life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

不本意ながら2日分まとめて。@全豪OP

2009-01-31 23:57:17 | 【スポーツ】素人感覚
 というわけで、時系列無視ですが女子単複ファイナルの話から。

女子ダブルス ファイナル

 3-6・3-6にて杉山&ハンチュコバ組は優勝ならず。残念でした……。
 スコアを時々横目で追う程度でしかなかったですが、なかなかリードが保てなかったようでした。ヴィーナス&セリーナはダブルスの戦い方がものすごくうまいというわけではないけど、2人ともシングルスでTOP10に入ってくる選手なわけだから、地力の差が出るところもあったということなのかもしれません。
 でも全く歯が立たなかったわけではないし、ダブルスランキング1位の組を倒して勝ち上がってきたのも事実。杉山自身が言ったように、2人にとって確実に「手応え」になったことと思います。あとはハンチュコバにネットプレイを磨いてもらって(笑)来年のメルボルンを目指してほしいと思います。今年の他のGSもそうですけど。
 それにしても、4人並ぶと杉山がちっちゃい。っていうか、他の3人がでかすぎます。(笑)

女子シングルス ファイナル

 観戦はできませんでした。しかし、6-0・6-3というスコア以上に、試合が1時間かかってないという一方的ぶりにちょっとがっかりですよ、サフィナ。
 Statsだけ見ても圧倒的な差が出てます。この試合もやっぱりミスの多いサフィナ、ミスをしないセリーナ。それだけでもアレなのに、サフィナはファーストサーブでポイントを稼げないのでさらに勝負にならない(つまりそれ自体が、ミスが多いということなんでしょうけど)。セリーナはファーストでのポイントが20/21だというのに。実際、この確率もすごいけども。
 なんというか、まるで今回のフェデラーvsデル・ポトロのようでしたが、サフィナにもデル・ポトロ同様、この圧倒的な敗戦を活かして強くなってもらいたいです。このままじゃなんだかなぁ。

男子ダブルス ファイナル

 これも結果は予想通り? ブライアン兄弟が2-6・5-7・6-0の逆転で優勝。
 第2セットの序盤途中からちらちら見始めましたが、この中盤あたりからブライアン兄弟、だんだん調子が上がってきたようで、第3セットはベーグルと相手を圧倒。
 今気がついたけど、男子も女子も血縁ダブルスが優勝したわけですね。表彰式で両組がもらっていたぬいぐるみ(なんの動物だかよくわかんないけど)がかわいかったです。まるっとしてて。(笑)
 テニスのダブルスって普段あまり見ることがないのですが、ロブの多用がけっこうありますね。

男子シングルスSF 歴史に残る壮絶なる死闘。

 ナダルvsベルダスコ。この1戦については、振り返ると長くなりますよー!!
 勝敗だけ見れば予想通りではありますが、展開が予想を遥かに超えるものになっていました。いや、「超える」というか、「ひっくり返す」と言った方がいいでしょうかね。実は諸般の事情により第4セット第5ゲームまでしか見られなかったのですが、これが実に悔しい!! 去年のウィンブルドンのファイナル観戦を雨天中断により第2セットで泣く泣く諦めたのと同じぐらい悔しい。

 開始前は、マレーを破ったベルダスコが今度はどこまでナダルに食い下がれるか、ってなぐらいの気持ちでした。
 それが始まってみれば第1セットからお互い全く譲らず。ブレイクなしで突入したタイブレイクがこれまた全く譲らず。しかしベルダスコの5-4で迎えた1本、ベルダスコのショットがネットのテープにかかったかと思うと、勢いでそのままナダル側に落ちました。しかもオンライン。これがこのセットのとどめになり、続く1本もベルダスコ。今大会初めてナダルがset downしました。
 やっぱりミスと同じ以上のwinnerを量産するベルダスコ、球の勢いで若干ナダルを押していたように感じました。レフティー同士の試合ってなんだか独特の雰囲気がありますね。というか、見てるこっちがフォアとバックを時々取り違えてしまうからかもしれませんが(笑)

 第2セットはナダルの意地か、ラブゲームキープにてスタート。そしたらベルダスコもお返しのラブゲームキープと、どうやら本当に混戦になるようだと覚悟させられるような幕開け。
 ストロークの威力か、ネットにひっかかりながらも相手側に落ちるショットがベルダスコに目立ちます。第8ゲームのデュースで、ナダルはラケットを取り替えてました。match reportによるとガットが切れたらしいです。ベルダスコの球の威力にガットが悲鳴をあげたんでしょうか。
 とにかく球足が速いし、角度も深い。ただ、球を追いかけることに関してはナダルは譲りません。おまけにサービスが非常に正確、コースも上々。特にこのセットは9割近くファーストを入れてきました。ベルダスコのサーブももちろんいいんですが、ナダルはそれ以上に高いレベルで安定してたと思います。お互い、センターへのサーブが特に素晴らしかったです。
 そして第10ゲームのデュースで、ナダルがベルダスコの外に逃げていくスライスを逆に外から内に入れてくるスーパーショット! この試合初のサービスブレイクをしたナダルがそのまま6-4で1-1のタイに戻します。このセットは、winner:Unforced Errorsがナダル13:5、ベルダスコ17:7とほぼ互角の数字。第1セットとは様相が違いました。

 振り出しに戻った第3セットは序盤、ベルダスコがコースを突きすぎてアウトにしてしまう場面が多く見られました。
 ここを頑張らないと一気に行かれてしまうかも? というところの第2ゲームのデュース、ってーかいつまでデュースするのー! と突っ込みたくなってきた6回目にベルダスコ、痛恨のボレーミス。このアドバンテージをナダルがまたまた、一旦サイドラインの外に出て再びコート内に入ってくるあのとんでもないショットでブレイク完了。いわゆる、野球で言うところの「ボールからストライクになる」スライダーみたいなもん? アウトだと思ってスルーしたくなる気持ちもわかります。
 これで第2セットの終盤からセットをまたいでナダルが4ゲームを連取したことになり、いよいよナダルのペースか? と思いきや、ベルダスコはなんと即座に、しかもラブゲームにてブレイクバック。泥沼化しそうだなぁとだんだん笑うしかなくなってきました(笑)
 しかし第6ゲームで再びナダルの1 break upとなり、このあたりではちょっとベルダスコのミスがゲームを左右し始めてるなーという雰囲気……なんだけど、そう思わせておいて第7ゲーム、これまた速攻ブレイクバックするベルダスコ……ショットのキレが全く衰えません。

