがよくわかるシーズンだった。
 まずは、短いオフだけど(しかも相当あちこちに引っぱり回されそうだけど)体をいたわってほしいと思います。お疲れさまでした。来季も是非、怪我なく(←ここいちばん大事)今年に負けず劣らず、あるいはそれ以上の活躍や進化を見せてくれることを願っています!

"The last American standing"

2012-09-07 00:55:07 | 【スポーツ】素人感覚
全米OP。
お疲れさま。アンディ。(キムも!)

雨でサスペンドになったときには、やっぱテニスの神はもう少しロディックにコートにいてほしいに違いない! と思ったわけですが(笑)。しかし、サスペンドにならなかったらリアルタイムでナイトセッションのライブスコアを追えてたんだよなーと思うと、それはそれで痛し痒しだったり……

試合の細かいところはわからないし、まだ公式のダイジェストムービーも観れてなくて、さらっと公式の記事を読んだだけなので考えもまとまってないんだけど、デルポがサフィンの引退試合もやったのだと今さら(記事を見て)思い出し、それはそれでそうそう出会わない幸運ではないかと思った。試合はそりゃーやりにくいだろうけど(笑)、ゆくゆくは絶対に大切な思い出になるんだろうから。羨ましい!! って、そんな次元で話していいことではないけど(笑)。

しかしだ、いかにロディックの今や数少ない同世代のひとりだからって、同じ日にoutしなくてもいいのに~ロジャー様。(泣)
まあ、stats追いながら「ウィンブルドンのあの悲劇再びなのかー!」とか思ってましたよ。根が悲観的なもので……。でもひっくり返す希望は捨ててなかったんだけどなー(泣)
なんかこうなったらなんとなく、そろそろマレーにGS取ってもらっちゃいますかー! って気持ちやら、いっそベルディハもここまできたらファイナルまで行けよ! とかいう気持ちやらが交錯し始めており、なかなか悩ましいトップハーフ。

Roddick said, "I got to play."

2012-08-31 23:20:37 | 【スポーツ】素人感覚
 8月も終盤になってんのに全然涼しくならない中で、例年通りGSの最後を飾る全米OPの季節ともなった。モバイルアプリが使えるようになって、スコア追っかけが非常に楽なのでありがたい(ATP/WTAライブスコアアプリも含めて)。

 ……と、試合中継は見られないまでもライブスコアとかダイジェストムービーである程度楽しめている(?)中で、とても残念なニュースが。ロディックが自身30歳の誕生日に、この大会を最後に引退を表明したとのこと。奥さんとも話しながらじっくり考えたことだそうだけど、「今は選手としてテニスを続ける事より、他に多くの物に興味が」って話、そういえばサフィンも引退のときにそういう意味合いのコメントしてなかったっけ(これはものすごくうろ覚えなので、全く嘘っぱちかもしれない。)。
 "I got to play."って、ものすごく簡単な単語で組み立てられた一言だけど、悲しいかな、私の貧弱な英語能力では、この一言の真意を正確に訳すことができない(泣)。ただ、プレイヤーとしてのロディックのすべてが詰まった言葉だということが、ひしひしと感じられるだけで。もちろん、そういう印象を受けさせるだけに、本当に素晴らしい見出しであると思うんだけども。この記事の。

 ここ数年の試合ではやっぱり(きっとあちこちで同じことが言われてると思うんだけれども)、'09年のウィンブルドンのファイナルvsロジャー。とにかくこの大会はロディックが強かった。この試合もサーブ絶好調、なんせサービスゲームの連続キープ37、見るからにメンタルも揺れがなく、最後の最後までほとんど隙がなかった。ファイナルセットは本当に50ゲームくらい普通に行くんちゃうかと思っていた。それくらい(フェデラーもそうだけど)安定していた。
 そんな状態のロディックの、最初で最後の隙を捉えたのがフェデラーだったわけだけれども、試合のインパクト以上に試合後のロディックの雰囲気がまたすごかった。今さら具体的に表現はできないけど、言ってみれば壮絶そのもの。とにかく、そんな場面も含めてロディックの試合としてはもう、私にとっては一生忘れられないだろう試合。

 超速のサーブで観客を魅了し、かと思えば審判に食ってかかってはネタになっていた、我らが愛すべきテキサスの暴れん坊。渾身のショットを放つときのあの、ほっぺたの膨らみ方が思い出される。これは実際、ネタでもある反面(笑)本気の感慨でもある。"a model of consistency"、まさにそれだからこそ、短気でもイラチでも暴言吐いても(笑)コートに立ってるアンディを見てるのが楽しかったのだ。

