ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

家具のオカムラがクルマ造り

2021-03-13 12:05:40 | 

新宿から門前仲町へのランニングの途中で、山王日枝神社の脇のオカムラ本社・ショールームでビンテージ・カーを見つけました。

「家具の岡村製作所」が戦後まもない頃にクルマを作ったクルマでした。

車名は「ミカサ」でいくつかあった形式のなかに、粋なスポーツタイプのクーペがありました。

実際に売れたのは実用的なバンタイプが多かったそうですが、クーペはシンプルでカッコがいい。

ジャーン

国民車構想でトヨタが出したパプリカよりも早く発表されたのか?

パプリカと全体の構想が似ています。

空冷2気筒600ccは、ほぼトヨタと一緒だがFFドライブだそうです。

違うところは岡村製作所のミカサはトルクコンバーター(流体変速機)でオートマチック変速にしているところ。

日本の他社ではトルクコンバータ技術などなかった頃です。

えらく先進的な機構を持っていました。

ミカサをもっと平べったくスポーティーにしたら、イタリアのアバルトみたいな感じになったかもしれない。

かたやアバルトはリアエンジンで、ミカサは前輪駆動。

FFのスポーツカーが日本からこの時代に出ていればすごかったが!

なんでも、クルマ作りに参加しようと思ったのは、戦後国産初の飛行機を作れたからだそうです。

航空機の技術があったメーカーなんですね。

戦後の経済復興期で色んなメーカーが発祥しています。

バイクメーカーはそれこそ雨後の筍のように出てきて、すぐに淘汰されて大手5社ぐらいになった。

岡村製作所がクルマ作りから撤退したのも、そんな状況を見てのことでしょう。

賢明なチョイスでした。

ただ、ミカサは面白い魅力的なスペックですね。

スペック的にそっくりなトヨタスポーツ800と戦わせてみたかった!

あんれは、かっこよかった!

オカムラのあゆみ

https://www.okamura.co.jp/company/history/index.html

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新宿から門前仲町までランニング | トップ | 真岡鉄道に乗り鉄に行った »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事