 で、このセットも結局第1セット同様タイブレイクに。ただ、セット全体を見ると、押していたのは常にナダルだったと思います。簡単にキープさせず、気づけばベルダスコのサービスゲームはいつもデュース。実際、ベルダスコのサービス本数がナダルを12本も上回ってました。
 裏を返せばベルダスコのミスも多かったということでもありますが、そこはやっぱりwinnerでカバー。しかしこのタイブレイクではそのミスが大きく、序盤にポイント連取されたのが最後まで響き、ポイント7-2で今度はナダルの1 set upとなりました。
 しかし気づけばこの第3セット、またまた1時間越え……。第1セットが75分、第2セットは49分、そしてこの第3セットが79分。フルセットやることになったら間違いなく5時間越えるなー、というかもう5時間やったらええやん君ら。とか、もう次元が違いすぎて半ばアホのようにぽかーんと口を開けて見ているしかない状態の試合になってました(笑)。

 そんな感じでいよいよ想定外どころか予測不能な世界になってきた第4セット。ナダルは今大会初めての4セット目ですね。ベルダスコ、第1ゲームをキープしたところで新しいラケットに替えてました。
 お互いキープしあって第3ゲームまで終了、この時点でベルダスコが左足をマッサージしてもらっていました。これはどんな状態なのかと注視せざるを得ない第4ゲームですが、やっぱりちょっと動きがおかしいような。というか、ベルダスコ自身がもろに気にしている感じで、時々左足に目を落としたり、ふくらはぎを触ってみたり。ボールを追う足も心なしか少し鈍くなっているような……という感じは受けたのですが、それでも第5ゲームはラブゲームキープ。

 ……さて、私がこの試合を見たのはここまでです。

 とにかく結果を知らないと気になって眠れないので(笑)夜中に結果を見てみたら、本当に5時間マッチ。全豪史上最長、5時間14分の長丁場……っていうか長丁場どころか殺人的ですよ。この長さ。まさにサバイバルマッチ。
 去年のウィンブルドンのファイナルも結局5時間にはなったけど中断は入ったし、そういう意味ではこのぶっ続け5時間走り回りまくりって、もう人間業ではありません。勝ち負け以前にまず、見る者を震撼させずにはおかぬこの歴史的マラソンマッチを走り抜いた2人のプレイヤーに、最高の敬意を払いたいと思います。ほんとに。

 そしてこの死闘あるいは激闘を制したのはナダルでした。

 第4セットは結局お互いにサービスブレイクすることもさせることもなく、タイブレイクを今度はベルダスコが制していました。Statsを見る限り、このセットはベルダスコのミスが少なくなっており、サービスゲームで余計なポイントを与えることも少なかったようです。
 ただファイナルセット、この試合トータルで4本しかなかったベルダスコのダブルフォルトのうち、3本がこのセットに集中しました。そしてUnforced Errorsがナダルの4に対しベルダスコが15、この数字こそこれまでの2人の傾向とさほど変わらないものの、winnerはベルダスコの8(内サービスエース3本)に対しナダルが12(サービスエースなし)と、ファイナルセットにして初めて、winnerの数でナダルがベルダスコを上回りました。
 結果的にはこれが最後に勝負を決めた数字であり、それこそが今のナダルの強さなのではないかと、個人的には思います。

 マッチポイントは、ベルダスコのダブルフォルトだったそうです。
 幕切れとしてはあっけないけど、こうやって数字を見ていくとある意味試合を象徴しているような気もします。
 だけど5時間14分という大会記録以上に、見る者の心に強烈に焼きつける試合をしてくれました。最後まで見られなくてごめん、と謝りたいぐらい(笑)。2人とも本当にお疲れさまでした。ナダルはもとより、この試合を経験したベルダスコが今後さらに面白い存在になっていってくれればと思います。

 これで明日の決勝はナダルvsフェデラー、ランキング1位vs2位の対決に。
 しかしSF2試合の展開がとても対照的で、ナダルであろうがベルダスコであろうが、こんな死線をくぐり抜けてきた相手に果たしてフェデラーは勝てるのか?(汗)とか思っちゃいますよ。(笑)←笑い事でもない
 フェデラー本人は、ファイナルという試合でベルダスコとやったことはないのでやってみたいと言ったりもしていたようですが(どこに載っていたのか忘れた……)ナダルに勝ちたい思いも強いと思います。そもそももともと負け越している上に、庭であるウィンブルドンで負けちゃってますからねー。早いとこ1つ返しておきたいというのもあるんじゃないでしょうか。どちらにしても、どこかでナダルに勝たなければポイント差は一向に縮まらないし、ランキング1位奪還にも近づけないわけなので。

 しかし真面目な話、ナダルがハードコートでこれだけやれちゃうと、こんなナダルに勝つには一体どこに活路を見出せばいいんだろうって感じですが(笑)フェデラーにとってはGSタイトルがサンプラスに並ぶかどうかという挑戦でもあり、節目とするためのこの戦いに期するものは大きいと思います。2日間の休みがさて吉と出るか、凶と出るか。
 明日は運良く17:30以降(現地時間19:30以降)の試合開始なので、冒頭はちょっと見れませんが大体が見られそうで嬉しい。あんまり長すぎても辛いけど、とにかくいい試合を見せてもらえることを期待して。

全豪OP、いよいよ大詰めへ。

2009-01-29 23:02:55 | 【スポーツ】素人感覚
 SFが始まりました。
 ……とその前に、先日のジョコビッチのリタイアについて少々。

 昨日のエントリでも少し触れましたが、スケジュールがタイトになってしまったのが不満として残ってしまったみたいです。曰く、

「あんなに遅い時間にプレーするのは多くの人のためにならない」
「観衆やみんなのことは考えなければならない。それが全てさ。選手の事だけを考えられない。だけど、選手が言うべきことも考えなければならない。リタイアするなんて理由なしじゃ起こらないよ」


 と。なんせ今にも倒れそうな顔になっちゃってましたからねー……普通にやばいぞ、この写真。
 ある一定の基準により試合を中断したり屋根出したり、Extreme Heat Policyというそうですが、全豪ローカルルールとのこと。メルボルンってそんなに暑いところなのかと、今さら知りました。そういえば今日もこのExtreme Heat Policyが適用されていたっぽいです。でもあの日はそれがなかったのもまた、ジョコビッチにとって不運と言えば不運でした。