 ただ、ロディックの全米OPはまだ終わってないのが幸い。とは言ってももうすぐ、10時間もしないうちに次の試合が始まるんだけど。引退を決意する要因のひとつに間違いなく年齢(によるフィジカル面の不如意)があることを考えると、対戦相手が若手有望株のトミックだというのも、なんか感慨深いものがある。
 負けた試合がすなわち引退試合になってしまうわけで、やはりいざこうなるとそれを目の当たりにするのはできるだけ先延ばしにしたいので(笑)、1試合でも多くロディックがコートにいてくれると良いなと、強く思う。感傷もないとは言わないけど、正直な思いでもある。

 ていうか、実はキムも引退を決めているという話に今ごろぶち当たった(汗)。エナンといい、帰ってきてくれて嬉しかったけど、もう少し見たかったなぁ。そういえば、ロディックがキムに"Tennis loves you!"ってTweetしてたのが素敵だったなー。
 けどキムもまだミックスが残ってるので、そちらで1つでも多く試合してくれますように。アンディもそうだけど、お疲れさまを言うのは本当に全部終わってから。

 あと、"A-Rod"って、そうか! 言われてみれば確かにロディックもA-Rodだよね! と、今さら気づいた(笑)。

いよいよ五輪直前なので、まずドローチェック@男子テニス。

2012-07-26 23:35:11 | 【スポーツ】素人感覚
 シングルスは当然、ロジャーがトップシードに。マレーがどっちに入るかと思ったら、ボトムハーフ。日本勢はと言えば、錦織はトップハーフで初戦はトミック、添田がバグちゃん(!)。ううっ、ちょっと観てみたい。
 で、ダブルスはどうよとこっちも確認したら、錦織/添田組の初戦がなんとなんと、ディフェンディングチャンピオンのスイス組、つまりロジャー様/スタンくん組という……これを観ずして何を観る! って話ですけども(笑)。きっちりした放送はないんだろうな、多分……。でも観たいなぁぁ~。

 競技はもちろんのこと、実は今回はセレモニーが気になってしょうがない。開会式の音楽監督にUNDERWORLDっていうのがとにかくそそられる。1枚しか持ってないけどー(笑)
 しかも、まだ大会が始まってもいないのにアレな話で恐縮ですが(笑)閉会式も。本当かガセかまだ余談は許さないらしいがリークされたというセットリストによると、PET SHOP BOYSとか、FATBOY SLIMとか、再結成以来我ながら相当ハマっているTAKE THAT(結局ロビーいないんで4人らしいが)も登場するとのことで、これは個人的にたいへん喜ばしい。ただQUEENのすぐ後ろなので、全世界的知名度を鑑みると少し腰が引けるが(笑)。あと、アートディレクターがTTのライヴ演出にも携わっているキム・ギャヴィン氏だっつーのも「おお」である。

 とにかく、NHKにおかれましては、せっかくぶっ続けで放送するのでいろんな競技を見せていただきたいと、切にお願いする所存でございます。

ものすごいupsetが。@Wimbledon

2012-06-29 23:46:45 | 【スポーツ】素人感覚
 時間がアレなので試合は全然見れてないんだけども、今朝起きて結果を見て、久しぶりに強烈な衝撃を受けて目を剥いてしまった。ナダル敗れる。しかも2回戦って! しかも相手はランキング3桁って! ってな話で、思わずスコアを2度見してしまったし(笑)。

 そのときさらっとstatsを見た感じでは拮抗していたので、背も高いしサーブは速いみたいだからこのへんがキーなのかなぁとぼんやり思ったんだけど。なんだかナダルも今回、あまり(自分の)リターンが良くないと感じていたらしく、そうなると確かに不利なプレイスタイルではあるとは思う。流れを感じ始めたところでの中断も、絶対に気持ちのいいものではないしなぁ。
 でもナダルが対処しきれないほどにサーブが良くて、強打がばしばし決まるようなら、同じくウィンブルドンでフェデラーに勝ったときのツォンガみたいな感じだったのかな。普通なら強打の分ミスも多いはずなのに、そのミスが全然出てこないので糸口がつかめない、みたいな。見てないので想像でしかないけども。

 ロソルがもともとどういうプレイスタイルの選手なのか全然知らないのでなんともだけど、サーブの強烈さといえば断然カルロビッチ、しかしそんな彼もTOP10に食い込むようなところまでには至らない。だからロソルがこの先どこまで進めるか、いかにこの2回戦の調子(とまではいかなくても、それに近い状態)を維持できるか。サーブ以外の武器をもう1つ持てるか。今後、ツアーで本格的な存在感を確立できるかどうかは、それにかかっている(と思う)。
 そしてとりあえず、何はなくともどんな選手か知りたいので(笑)、次の試合を見てみたい!

