life goes on slowly

或る大阪近鉄バファローズファンの
偏愛と放浪の記録

上野の新しい私的なおたのしみ。

2009-08-31 23:56:35 | 【旅】ぼちぼち放浪
 東京藝大に、学生や卒業生の作品を扱う「藝大アートプラザ」なるところがあると知り、伊勢神宮展の後で寄ってみました。
 基本方向音痴なんで見つけられるか心配だったのですが(笑)国立博物館の正門を出て公園側に渡り、そのまま右にずんずん歩いていくと左側に出現。
 奥が中庭みたいなテラス席になっていて、ショップぽいのが見えたので、あ、ここか、と。

 で、その中庭とアートプラザを囲むように建っているのが「東京藝術大学大学美術館 陳列館 正木記念館」です。
 ここでたまたま「ICHIKENTEN 2009」なる催しがあり、ついでだからとふらっと立ち寄ってみました。どうやら制作展ぽいし、藝大の学生さんたちはどんなものを作っているのか興味があったので。

 会場は和室1つと小さなホール2つ。正式(?)には「東京藝術大学 日本画第一研究室発表展」だそうです。
 最初に見たのが和室の会場。掛軸や襖絵などまさに日本画的なものに、それぞれがそれぞれの表現をしている感じ。どの作品も個性的で、大胆でありながら繊細な色使いや筆使いがあります。幻想的な雰囲気の作品が多かったな。

 個人的には、この和室にあった作品では大竹寛子さんの作品が特に印象に残っています。四季をそれぞれ1幅ずつ、計4幅に仕立てている作品があって、どちらかというと抽象寄りなんだけどそれぞれの季節感が伝わってきました。
 逆に、具象寄りの作品では桜の枝を銀泥ぽい絵の具で描いたものもあって、これも同じ人の手になるものだとすぐわかる個性があって素敵だったなー。

 やっぱりすごいんだなぁ、藝大生って。と感心しつつ会場を移動。そしてまたまたすごい作品に出会ってしまいました。中村恭子さん。

 「生殖の線」というシリーズ的な一連の作品があります。タイトル通り、ほぼ線画。植物というか花をメインの題材にしているのですが……一言で言えば、究極のエロスですね。
 深読みするつもりはないのに、描かれる花弁、蕊、その曲線を見ていると、それはもう女性にしか見えなくなってくる。その美しさや色香に引き寄せられて、蜜を舐めに来た虫がいる。
 確かにこれは生殖の行為ですよね、花にとっては。「インセクティフェラ」と題されたその1枚の、なんと官能的で、神秘的ですらあることか。細く滑らかな線はどこまでも淑やかで、しかしその線が形づくる画はどぎついくらいにセクシー。これはたまらんです。(笑)

 大学祭が来週末だそうで、それまで開催されているらしい「ICHIKENTEN 2009」。近くに住んでたらもう1回くらい観に行ってたかもしれません。
 ていうかやっぱり素敵だなぁ、藝大……って、そんな中まで入ってないけど(笑)。でもまた遊びに行ってみたいと思います。

そして結局上野に来ちゃう。

2009-08-30 12:50:39 | 【旅】ぼちぼち放浪
 迷っていて前売り買い損ねましたが、結局こうなる。

 「染付」展と会場が同じなので、いつもの企画展よりこぢんまりしています。もうちょい曼陀羅(というか絵画的なもの)とか飾り刀とか多いのかと思ったんだけど意外とそうでもなく、書物が比較的多かったような印象です。
 神像や曼陀羅に、神道と仏教の不可分性みたいなものが感じられましたが、最初にどう関わりができて、どう発展していったのか突っ込んで知ってみたいという気になりました。……何を読めばいいのかな(笑)

 そして外は雨がぱらつき始めて、台風も近づいているという噂……帰りの飛行機まで待って~(笑)

まさかの連勝@幕張

2009-08-29 23:59:48 | 【野球】ペナント日誌 2009
 今日もマリンは暑かったです……昼間は。夜は昨日よりはましな気はしましたが。

 さて試合ですが、晋吾に長谷部ではいかにも分が悪いので、基本的に負ける予定で気楽に見てました(笑)。案の定初回からいきなり失点だったし。
 けどまぁ、これまでの傾向からして3回までかな。と思ってたんですが、意外と1失点のまま4回に入ったので、あら今日はいけるの? とか欲を出した矢先に連打で2点めを失いあっさり交代させられてました。
 やっぱり4回から先に進めない長谷部。左の先発が他にいない現状で、ものになってくれないとしんどいんですが……何が足りないんですかねぇ。