 さて本日の試合について。
 Hisense Arenaでは第1試合早々に杉山&ハンチュコバ組がファイナル進出を決めました! ファイナルの対戦相手はやはりというか、ウィリアムス姉妹。ってセリーナ、これもやっぱりな感じでシングルスもファイナル進出を決めてしまったのですが。思えばとんでもない体力です。
 そのセリーナとタイトルを争うことになったのはサフィナ。QFがあの調子だったので、どうなのよ。と思いましたが、今日もまあミスが出ることは出るんですが、QFほどイライラする状態にはならなかったような気はします。たぶん。……いやどうだろう。←改めて数字見たらやっぱり多いので、ちょっと自信がなくなりました(笑)
 戦い方を見る限りはここぞの強さがちょっと違う気がしてるので、普通にセリーナが勝つかなぁとは思います。なのでファイナルではサフィナ、もう一段ギアを上げて、予想を裏切ってほしいものです。

 そしていよいよ本日のメインイベントは、アンディvsロジャー@ナイトセッション! このころには気温も下がってきていたらしく、気づいたらRod Lavor Arenaの屋根が開いてました。

 滑り出しはお互いサービスキープ。第1セット第3ゲームでフェデラーが初めてブレイクしました。体勢を思いっきり崩しながらもロディックの左を鮮やかに抜いたあのショットを見ると、QFからの調子は維持できてそうでした。
 ロディックは速い球回しをしたいからなのか、どうもネットにかけることが多かったです。第7ゲームでしたか、フェデラーのチャレンジでホークアイ判定が出た後にもかなり一生懸命何か言ってたんですが、あれはどういう話だったのか気になります。そのあともゲーム間のタイムで審判に何やら言ったりしてましたね。モリナさん(主審)も笑ってましたが、それでなくても表情とかロディックってばいちいちおかしい(笑)。でもロディックもQFに引き続きいいサービスが来てたし、プレイの雰囲気自体は良かったと思います。
 第8ゲームはちょっとフェデラーのミスが出ました。ブレイクチャンスを与えましたが、ここぞの1本をエースで取りに行けるのがやっぱりフェデラーでしたね。結局、第1セットは6-3でフェデラー。

 第2セットはロディックのギアが上がった気が。サービスのキレがさらに増したというか、とにかく速い! わかってたけど速い。フェデラーでさえ1歩も動けないこともある。鬼。
 このサービスなので、序盤はなかなかラリーになりにくくなっていたと思います。でもロディックはその分リターンのミスも出るんで(笑)フェデラーもキープでついていきます。
 そんな流れで、これはタイブレイクかなーと思いましたが、最終的に鬼だったのはやはりフェデラーでした。わざとかよ! と思うくらい見事に土壇場のチャンスを掴んでしまう。第11ゲームをブレイクして7-5です。良く良く見たら、エースもロディックより多かったりして。

 そして第3セット。
 第2セットから雰囲気は変わらず、お互いキレまくるサービスにものを言わせてキープしあう状況。第5ゲームのデュースでロディックが珍しく人を食ったようなスライスを使ったので、一瞬「お? 戦術変えるか?」と思いました。結局はそうでもなかったんですが、とはいえ、このゲームを獲るにあたってはあの1本は良かったんじゃないかと。

 そんなわけで「今度こそタイブレイクか?」と思ったんですが、またしてもヤマは第11ゲーム。ロディック、数少ないダブルフォルトがよりによってここで出てしまったり、ネット前でのショットのコース選択を微妙に間違えちゃったり。これがまさにフェデラーの思う壺にはめられてたのかもしれませんが、とにかく追い詰められました。で、第2セット同様この土壇場でフェデラーがブレイク。
 そしてserving for the match、最後はフェデラーの見事なフォアのdown the lineでゲームセットとなりました。

 終わってみればストレート、事実フェデラーの貫録勝ち。でもロディックってば、すごい一生懸命ボールを追いかけてますね。その分余裕は感じられないんだけども(本人がどうなのかはわかりませんが)、あの一生懸命ぶりがかわいいなぁ。第2、3セットは接戦に見えてその実、フェデラーはロディックにただの1度もブレイクチャンスを与えなかったんですが、ロディックの頑張りに目を奪われていたのでそんなことにも気づかなかった(笑)
 あと今日は、そんなロディックの一生懸命(な抗議とか)にほどほどにつきあってあげたモリナさんも、かなりチャーミングでした。……とは言うものの、実はロディックは本当に警告を食らってたらしいんですけどね。(笑)

 フェデラーはフェデラーで、ベルディッチ戦でようようお目覚め、デル・ポトロ戦では完全に覚醒、そして今日も「Mighty Fed」、天上天下唯我独尊モード。って言いすぎ?(笑)
 でも、第1週に比べてミスが本当に減ってます。同じストレート勝ちの試合でも、1回戦(vsセッピ)ではUnforced Errorsが43もありました。2回戦で1回持ち直したけど3回戦vsサフィンでは28。ベルディッチ戦はフルセットでしたが、40のうち落とした2セットで24。そんでQFvsデル・ポトロではたったの9、さらに本日が15。昨年の悶々とする感じの試合が続いたころに比べたら、かなり安定感が出てると思います。
 それに加えて、QFもそうでしたがサービスのキレがいよいよ出てきて、エースが増える増える。さらにストロークも冴える。散々振り回した挙句、相手の逆をつく。大会2週目に入ってからは、あの「絶対王者」フェデラーがついに帰ってきたかと思わせるに充分な結果が出ています。

 ただ、こと今のナダルに対してだけはきっとそうもいかないはずなんです。
 ってまだ対戦相手が決まったわけじゃないですが、正直なところ、いかに今大会のベルダスコが素晴らしいとは言っても、それこそ今までのように行くはずがない。シモンですら結局は1セットも奪えなかったわけだし。今のナダルに対してだけは、フェデラーは挑戦者です。フェデラーでさえも。

 ……と言いながらも、明日は明日でナダルvsベルダスコがどういう展開になるか、もちろん楽しみなんですけどね。が、その前に女子ダブルスのファイナルがあります。祈るような気持ちで(笑)スコアを追いたいと思います。

全豪OP QF後半戦

2009-01-28 23:23:36 | 【スポーツ】素人感覚
 女子はあんまり追う余裕がなかったんですが、今大会ドキッチと並んで台風の目となっていたスアレス・ナヴァロをディメンティエワがあっさり下しておりました。クズネツォワはいいところまでいったんだけど……セリーナやっぱり強い。

 今日はあまりにも暑かったからなのか、Rod Lavor Arenaは屋根を途中で閉めてた模様。そういえば、昨日のジョコビッチは暑さにもだいぶやられたけどスケジュールもきつかったとのこと。前日夜10時過ぎから試合して、回復する時間も少なかったし、今日の試合はいちばん暑い時間帯だったし……というような話で。長い大会、コンディションの維持は本当に大変なんだなと改めて思います。