 見てみたいといえば、錦織vsデルポも当然見たい。前回対戦したときは、まだデルポの方が1枚上手な印象を受けたけど、今ならあるいは……?
 まあしかしそれは明日の話なので、今日はまずジョコもセットは落としたけど無難に勝ったので、ロジャーにもきっちり勝っておいていただきたい。2日続けて、起き抜けにひっくり返る思いをさせられるようなことがないように。(笑)←笑い事じゃないんだけども

全豪OP。一応流れだけは見ています

2012-01-23 22:49:59 | 【スポーツ】素人感覚
 錦織圭が、ついに全豪のQFへ!
 これを快挙と言わずして何と言おう。いよいよランキングtop10が手の届くところまできている実感がわいてきたよー!

 上海でツォンガに勝ったのは確か、年末の集中放送で見たような気がするんだけれども、5セットマッチになったときどうなのかなーというのは、不安としてあった。でも結果的に今大会、逆転に次ぐ逆転で勝ち上がってきたのは伊達ではなかった! 堂々のフルセットマッチ、見事なupsetでありました。
 デイセッションだったので試合自体は全然見れてないんだけど、とりあえずstatsを見てみると……ツォンガ。winner50本はともかくerror70本て、いかにもツォンガらしい数字(笑)。それこそ4年前の全豪快進撃のときがそんな感じだったような。
 せっかくだから公式でハイライトを見てみたら、ゲームセット後にツォンガが錦織のコートまで入ってきて、ほっぺたをぽんぽんって。なんか、「いい子いい子」されてるみたいだな(笑)。微笑ましい。

 ここまでは、長丁場の試合をしっかり戦えていて、以前のようなフィジカルの脆さはなくなっているように思える。ベネトーのコメントを見ても、長いラリーの間にペースを作っていく感じになっているようだから、自分の形でしっかりラリーを主導しているんだろうと思われる。絶好調なんだなー。
 で、次はいよいよ4強の一角マレーとのマッチアップ。今の4強の中で、ない隙をそれでも見つけるとしたらやっぱりマレーかなという感じはするので、是非是非QFまでと言わずSFまで駆け上がっていってほしいなぁ。ジョコと5セットマッチをどう戦えるか見てみたい!

 ……でもその前に明日ミックスの2回戦があるんだけどね。こっちもいけるものならいってもらいたいけど、でもシングルスに影響が出ないように、ほどほどに~……とか言ったら怒られるか。

 全体を見ると、ヒューイットが(悲しいことにロディックのretireもあったけど)ジョコのところまで上がってきて、今日結局敗れはしたものの今大会初めてジョコから1セットとった選手になったということで、やっぱりまだまだ頑張ってほしい選手だなと思う。そしてロディックにも、早く回復してほしいと思う……。
 あとはやっぱりロジャー様が(笑)。←笑うところなのかよ
 トミッチがあれだけ勢いよく勝ち上がってきて、完全アウェイの雰囲気だろうしどんな感じになるのかな? と思った昨日の4回戦だったのだが……いやもう格の違い、くぐった修羅場の数の違いとしか言いようのない試合だった。持ってる引き出しの違い。トミッチが「何もさせてもらえなかった」と言うのがわかる気がする。
 そういえば、フェデラーはデルポが台頭しだしたときにも似たような試合やってたな。デルポが真っ白になっちゃっただろうと思われるほど、こてんぱんにやっつけちゃった試合。あれに近い印象を受けました。

 そんなロジャー様のQFは、そんなこともあったけどあれから数年でしっかり成長もしたし今大会はだいぶ調子の良さそうなデルポと。フェデラーもここまでがものすごく快調だったので、明日は試合内容がいきなり厳しくなりそうな。ちょっとドキドキ。
 って、この試合もデイセッションなのか~。見れないじゃないか。くそう。

 ついでに言うと、そんなフェデラーをのっけから引き合いに出して語られる錦織の記事もなかなか興味深かった。大会公式でこうやっていろいろ取り上げられるのもとても喜ばしい!

世界陸上。全米OP。とかとか

2011-09-04 23:58:56 | 【スポーツ】素人感覚
 世界陸上は始まって、終わってしまった……。
 ものすごく端的に言うと、ボルトのフライング@100mファイナルに始まり、ジャマイカWR更新@4継に終わったんだけど、終わってみると早かったなーと。

 しかし、男子4継のファイナル以上に見ててすごすぎて笑ってしまったのが男子マイルリレー。アメリカのアンカー(メリット)の走りがものすごい。3位につけた4コーナーで、内からは抜けないと見るや、ホームストレートでガッと(そんな擬音が出そうな印象)アウトに出て前2人をだ――っと抜き去ってしまった。あれは忘れられない(笑)

 でも室伏のすばらしい投擲を見られたり、白人だって大躍進! な男子スプリント(ルメートル@フランス)があったり、日本でも男女スプリント陣(高平・斎藤&福島)がようやっとSF進出を果たしたりと、喜ばしかったりちょっとだけほっとしたりという結果もあった。