 で、2番手が小山で。ボビーもこの時点でいきなり福浦を出してきて、早いなぁと思いましたが結果的にこれが正解。予想はしてましたがお約束通りツーランを食らいました。(笑)

 今日はとりあえずボロ負けでさえなきゃいいやって日だったので、まさかここから同点劇、さらには勝ち越しが待っているとは、です。
 正直、相手のミスに助けられました。エラーにはなってないけど大松の打球処理のミス、タイミング的にも無理だろうと見えたのに何故かバント処理を野選する上野、さらには捕殺を焦ったとしか思えない竹原の落球。マリさんの状態が悪いのがもろにわかる試合になってしまった気がします。

 まぁ、鷲としてはもらったチャンスをなんとか逃さずに済んで良かったね、という感じではあります。負けると思っていた試合を拾えたのは良かったと思うし。
 しかし、昨日は福盛が流血(笑)だったり、今日は川岸がマウンドですっ転んじゃったり、有銘が相変わらず左相手に四球出して0/3回で帰って行ったりとネタ満載でありましたが、最後は出番が前倒しになった福盛が、ここで出たかサブロー! 怖っ! なところを1球で片づけたのでほっと一安心……
 9回もドキドキではありましたが、福盛はけっこうストレートが良かったように思います。珍しく146㎞/hなんて出たり(笑)。少し粘られたりもしましたが、全体的にうまくまとまっていたかなと。

 お立ち台は果たして誰なのか悩みどころでしたが、猛打賞もあって今日は憲史、今季初! なんだか初々しい感じになってました(笑)

 明日は青山と唐川でこれまた展開が読みづらいですが、とりあえず運良くカード勝ち越しは決まったんで気楽に気楽に。って、明日は観には行けませんけど(笑)

多分今年最初で最後の幕張遠征です。

2009-08-28 23:53:00 | 【野球】ペナント日誌 2009
 5月の連休明けに行けなかったので、今年行けないかも~と思うと禁断症状が出てきて(笑)無理矢理行くことにしました。ナイターだから金・土のみですが。

 藤原と俊介の先発で、決して楽な展開ではなかったですが、それでも藤原は前回潰れた分を取り返すくらいには試合を作ってくれました。同点にされたのがホームランなのが反省しどころではあるけど(笑)まぁ、先発としては充分仕事をしてくれたので。

 しかし、2番手川岸が久しぶりに不安定で、どうも今日はかなり左相手に苦戦をしておりました。藤原の後始末を任された7回はともかく、8回は自らのバント処理の迷いも絡んで無死満塁絶体絶命に……(汗)
 が、ここをなんとかフライアウト2つで有銘に渡し、有銘は将を3球三振に。めっちゃ拳握ってベンチに帰っていきました。それを川岸が先頭に立ってお出迎え。良かった良かった。

 だがしかし! 本日最大の盛り上がり場面は実はここではなかったのです。

 1点リードの9回でお仕事しに出てきた福盛、西岡をライナー性のフライ、塀内をゴロアウトに打ち取ったまでは良かったのですが、ここで突然嶋に何か声をかけて1人でベンチに戻ってしまいました。
 何事か? と当然誰もが思うわけですが、ベンチ内の様子を映すオーロラビジョンを見ると、タオルで鼻のあたりを覆う福盛の姿が……って、鼻血かよ!!(驚)

 運良く大事には至らず、一度ベンチ裏に戻ってすぐ帰ってきました。で、変な間にやられた(間違い)井口を打ち取って、無事(?)ゲームセット。
 いやびっくりしました本当に。(笑)おかげで、まぁ結果なんとか勝てたというのもありますが、なんつーか最終的にかなり楽しい試合になってしまいました。全打点を叩き出した直人が最後は霞んでしまった……(笑)