 さて男子。まずはツォンガvsベルダスコです。
 ベルダスコのプレイをまともに見たのはこれが初めてなのですが、ツォンガに通じるものがあるなぁと思いました。2人とも武器になる強烈なサービスを持っていて、とにかく相手を振り回していくラリーをする。第1セットはお互い全く譲らずのタイブレイク突入でしたが、ツォンガのファーストサービスの確率が悪いのが響いたって感じでしょうか、意外とあっさりとベルダスコがものに。

 それでも第2セットはツォンガがしっかり取り返したのでもつれるかなーと思ったんですが、第3セットはベルダスコが少ないブレイクチャンスを確実にものにして6-3。相変わらずのミスの多さと同様にWinnerも多いツォンガですが、なのに肝心なところでキープできないという状態。
 第4セット、終盤はもうベルダスコがツォンガの球をすっかり見切っていたように見えました。サービスもストロークも、コースを読んでポジションに入ってる感じ。ツォンガはサービスが強打な分、読まれるとひとたまりもない。ベルダスコの見事なリターンエースを何本見たことやら。

 試合全体で見ても、ブレイクチャンスが13回もあったのに、ここぞの1本を防ぎ切るベルダスコの壁。安定感がありました。それに、切り返しのショットの鋭さといったら! ここまでの勝ち上がりのスコアも納得です。
 ミスを破壊力でカバーするツォンガも、この安定感に対して最後は打つ手なしだったんじゃないかと思います。第7ゲームのブレイクのされ方が完璧だったので、もう完全に切れちゃってました。第8ゲーム、ベルダスコのServing for the matchは結局ラブゲーム。そして最後はサービスエース。終わってみれば、ベルダスコが勝つべくして勝った試合という感じでした。

 そしてQF最後の1カード、ナダルvsシモン。どうでもいいけど毎度毎度、ナダルの貧乏ゆすりが気になって仕方がないです(笑)。
 シモンは去年の後半に活躍してた印象が強いので、面白い展開を期待してたんですが……終わってみれば結局ナダルのストレート。派手さはなくても、押さえるべきポイントはちゃんと押さえる。先にブレイクされても難なくブレイクバックする。シモンもいいところまでは行ったみたいですが、どうしたってタイブレイクにすら持ち込ませてもらえなかった。最終的にはこれが現実というか、やっぱラファつえぇー、ってのが正直なところ。

 これでトップハーフのSFはナダルvsベルダスコの同胞対決&レフティー対決に。
 ナダルは基本的にミスが目立たないし、どこに打っても打ち返してくるラリーができる。同じコースに打ってもツォンガ相手のようにはいかない。そんな中でベルダスコがどういう戦い方をするのか非常に楽しみ。
 ま、その前に明日のフェデラーvsロディックがあるわけですが。希望してたカードでもあるので、これまた見るのドキドキです。

 フェデラーといえば、昨日の鬼フェデラー(笑)
 あの試合はデル・ポトロ自身がどうこうというわけではなかったようで(何せジョコビッチがああいう状態でもあったことなので、どーしても気になってました)。辛辣な言い方をすれば、フェデラーにとってデル・ポトロはまだ敵ではなかった、ということのようです。まさに華麗なる凶器。「The velvet sledgehammer」……ううむ、ナイスコピー。(笑)
 とにかく、あれはデル・ポトロにしたらかなりのショックを受ける試合になったようです。インタビューめっちゃ短いし。いつもそうなのかもしれないけど、声もちっちゃいし。
 が、彼も次の段階に上がるためにはまだまだ越えなきゃならないハードルがあるってことだし、裏を返せばもっと上にいけるってことでもある。次に対戦する時はきっと、格段に成長した姿をフェデラーに見せるんじゃないかと思ってます。それも怖いけどね。

 つーかロジャーも実際、昨日はゾーンに入ってたんじゃないの? って気もしないでもないですが(笑)。これを維持してくれれば明日、今のロディックとならベストマッチが見られるだろうから、どうかどうかよろしくお願いします。

全豪OP、QF開始

2009-01-27 23:41:12 | 【スポーツ】素人感覚
 いよいよ目が離せない試合ばかりになってまいりました。今日も1日スコア立ち上げっぱ……(笑)

女子ダブルスQF

 杉山&ハンチュコバ組がトップシードのブラック&フーバー組を下してSF進出! おめでとう!!

 第3セットしか様子がわからないんですが、ぎりぎりまでリードされてました。というかリードしてたのをひっくり返されたような気がする。正確には覚えてないんですが(汗)
 で、土壇場第10ゲームか? ブレイクバックして5-5に持ち込み、あとはお互い譲らずタイブレイクへ。

 しかしこのタイブレイクが、最初のサービス1本が取れずそのまま相手に3ポイント連取され、トントン拍子に2-6まで持っていかれて早々に崖っぷち。
 が、ここから怒涛の4ポイント連取! で追いつくと、あとは一進一退。ただどうしてもリードが取れなくて、見てるこっちに少し嫌な焦りが出ましたが(笑)本人たちにはそんなことはありませんでした。ネットプレイの応酬になっても焦らず騒がず、ついに12-10で勝負あった。
 いや本当に良く粘ったなぁ。ミスがなかったわけじゃないけど、見てる限りでは杉山のサービスとリターンがとても正確で、タイブレイク前あたりからはより集中力の高いプレイになってたんじゃないかと思います。じわじわ見えてきましたよ、全豪タイトルが。明日……はないから明後日もしっかり!
 あ、明日はそういえば車椅子の方で国枝が出てきますね。

男子シングルスQF@デイセッション

 意外にも「あれ??」みたいな一方的な感じでズヴォナレワがバルトリを秒殺したのち始まりました、ロディックvsジョコビッチ。良く考えたら今年のジョコビッチ@全豪って、ディフェンディングチャンピオンだった。←何を今さら

 それはさておき、気づいた時には第2セットが始まっておりました。
 第1セットがタイブレイクで、Stats見たらサーブはロディック、ショットはジョコビッチって感じの数字でした。でもこの第2セットはなんつってもロディックのサービスが絶好調。ファーストの入りが8割超えてました。
 で、そのファースト18本で実に17ポイントをもぎ取るという、まさにサービスからラリーの主導権を握る形で、完全にロディックのペースでありました。パッシングもdown the lineもすばらしいコースと精度。ジョコビッチも決して悪い状態には見えなかったんですけどね。

 セットカウント1-1のタイになったところで、さあ面白くなってきたよーと思ったら、第3セット第3ゲームが終わったところでジョコビッチがメディカルタイムアウト。どうやら左足の状態が思わしくない様子。
 プレイ再開の後、どうしてもそういう目で見てしまうからかもわかりませんが、なんとなーくジョコビッチの運動量が落ちたような感じはしました。まぁロディックの絶好調ぶりも変わらなかったというのもあるんですけど。