 が、本日最終日の男子4継は、ううむ……やっぱりどんどん道が厳しくなっていくなぁと思わされた。女子はまだまだファイナルが見えるレベルじゃないけど、男子はね。過去のナショナルチームの実績があって、それを背負って走らなければいけないし、でも世界のレベルはどんどん上がっていて、肝心の走力でいうと世界のレベルアップのペースについていけてないというのが正直なところだと思う。
 今回一応、シーズンベストは出てるんだけど……でも一歩足りない感じは、レースを見ていても、すごくした。って周りが速いから当たり前なんだけども(笑)
 ただ、フランス(2着)のタイムには手が届かないわけではないとも思うので、それがまたジレンマだったりする。というか、そのくらいのタイムが出せないとこの先が難しいということでもあるけど……。結局、レース後の高平のコメントがすべてを物語っているんじゃないかと。彼のコメントはとにかく客観的で、短距離陣のリーダーとして、常に俯瞰したものの見方をしてるなーと思う。高平自身が結果を残すことも当然必要だけど、若い選手たちも本当の意味で高平の意識レベルに早く追いつかないと、と思う。

 ロンドンまで1年、長いようで短いと思うのだが、今回思うような成績を残せなかった選手がどうやって次のステップへ進んでいくか、ハラハラしながら応援したいと思います。

 で、その裏で(時差がね。時間帯真逆ですからね)全米OPが始まっている。ナイトセッションの経過を辛うじて追えるくらいの見方しかできてないのだが、やっぱり気になるのはロジャーがちゃんとSFまで上がれるかということで……
 いや、ウィンブルドンがね。あのQF、ストリーミングで見てたんだけど、まさかツォンガに2 sets upからひっくり返されるとは夢にも思わなかったから。タイブレイクを制して、上がるかな? と思ったペースが、見てる側の思うようには上がらなかった。
 というか、ツォンガがあの試合、ゾーンに入ってたんじゃないかと今も思うのである(笑)。だってツォンガといえば、winnerも多いがそれ以上にミスもしますよってタイプだと思ってたから~(数年前、全豪OPでジョコとのファイナルまで勝ち上がったときの印象がものすごく強い)。でもあのウィンブルドンの試合は、全然ミスしないじゃん! どうしちゃったの! って、見てて何度も思ったのだ……。サービスも良かったし。フェデラーがそんなに悪いとは思わなかったんだけど、それ以上にあのときのツォンガには全然つけ入る隙が見当たらなかった。

 でもそんなあのときのツォンガも、目下向かうところ本気で全く敵なしのジョコには通用しなかったらしかったし、そんなジョコはファイナルでは予想外にあっさり(個人的にはもうちょっと競ると思っていた)ナダルを破ってしまうし。
 しかし、そんなジョコに今季初めて土をつけたのがフェデラーで、そんな試合になったローランギャロスのSFこそ見たかったのに、それが見れなかったという悲しさ。時間帯が悪かったんだよね、確か……。ファイナルは見られたんだけど、ファイナルは予想通りナダルの独擅場だったし。

 というわけで、フェデラーがこのまま順調に行くと、またまたQFでツォンガ、SFでジョコという流れになりそうなドローなので、相当ドキドキである。シャラポワだって負けてるし。それと、ロディックにもぜひQFまで上がってきてほしい!
 そんな感じで今週も、ライブスコアとStatsだけになりそうだけど追っかけていこうと思います。

お別れ会 but 壮行会

2011-08-27 23:28:20 | 【スポーツ】素人感覚
 昨日、アルウィンで、「お別れ会」という名の「farewell party(壮行会)」が行われたとのこと。
 会の映像とかは見ていないんだけども、追悼試合の要望もあるとかで、それがもし実現するとしたら、どういう形になるかはわからないけども、親交のあった選手・OBを集めるとなれば、考えるだに豪華なんですけど。柿本氏のメモリアル試合以上の豪華さも期待できそうですけど。そしたらマツも絶対参加したいだろうなー!!←何のための試合なのかって話ですけど……。

 で、山雅では「3」を空き番(今のところ)のまま残すことにしたということで。マツを育ててきたマリノスがその存在をuntouchableとして残すならば、これから一緒に未来をつくるはずだった(という過去形にはしたくないのだが)山雅は、その魂がいつか受け継がれるものとして残していく。
 こうなってみると、それぞれがおさまるところにおさまったという感じが、私はしています。俊輔の言っていた「好きなときに(3番の)ユニフォームを着てほしい」っていう気持ちもわかるし。

 4日からこっち、ふっと思い浮かべては、魂持っていかれそうな気がするくらい涙を誘われておりましたが(笑)、マツが最後に愛した山雅が、マツとともに闘う決意を新たにしたこの会が開催されたことをもって、私も一区切り。に、しようかな。とは思う。一応。
 でもずっと忘れないよ! 当たり前だけど。