 終盤はかなりひやひやはしましたが、結局ひやひやさせるのが誰であるかの違いだけなので(笑)結果的に川岸→有銘→福盛の3人でなんとか形になったということで……俊介相手に、こういう形ではあっても勝てたんだから御の字ではありました。
 しかし、今年の俊介は本当に勝ち運がない感じがして、それはそれで気の毒ではあるんですけど。マリさんにも勝ってはほしいので、このカードはけっこう悩ましいのも本音です。

「不屈の者たちへ 『奇跡のストッパー 人生のマウンドに立つ』」 盛田幸妃@NHK

2009-08-19 23:55:48 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 何なんですかNHKは昨日といい今日といい、近鉄ウィークですか? とか意味不明に呟きつつ拝見しました。もちろんあくまで盛田その人の話なのであって、別に近鉄色が強い構成ではなかったんですけど(笑)。
 まあ当然それを期待していたわけではないので、それはそれで全然構わなかったわけで。どっちかというと引退後は「横浜(大洋)の盛田」のイメージの方が強いし。いやそれもこの際どっちでもいい話なんだけど。

 バブル世代そのものの横浜(大洋)時代を経て、何の因果か大阪までやってきて間もなくの盛田を襲った病魔。一時は「死ぬ薬を」とまで口にしたことがあったという闘病とリハビリ。他人には窺い知ることのできない、筆舌に尽くしがたいであろう心身の苦痛と苦悩を越えて踏んだマウンドを、あの時確か盛田は「投げただけ」と自ら評したように思います。
 そしてその言葉を自身で証明するかのような見事なカムバックがありました。あの時盛田がいなければ、きっと近鉄は優勝していなかったでしょう。盛田-岡本-大塚の黄金リレー。今でも思い出しますよ、無死満塁で出てきてたった2球でスリーアウト獲った時のこと!

 ただ今回、本当の話はここからだったのでした。

 2005年、脳腫瘍再発。前回同様10時間にわたる手術で患部摘出。
 さらに2007年、再々発。三たびの手術。


 医師には、この病気は一生付き合っていかなければならないものであることを伝えられています。そして「まず50歳まで頑張ってみましょう」というような話もされているそうです。
 幸い、今のところ異常はみられないようで何よりなのですがその反面、痙攣を抑制する薬を毎日3回欠かさず服用もしています。それは裏を返せば、そうでなければいつ何が起こるかわからないということでもある。
 現在では3ヶ月に1回検診を受けているそうです。本当は半年に1回でいい検査だそうなのですが、自身の状態を常に把握しておくためにこのサイクルを盛田自身が希望しているとのこと。

 病気があって、そしてカムバックしたから、今こうしてそれなりに仕事をさせてもらっている自分があるということを本人は自覚していて、そのことを「複雑(な気持ち)」とも言っていたし、でも「病気をしたことが良かったわけではないけど、平凡な人生よりは(いい、なのか面白い、なのかちょっと忘れてしまいましたが)」とも言っていて。
 盛田が言わんとしていることはわかるような気がしました。客観的に見た時に、あのカムバックが評価に加味されていることもゼロだとは言い切れない。そして、こうして病気に向き合っているからこそ得られた心の強さ(って言葉は陳腐なんだけど)みたいなものも、感じてはいるんだろうなと。でもいつなんどき、また体が動かなくなるかもしれない、そんな思いを持ち続けながら今も日々を過ごしているのに、「病気のおかげ」なんて簡単に言えるわけがない。

 実は弟さん(当時5歳)を小児ガンで亡くしている盛田。写真は今でも持ち歩いていて、奇しくも2回目以降の手術を受けて現在も通院しているのは弟さんが亡くなった病院なのだそうです。
 気持ちの問題からか、親御さんは他の病院を勧めることもあったそうですが、盛田自身は「弟を亡くした場所で、自分がリベンジする」という気持ちでいたと言います。

 いろんな葛藤があるのだろうと思います。
 でも、だから肝の据わり方は半端じゃない。時に歯に衣着せぬその解説が小気味良いのは、それがこちらに伝わってくるからかもしれません。

 「人生50年」と聞いてまず思い浮かぶのはやはり、信長が好んだという「敦盛」の一節。
 人間五十年。
 でも盛田幸妃の人生は、夢でも幻でもない。病との闘いは他の誰のものでもなく、彼自身の現実です。
 幼いころから「他の船に絶対負けるな」と教えられ、「絶対に負けないこと」を身上としてきた彼はまさに、「人生のマウンド」に今この時も立ち続けている。願わくば、どうか最後までその生を全うできる力の尽きぬことを。

 余談ですが、解説の時は気づかなかったけど普通に話してる時の盛田は、少~しだけど浜言葉が残ってるんですね。なんとなく微笑ましかったです。←何故?