 結局そのままこのセットはロディックが押し切り、試合は第4セットへ。最初のゲームはキープしたジョコビッチでしたが、次のサービスゲームをブレイクされたところで、リタイアを申し出ることに……。
 実際、第4セットになったらもう足が止まってしまってたように見えました。ロディックのサービスに足が出ないような雰囲気。やんぬるかな。
 けっこうリタイアが目立つ気がする今大会ですが、昼間は気温も35度くらいになっているというし、それだけでもかなり消耗するでしょう。それにしてもジョコビッチまでもが……というのが、正直なところです。そのわりに私は実は、「もしかしたらジョコビッチがフェデラーより1つでも多く勝ったら2位と3位が入れ替わるんじゃねーの?」とかふと思ってちょっとビクビクしてたんですけど昨日まで(笑)。←本当のところは知りません。ポイント計算方法知らないので(汗)
 でも、ジョコビッチにはやっぱり、ちゃんと回復してもらってまたいい試合を見せてもらいたいです。

女子シングルスQF@ナイトセッション

 楽しみにしていたサフィナvsドキッチです。客席はきっと大盛り上がりでサフィナ完全アウェイ状態だったに違いありません。そんでもって、サフィナのお腹が気になって仕方がない私。(笑)

 しかし2人とも、なんつーかあのー……助け合ってしまっていたというか(笑)せっかくブレイクしたと思ったらあっさりブレイクバックされるパターンがやたらと目についたのですが。あと、ブレイク直後のサービスゲームでダブルフォルト連発とか。ちょっとちょっとー。
 そんなこともあり、全体的に2人していいとこのミスをしまくる感じ(そんな大袈裟でもないか……)だったんですが、中でもドキッチのミスが意外に多かったですね。狙いはいいんだけど、狙いすぎてアウトになるショットも多かった気がします。オープンスペースにストレートで打ち込む時が特に気になったような。気持ちは痛いほどわかるんですけどね。もったいない。でもあの、ワイドへ押し込みまくるドキッチのストロークには気合いを感じました。
 まー、サフィナのダブルフォルトも大概でしたけども(笑)。お互いに、自分のミスに苛立った表情を隠しませんでした。

 なんにしても、全体を通してお互いサービスキープにこそ苦しんでた試合かなぁと。いっつもサービスゲーム、リードされてるよ、なんかデュース多いよ、みたいな。
 だから最終セット、サフィナのServing for the matchが逆に「まだまだ続くんじゃねーのこの試合」と一瞬思わせたものでしたが。でサフィナは案の定リードを許し、案の定デュース(笑)。
 が、最後はそのデュースでドキッチのミスがバックアウト、ネットと2本続き、ゲームセット。ドキッチの快進撃はここで終わりました。

 とにかくお互いさまって感じにミスが目立つ試合ではありましたが、それでもなんとかものにしたサフィナのインタビューには安堵の笑み。でもこの調子だと次の試合が大変なんじゃないかなぁと、余計な心配が……(笑)
 ドキッチもお疲れさまでした。浮き沈みの激しいここまでの選手人生みたいですが(初めて知った……)これをきっかけにまたどんどん上がってってくれたら、群雄割拠の女子シングルス、さらに面白くなるに違いないので。「The beginning of the rest of her life」、まさにそんな感じ。
 
男子シングルスQF@ナイトセッション

 2時間を超えるサフィナvsドキッチの後はいよいよ、デル・ポトロvsフェデラー。今回のフェデラーのウェアの色が個人的にはツボに入ってます。好きな色です。いわゆるロイヤルブルーってんですか。やっぱり王様だからですか。←違うんじゃ……

 そんな与太話は置いといて、対戦成績はここまでフェデラーの3-0ですが、ハードコートでの5セットマッチは初めてなので、さて……とか思ってたら初っ端のゲームが2分くらいで終わってた(笑)。いきなりエース2本で入ったフェデラーです。気づいたらもう2ゲーム目に入ってました。
 序盤はデル・ポトロのサービスがそれほど良くなかったので、終始フェデラーのペースな雰囲気がありました。4回戦は序盤がグダグダだったらしいのに(笑)QFともなれば最初からギアが入るべきところに入ってるということでしょうか。今さらですが髪も短くすっきり、若返ったようにも見えるし。←だから(笑)

 とにかく、第1セットはフェデラーのセンターへのサービスが鬼でした。こええ~。まあ、そんだけのコースを狙うから率はそんなに高くはありませんでしたが、入ると鬼。まさにフェデラー。
 そんでもってこのセットは6-3ですんなりフェデラーが獲り、セットが変わってさあどう切り返すかデル・ポトロ。とか思ってたのに、これまた出だしのデル・ポトロのサービスゲームにフェデラーがいきなりのラブゲームブレイクをかましておりました。あれ???

 ……と、そこから1時間。(家に帰った)
 さてどうなっているかなと取るものもとりあえずライブスコア立ち上げたらとっくに終わってる。ストレートなのはともかくとして、あとの2セットがベーグルって! さすがに、どっかで流れが行ったり来たりはするだろうと思っていたので本気でびっくりしました。
 しかもなんなんですか、第2セットが26分、第3セットに至ってはたったの19分。昼間のズヴォナレワだってベーグル1つに30分はかけてるのに。まさに瞬殺です。こわいです。
 さらにStatsを見ていくと、第2セットはデル・ポトロに1本もWinnerを打たせなかったという、もっと恐ろしげな数字が出てきました。そして第3セットのファーストサービスの入りが8割。昼間のロディック並み。怖い、こわすぎるフェデラー。これが噂に聞くあの「FED-EX」ってやつですか。(笑)
 ちょこっと見たラリーでは、センターから動かず徐々に揺さぶりをかけてミスを誘ったかと思えば、今度は振って振って戻りかけたところにお約束のdown the lineとか、いやーえげつなかった。フェデラー真骨頂! って感じにえげつなかった。褒め言葉です。

 しかし、よりにもよってこの試合でこの状態ですから、本当にベルディッチ戦はなんだったのかと(笑)。いやベルディッチが頑張ったのももちろんなんですけど、それにしてもって話で。
 なので、デル・ポトロ自身が今日の自分のプレイをどう見ているのか、それが気になります。ぶっちゃけ、ここまで「全く何もできなかった」って感じになってしまってると、体調とか何かあったの? という心配もしてしまいます。コメント上がったらなんとか見てみよう。とにかくびびりました、このスコアは。

 まあこの試合こそこういう展開になりましたが、SFでフェデラーと対戦するロディックも本日素晴らしい出来でしたし、これまたかなり楽しみなカードになりました。ロディックのサービスが今日みたいな出来だったら、いかにフェデラーでも崩すのは容易ではないと思うし。

 本日の試合はこんな感じ。
 明日もQF、女子のスアレス・ナヴァロvsディメンティエワにクズネツォワvsセリーナ、男子はナダルvsシモンとベルダスコvsツォンガ。どれもこれも目が離せないRod Lavor Arenaです。まともに追ってたら仕事にならぬ。追ってる暇があんのかって話ですが。(笑)
 そして今さら、ライブストリーミングで試合見られるサイトをたまたま発見しました。ってか、もっと早く知ってればこないだのフェデラーvsサフィンも見れたのに。惜しいことした。

全豪OP 2週目突入

2009-01-26 23:39:37 | 【スポーツ】素人感覚
 気がつけばとっくに1週目が終わりました。一応試合結果だけは追っています。あと、フリーで見られるハイライト映像ぐらいは。

 何があっても驚くにあたらず……ではあると思うのですが、それでもヴィーナスの2回戦早々の敗退&勝ったスアレス・ナヴァロはQF進出とか、ドキッチの快進撃とか、勢いを感じるノーシード選手がちらほら。特にドキッチとサフィナのQFはかなり心惹かれますねー。

 男子は男子で、まあ相も変わらずの盤石ぶりを見せるナダルを筆頭にTOP3がQFに出揃いました。バグダティス(vsジョコビッチ@4回戦)にも勝ってほしかったですけどねー。なんとなく応援しちゃうキャラなので。
 そしてフェデラーは……夜に4回戦のベルディッチ戦のスコア見て一瞬のけぞりましたが、セットカウント0-2からの逆転勝利にてQF進出、ということで。3回戦のサフィン戦がスコア的にもいい感じだったので、この展開は意外でした。

 が、Stats見たらミスが序盤に集中してるし、徐々に立て直していったんだろうと思われました。Artileの「Winning ugly」を見せていただくとこれまた、「第1セットから、5セットやることになるかもしれないとは思っていた」みたいな話でしたし。その心構えができていたのが鍵でもあった、と。なるほどねぇ……
 試合を見ているわけではないのでそんなに色々は言えないんですが、やっぱり若い選手がどんどん成長してきている(ベルディッチはまあ、それでもフェデラーとは近い方なので、中堅と言った方がいいのかもしれないですが)のは感じているだろうし、2007年までと比べて状態がどうなのかというとやはりそこと同じではないというのも、自身感じてはいるんでしょう。そういう意味でも、このフルセットの心構えがしっかりできてたんだろうと思いますし、あとは誰にも負けない経験でそれを補うことができたってことなのかなと。

 前出のArtileでは、このフルセットが次の試合に及ぼす体力的な影響を懸念していたりもするわけですが、それでも「どんな形でも(不格好でも?)勝つことの方が、4回戦で負けるよりも良いのは確か」なのも事実なんで。
 QFは案の定のデル・ポトロ戦です。今回こういう戦い方をしたフェデラーが、ここでまたどういうふうにプレイを作っていくのか、興味深いです。

 3回戦のサフィンvsフェデラーはライブスコア追いながらネットラジオつけてなんとなく雰囲気だけ味わってたんですが、どうやら試合を決めるフェデラーのWinnerがものすごかったらしく、放送席が「Genius!」とかなんとか言ってたのが聞こえました。正確な言葉はわかんないですけども(笑)いったいどんなショットなのかとHighlightを見たら、出ました、フェデラーらしいバックハンドのえげつな――いdown the line! でもあんなに際どくずばり決まったのを見たのは本当に久しぶりのような気がします。
 しかしサフィン、大事なところでフットフォルトしちゃってたんですね。かなり抗議してましたが、ラインパーソンも表情変えませんでした。

 そして、そのTOP3に次ぐ第4の男が、4回戦で姿を消してしまいました。マレー。
 今のマレーがここで負けるのか! ってのが正直なところです。でもベルダスコ、勝ち上がりを見るとゲーム数が少ないっ! 相手もあることではありますが、それにしたってステパネク戦ではベーグル2つ。3回戦までで落としたゲームが各試合4つずつしかなく、もちろんセットは1つも失っていません。で、4回戦のマレーをフルセットの末撃破。これは今さらですが面白い存在ですね、かなり。
 QFはツォンガなんで(ブレイク、もう少し粘れたら面白かったんですけど。タイブレイクになったら取れないだろうなーという感じはしました)、これはこれでどっちに転ぶかわからない感じもして気になります。ツォンガはツォンガで去年のSFvsナダルみたいなものすごい試合があったし、とにかくノってきた時のプレイの勢いがすごいんで。特に、サーブが絶好調だと誰も止められない感じがするし(笑)。
 ただ今日のところはブレイクのリターンがよかったのか、エース連発とまではいかないようですが。でも、決して少なくないミスを補って余りあるWinnerという傾向は変わってない感じですね。

 そんなわけで男子シングルスQF、ボトムハーフはシード順通りになりましたので、希望としてロディックvsフェデラーのSFが見たいなぁというのはあります。2人とも、QFは今をときめく若者たち(しかし、ジョコビッチはすでにTOP3入りして久しいので、若手って言うと違和感がある……でも年齢的には若手でいいよなー)とやるわけなんですけども。
 トップハーフはシモンがナダルにどこまで食らいつくか。ベルダスコとツォンガはどう転ぶか。大会もここまで来るとひとつひとつの試合がかなりいろいろ気になってきます。うう。

 あと、忘れちゃならない女子ダブルス。杉山&ハンチュコバ組。曰く、全豪だけタイトルがないそうなので、ここでぜひ! 楽しみです。期待してますよー。

そうこうしてるうちに全豪OP

2009-01-20 20:50:00 | 【スポーツ】素人感覚
 開幕しました。メルボルンは時差が小さくてありがたいです。おまけに向こうの方が早い。他のGSは昼夜逆転に近いですからねー。とは言っても、やっぱりまだWOWOW入れてないので(本当にいつか入れる気があるのか? とも言う)ライブスコアやStatsをを横目で見ながら、なんですけど。というか、真面目に仕事しろって話ですけど。

 さて、初日は杉山が順当に勝ち上がりましたが、特筆すべきはなんと言ってもクルム伊達かと。スコア見る限り、いい流れだったんですけどねー。シード選手相手だっただけに余計惜しいなぁぁ~~! と思いながらゲームセットを迎えました。
 ただ、ご本人はちゃんと手ごたえも感じて、これからも第一線で戦っていけると改めて確信した様子。今後が本当に楽しみです。