「たったひとりの反乱 『球団が消える? プロ野球選手会103日の闘い』」@NHK

2009-08-18 23:57:29 | 【野球】大阪近鉄バファローズ
 番組が始まって、10分くらい過ぎてから気づいたんですけどね。「何この番組?」と(笑)。
 なんか、今さら思い出したくないものを見るんじゃないかって気もしたんだけど……でもやっぱり見ちゃいました。はい。

 で、チャンネル替えたらまず再現ドラマ。「あれ? この人が敦也さん??」みたいな(笑)。
 しかも劇中にはレプリカ&タオルマフラー着用のファン役がいっぱいもいるよ。レッドdeハッスルT着用役もいるよ。赤い角着用役もいるよー! どっから集めたんだー! むしろ今さら欲しくなるじゃないかー! とか(笑)

 まぁとにかくのっけからそんな感じだったもんで、なんというか……なに再現ドラマで目頭熱くしてんだ自分。と自分に突っ込まざるを得ない状態でしたよ。ええ。
 でも、松原事務局長を除く選手会の面々(ていうか選手だな)の配役が、微妙~~に「なんとか見た目の雰囲気が似てる人を探したんだな」て感じだったのがこれまた微妙に面白かったです(笑)。思わずなごんでしまいました。
 ただ、べっち(役の人)はべっちにしてはちょっとかっこよすぎです!(笑)……いや、見た目の話ですよ。あん時のべっち、やつれて痛々しかったからな……やってくれたことはかっこよかったですけど。もちろん。

 三輪さんのコメントがなかったのと、交渉自体の流れとしてはかつて見聞きしたものと大差なかったのはちょっと残念でしたが、それでも選手会の、中でも矢面に立ち続けた人々がどれだけ分の悪い闘いを強いられていたのかを改めて知る機会にはなりました。

 変わっていないことも多いと思います。でも少しでも、いい方に変わってあるものもあるかもしれません。せめてそうあってほしい。でなければ、「ブルーウェーブ」は、「大阪近鉄バファローズ」は、いつまでも浮かばれない。
 そしてその最期を看取ることしかできなかった私のようなファンの気持ちは、どこにも行けない。5年の時を経ても、なお。

連勝のあとは@仙台

2009-08-13 22:33:31 | 【野球】ペナント日誌 2009
 やはりそう簡単に3タテとはいかないわけで……。

 永井は前回序盤からぐだぐだになってましたが、今回はどうかなあと言い終わらないうちの初回6失点。その後もぐだぐだは止まらず、結局4回9失点。小久保には相性が悪いということでしたが、言ってるそばから初回に1発食らい、その後もどうも向かっていけてないというか……「逃げてるでしょ。そのボールはさ!」って雰囲気が伝わってしまう感じで……
 井坂が外れて、先発の駒が減ってる時に永井がこの調子だとけっこうしんどい。ローテ変更もきつかったかもしれないけど、前回が前回だからこういう役回りにもならざるを得ないところだったんでしょうか。でも、2試合続けてこの内容はきついなぁ。

 鷹の先発・藤岡も、数字的には決してそれほど良いわけではないのですが、前回の対戦でもいまいち捉まえきれていなかったように思われるので、初回にしてほぼゲームは決まったかなと、正直思いました(笑)。
 ただ、中盤を迎えて少し、最初に比べたら合わせやすくなってきているのかな? という雰囲気は見えました。結果、なんとか4点返すことができたので、完投をさせずに済んだだけ良かったなーというところです。

 で、8点ビハインドで永井の後を受けた辛島。高卒新人の初登板ですか! と、ちょっとびっくり。でもファームの諸先輩に先んじて上にいるということは、それなりの見どころがあるってことだよね? とちょっと期待しました。
 場面が場面なので気楽に行ってこいというところだったけど、それをさっぴいてもまずまずだったのではないかと。2イニングぐらいでやめとくのかなと思ったんですが、3イニング引っ張ったし。まあこれが得点直後の2失点になってしまったのはちょっともったいなかったけど、初登板としてはいい印象を受けました。今日は、あんまりな永井の後だったので余計に……(笑)