 で、男子。
 ジョコビッチ、ロディックとトップシード陣が順当に初戦を勝利して、Rod Lavor Arenaをこの日締めたのは、GS14個目のタイトルを狙うフェデラー。
 第1セットは全然危なげなかったです。スコアの推移が。が、第2セットが一転してタイブレイクにもつれ、第3セットも7-5。ストレート勝ちではあるんですが、なんだその浮き沈みは、と(笑)
 なので今日match reportをちょっと見てみたのですが、案の定英語があんまりよくわからない(笑)。「らしくないミス」があったりした、って感じでいいのでしょうかね……最後の方はそれなりにフェデラーでしたが、みたいな???
 フェデラー的には、セッピが自分の思っていた以上のプレイをしてきたということでもあるようでしたが、さて2回戦はどんな感じになるんでしょう。

 2日目の今日は朝いちから錦織が登場。第1セット、先にブレイクしたんだけど土壇場でブレイクバックされて結局そのまま押し切られて5-7になっちゃったんですよね。第2ゲームも立て続けに4ゲーム(だったかな?)取られてしまい、あっという間に2-6。これは危ないなー、第3セットで立て直せるかなーと思っていたらこれまた似たような出だしで、ああすっかり切れちゃってるのかもしれない。という感じが、スコアからですが(笑)しました。
 試合後のコメント見ると案の定、「ミスも多くて、何をすればいいかわからなくなってしまい、追いかける気持ちも失ってしまった」とのこと。ウィンブルドンに続くGS快進撃はなりませんでした。とにかく、教訓にしてもらうしかないです。メルボルンには来年、もっと大きくなって戻ってください。今年もこれからたくさん試合をしていくのでしょうから。

 そして本日最後の試合が現在進行中。
 ナダル、えげつなっ(笑)って感じの第1セットはベーグル。ただいま第2セット第6ゲーム、すでにナダルの1 break upになっております。これはあとどのようなスコアで終わるかってだけの話になりそうで……。
 ざっと見たところ今のところ男女ともほとんどのシード選手が初戦をものにしており、番狂わせというほどの大きなものはないかも。けど、個人的にはゴンザレスと対戦したヒューイットが……惜しかったなぁぁ。ううっ。

正式にボルティモア。

2009-01-15 22:02:37 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 前日の憲伸@アトランタに続き、いよいよ上原氏も正式に入団会見の運びとなりました。映像は朝、一瞬見ただけですが今日は朝から各紙をば。まあ書いてあることは基本的にはどこもおんなじなんですけども(笑)拾い読み。

 まず、「やらなければいけない」のは日本でも一緒やろー! とお約束のようなツッコミを入れさせていただきましたが(笑)何はともあれ無事にこの日を迎えられたことが、素直によかったなぁと。
 松井さんと対戦できる(かもしれない)というのは本人はもとよりこちらも楽しみでもあるし、あっさり打たれた挙句にまたまた「温室メロン」とかって叱咤されるというのも一興かと。古い話で恐縮ですが。←っていうか一興なのかよ。
 野球人としては永遠に松井さんにはきっと頭が上がらないのだろうし、そういう意味で松井さんにはずっと頼れる先輩でいてあげてくださいね。お願いしますね。って気持ちが強いからこそそういう展開を予想(妄想???)してしまうわけです。本当に大変余計なお世話ですけれども、ある意味母の心境みたいな。やっぱり大きなお世話ですけれども。
 って、松井さんだけでなくて岩村にもやっぱりあっさり打たれると思うんですけど(笑)でも対戦を重ねて、お互いを刺激し合える存在にしていってくれたら、見る方ももっと楽しみになると思うので。もちろんこれから出会うすべての対戦相手に対してそうあってくれたらいいな、という思いがいちばんですが。

 とにもかくにも、健康にさえ気をつければ4月には「MLBのマウンドに立つ」という目標はクリアできるところまで来ました。
 で、シーズンの目標は? と問われて「勝つことです」と即答したと。
 そして曰く、「野球に関しては(不安は)ない」と

 部外者の評価はどうあれ、オファーをくれたオリオールズの期待に応えるべく、チームの勝ちに貢献するという命題と責任が今の上原氏にはあるし、加えて「戦力になるだけでない。若い選手たちに見てもらいたい」と、若い選手たちのお手本になることも求められている。ある意味、チームづくりそのものさえも課せられたということになるかもしれません。1年目とはいえ、自分の投球だけを考えてればいいという立場にはなれないだろうとも思われます。
 でも、いいことばかりでは決してなかったこの10年間で築いたものは確かにあるから、彼の持ち続けたその意志の行方を、楽しみに見て行こうと思います。今はただ、とにかく無事に(=故障なく!)開幕を迎えてくれますようにと願うのみ。

 欲を言えば、せっかく制球力に高い評価をいただいてることだし、いつものように突然エアポケットにはまったような抜け球とか投げないでね(笑)。大事な武器がもったいないから。マジで。

ボルティモア。

2009-01-07 21:43:06 | 【野球】オフにキャンプにOP戦
 今朝方共同の記事で出ました。上原氏、ボルティモア・オリオールズとの契約に基本合意と地元紙が報道とのこと。まだメディカルチェックなどがあるそうなので、まだ正式には発表されてませんし本人も詳しいコメントはしてませんが、とにかく行き先だけは決めたということのようですね。

 不況の影響が全くないかどうかは置いといて、でも実際それがあろうとなかろうと、先発にこだわる限り今の状態では破格の契約なんてどう考えたってありえなかったわけで。ここ数年まともに先発で稼動してないし……先発やりたいと言う以上、抑えの成績じゃものは言えないし。通算成績は悪くはないけど、「今」使えなかったら獲る方だって意味ないので。
 かように、そんなことは本人がいちばんよくわかってると思いつつも、余計なお世話を焼いておりました。勝手に。

 そんなわけで、先発投手として行き先があっただけ良かったなぁというのが、個人的には本音です。どこも獲ってくれないってことがあり得るんじゃないかと、半ば本気で思っていたので(汗)。

 とは言えオリオールズというチーム、昨年はア・リーグ東地区最下位、チーム防御率5.13(リーグでブービーだそうです)、先発2桁勝利がたった1人。おまけに'98年以降は勝率5割を超えたことがないとのこと。少なくとも強くないことだけは確かなようです。
 上原氏自身には、一生付き合っていく古傷を抱えていることもあって、できれば西海岸という希望もあったと聞いてます。しかしそもそも西海岸のチームって他地域より少ないので、それは難しいだろうとは思われたので、仕方ないといえば仕方ない。
 しかしそれ以上に不安なのは、中4日が基本という向こうの先発スタイルですね。そもそも弱点である投手陣のテコ入れで獲ってもらったんだから、フル回転を要求されるはずだろうし。今の上原氏の体が、それにどこまで対応していけるか。

 ……とまぁ正直、今の段階では不安の方が多いです。素人には。
 でも、やっと本当に海を渡る目標を達成できるね、ということに関してはやっぱり、10年間よく頑張りましたと改めて頭を下げたいです。
 次の新しい目標を早く聞いてみたい。そして、結果はどうあれ、本人に悔いの残らない投手人生を歩んでいけるようにと、まずは願いたいと思います。まぁもちろん本音を言えば、チームの救世主になれますように! と言いたいところでもありますけどね(笑)。

 憲伸はどうなるのかなぁ。建ちゃんは、田口さんは、斎藤隆兄さんは……
 まだまだ心配の種が尽きないMLBの面々です。
 そしてブリスベンで錦織が試合中。第1セット、タイブレイクに持ち込めるかどうか。頑張ってキープですよー。

本日の年中行事:「スポーツマンNo.1決定戦 XXX VIII」@TBS

2009-01-03 23:15:53 | 【スポーツ】素人感覚
 ここ数年ずっと元日夜の5時間ぶっ通しだったのに、今年はTFP2に取って変わられていて、おや? もしかして今年はないのか? とか思ってしまったのですが、日にち変わったんですね。時間も半分になったし。
 ただ、5時間版も最初のころはそれなりに面白かったけど、ここんとこ出張競技とか企画ものが増えすぎて肝心のコロッセオでの大会(試合?)の面白味が半減してるような気がしてたのと、やはり5時間もあるとだいぶ番組自体が間延びしてくる雰囲気も感じてました。なので、正直なところ今回みたいにコロッセオオンリーで進む番組作りの方が好きですね。個人的には。

 さて肝心の競技ですが、今年もまた頑張る新顔さんが登場。中でも北川智規@ラグビーは出色でしたねー。特にMONSTER BOXで見せた適応力。アメフトの選手もBEACH FLAGSでスピード見せてくれましたし、歴代出場者を振り返って見てもやっぱり楕円球組は期待を裏切りません。
 あと、ブライアン・クレイ@十種競技の総合力はさすが! あの体格でTHE GALLON THROWがあれだけ放れるってだけでもすごいっす。あ、体格といえばPOWER FORCEでの松永共広vs佐々木健介、いわゆるレスリングアマvsプロ対決もすごかった! 2倍のウェイト差を跳ね返しての粘り勝ちですからねー。素晴らしい! でもおかげで全部出し切ってしまったのか、2回戦は粘り切れなかったみたいなのが残念でしたが。もう少し見てみたかったなー。
 しかし佐々木はあんな見事に柔よく剛を制されちゃって、北斗晶に家に入れてもらえないんじゃ? なんて余計な心配をしてしまったものですが(笑)

 それにしても、TAIL IMPOSSIBLEでのワッキーの強さは何なんですかね(笑)。36歳にして現役若手Jリーガーってか日本代表をぶっちぎり。しかも連覇だよ連覇。ワッキー一体普段何やってんの? とか思っちゃいましたよ。
 今回のワッキーはBEACH FLAGSでもツキがあったし、全体的にいい調子でいってただけに、締めのSHOT GUN TOUCHがボタン押し損ねで試技終了ってのはもったいなかったですね。ただ、ワッキーにしろ池谷にしろ、そんな脱がんでも。とそこだけは毎回突っ込まずにはいられないんですけど(笑)

 で、今大会の最大の注目はなんと言っても、宮大輔、史上初の連覇なるか? だったわけですが。
 MONSTER BOXで、開始早々に右膝あたりに違和感が出たのかテーピングを始め、結局この競技は自己ベストに遠く及ばず。この時点で連覇に暗雲かとも思われましたが、なんのなんの。POWER FORCEが強い。最後こそ敗れはしたものの、決勝進出で着実に加点。THE GALLON THROWもある程度は投げられるし、持ち味のスピードに加えて、パワー系をそこそここなせるから強いんですね、やっぱり。楕円球組が強いのもそこだしなー。

 最後のSHOT GUN TOUCHは13m超えがなかったから記録はそんなでもなかったんですが、総合順位の帰趨を占うという観点からしたら、最後にTOP2(と興梠)が残った展開は面白かったですね。
 欲を言えばもう1本ブライアンに決めてもらって、13mでの勝負も見てみたかったですが。でも宮、多少(かどうかわからないけど)の不安を抱えつつも連覇。お見事でした。
 それにしても、宮が出てきてから毎度思うんですが大畑との対決を見てみたいなぁ。しかし大畑は大畑でアキレス腱やったりで本職でも2年くらい万全から遠いし、全力でこの大会に臨めるような状況にないような気もするんでねぇ……もったいないなぁ。

 来年はTHIRTYも復活しないかなー。あれ、何気に面白いです。意外とできる人多いし。あと最後にトラック牽くやつとか<名前忘れた(笑)

正月なので駅伝2連発

2009-01-02 18:40:14 | 【スポーツ】素人感覚
 箱根は相変わらず3区からです。というか、ギリギリ2区の終わりから。←寝すぎ
 駒澤・順大あたりが見る影もなくなっているこの展開。時代は変わっているなぁという感じです。
 早稲田の区間新連発も凄かったですが、なんせ東洋の5区・柏原が。あの「山の神」今井正人の記録をああもあっさり……45秒も塗り替える1年生が出てくるとは。早稲田の三輪もよくついていってはいたと思いますが、最後に余力が残っていなかったような。もちろん、相手が悪いっちゃあ悪いのですが。
 柏原があと3年も走るチャンスがあるという、そんだけでも向こう3年の箱根はどうなるのか楽しみにはなりますね。やっぱりずーっと山登りをやることになるんでしょうか。
 楽しみと言えば、早稲田4区の三田も同じ意味で楽しみですが。彼も1年生ですからねー。

 しかし、総合的にはタイム差がそんなにあるわけではないので、復路も予断を許さない状況ですね。そうは言っても、例によって自分が起きたらもう勝負ついてた、って話になってそうな気はかなりしますけど。(笑)

 昨日は社会人のほうの駅伝もちょろっと見ましたが、最終区でスプリント勝負になったところは久々にちょっと気持ちが入りました。本物の最後の気力って感じです。駅伝でああいうのを見るのもなかなか珍しいですね。

 で、午後は学生ラグビーを少々。準決勝の早稲田-東海でしたが、早稲田圧倒。完封するんじゃないかと思わせる勢いでしたが。
 しばらくラグビーは見てませんでしたが、せっかくこんな時なので、NHKの副音声で勉強しながらたま~に見てみようと思います。(笑)