 緊張はそれなりにしていたんだろうけども、傍目からはそんな雰囲気も見られなく、いい面構えだったですよ。特に、鷹のあの中軸に対しても不安や緊張の気配が出てなかったので。
 まだ18歳だし、これからさらに試されていくので、簡単に1軍に腰を落ち着けられるかどうかは分からないけど。でも、新人ピッチャーが2人一緒に1軍にいるのって、鷲としては珍しいかも? 藤原と辛島、これからが楽しみです。ま、藤原はもうすっかり計算に入れてもらうところまできてる感じだけど。

 そして試合終盤、まさかもうないやろうと思っていた怒涛の巻き返し(言い過ぎか)がありました。山崎、若干当たりが戻ってきてますかね。こんな展開ではあったけど最終的に猛打賞だしね。鉄平と2人で機能してこそだと思うんで、今日の感じを続けてください。お願いします。
 それから高須が高須らしい粘りで繋いだのと、一時は3点差に迫るタイムリーを放った憲史。憲史は最近、状態良いみたいで何よりです。まあ出番はなかなかやってこないんだけど、守備がアレだから(笑)。
 なのでどうしても代打要員にならざるを得ませんが、それでもここのところ、鷲に来てからいちばん調子が良いのでは? このまま代打の切り札に収まってくれるといいな。逆に高須はまだ完全な状態ではないという話もあるようなので、試合に出ながらではあるけど、早く状態がよくなってくれますように。

 あと、心配なのが有銘です。どうも最近調子が落ちてるように見えるなぁと思っていた矢先の、痛恨の4失点。追い込むまではいいんだけど、決め球が決まらない……。
 辛島とは状況が違うけど、その分キャリアが違う。ここんとこの調子を踏まえて今日を見ると、下手したらそのうちポジション持っていかれるかも? どっちにしても左の中継ぎが手薄なのは事実だし、有銘がしっかりしてくれないと辛いところ。復調を願ってます。

最近の鷲さん

2009-08-09 23:13:27 | 【野球】ペナント日誌 2009
 試合……見れてない(笑)

 ……なのですが、マリさんに3タテ食らった後でもとりあえず隈が連続完投勝ちを成し遂げたり、田中まさおがやっと最近の終盤崩れを乗り越えて久しぶりの勝ち星を挙げたり(投げ合った相手がダルビッシュだったのがまた良かったですね)、セーブに失敗した福盛がそのまま12回まで4イニング投げ切っちゃったり(で、試合に勝ったはいいがおかげで翌日登板できずに結局2日で2セーブのチャンスを逃したり)していて、まぁそのあたりは良かったんですが……
 せっかく3連戦の頭取ったのに昨日はともかく、今日はもったいないなぁという試合でしたね。チャンスは確かに少なかったんだけども、7回にその数少ないチャンスを逃した時点で、長谷部がそろそろもたんのと違うかなーと思いはしました。それまでは走者出しつつなんとか踏みとどまってたので、逆にこの辺が限界かなぁと。だから長谷部は仕方ないだろうなぁと思っております。
 それにしても、いかにも武田久が苦手なんやねーって感じの空振りをたくさん見ちゃいましたよ。外の変化球に振らされすぎですがな(笑)

 なんせ、高須が帰ってきたものの草野が抹消になってしまったので±0だし、さらに実は脇腹を痛めていたらしい藤井(この点には河北新報さんしか触れてくれてないのだが……ひどいじゃないですかっ)も一緒に抹消になっちゃうし。夏を迎えて戦力がじりじりダウンって感じですかね。厳しいなぁ。

 で、かわいそうな長谷部を見るに忍びなく(笑)思わず浜スタに逃避しちゃいました。中田、あと1人だったんですがねー。土壇場で岩瀬の救援を仰ぐことになってしまいました。
 まぁでもあの「暴れ馬」が8回2/3を無四球ってのはやっぱり、びっくりです。進歩というか、状態はそれなりに良くはなってきてる……ということで、いいのか? 竜としては、上が落ちてこないので食らいつくしかないから、我慢のしどころですねー。