含蓄の論評だった。
「もしトランプになったら」が、あちこちで賑やかになっているという。最近は「ほぼトラ」らしい・・・
彼のおよそ前例のない自国優先主義は、すべての輸入品に10%の関税・気候変動にコミットしないばかりか、ウクライナをみすてるだろう・・そしてNATOからの離脱もあると言う。馬鹿げた推論ではなく、まったくその通りと俺も思う。
NATO離脱リスクについて、NATO加盟国はそのリスクに備え始めているという。
日本だけが安保を破棄することをゼロ査定しているとしたら、ずいぶん気楽だと説き。
日米安保が機能しなくなる時に備え、「日米同盟基軸」以外の道を考え始める時が来ているという。
そりゃ、安保が無くなるのはうれしいねぇ・・・そののち、重武装中立か?はたまた、改めて戦力の放棄と、穏やかな自衛のための自衛隊か?はたまた、不戦の名のもとに、軍隊を持たず非武装中立でコスタリカを目指すか?
非武装中立というが、そこに至る、国民の合意形成は、道長く、幾多の困難があると思う。
どうも、左翼は、安保破棄は声高に語るが、安保無きあと、どのような道筋で、どこを目指すのか、語っていないように思う。
戦略語れど、戦術という泥臭い論議を避けてはダメだろうね。
世界中が落ち着きがなく、きな臭い。もしトラなら、なおさら世界が揺さぶられるだろう。「米軍をそのまま駐留させてやるから、もっと金を出せ、武器を買え」はまず、最初に日本に突き付ける中身だと思う。
「アメリカがいなくなったら、中国に太刀打ちできるのか~」という、国民の不安は多数派だと俺は思っている。
これに、どのように、具体的に寄り添い、アメリカがいなくなったら、やっと日本が自立できるってことだ。みんなで今こそ、どんな形の国にすべきか考えよう!選択肢はこれこれ・・・!!と、革新政党の皆さん、準備をすべき時かもよ?
なるほど、これも泥くさい議論のひとつかも知れませんね。僕は、推薦しながらも内田さんは戸惑っているようなので、また内田さんを好きになりました。
安保も自衛隊も70年以上の歴史がありますね。たしかに多くの市民には、安保も自衛隊もあって当然なものになっているのかも。
日本人の悲しい現実です。特に沖縄にとってはなおさらです。これだけ新基地建設反対を主張しながら、基地問題の根底に安保があることを承知のうえで、それを脇に置いているのですから。置かざるを得ないのですから。
安保廃棄を掲げると異端になるのかな?
アメリカはしたたかですね。中国と正面からぶつかることはしないでしょう。日本や他の国を利用し尽くすでしょう。アメリカはそれどころじゃないもの。アメリカ内戦すら危惧されていますね。
「米国の利益第一」はトランプの専売特許では無いと思います。これまでのアメリカの歴史を見れば。
でも僕も、アメリカすべてが嫌いというわけではないんですね。困ったことに。
多様なアメリカを「複眼で見る」・・・か?
これに対抗できるのは、もしかしたら岸信介くらいかもしれませんね。
これは皮肉です。岸はアメリカに基地を提供して守ってもらう片務協定の旧安保条約を恥じていました。岸は、「日本人は恥を知れ」というかもしれません。日本は「日本第一」で日本人が守らなきゃと。彼は、日本人が自らの血をながすことができれば、戦前のように「美しい日本」を取り戻すことが出来ると思っていたのでしょう。それはそっくり、でもないか、安倍君が引き継ぎました。岸田君もアメリカを喜ばせることができれば日本は安泰だと思っています。強大な軍事大国になることがアメリカへの貢ぎ物だと思い込んでいますね。
そんなことを考えると、なぜ軍事同盟を否定したり、軍隊のない世界を自由にもとめるこが冷笑されなきゃいけないのか、と歯がゆく感じます。
でも答えは、「風のなか」かな?いや、「すでに世界にあると思っているんです。世界の悲惨な現実がそれを示していると思うんです。
しかし、多くの有権者・国民は、軍隊たる自衛隊や安保を是認しています。それが多数派です。硝煙に煙る世界を眼前に見ても、戦争はいけないと言いつつ、だから、自衛隊を持ったり、安保が大事と、なります。安保でも地位協定は不平等だと思いながら、安保は必要と、地位協定こそ安保の肝なのに、理解していません。国民の多数の合意なしには、軍隊のない日本にはいきつきません。そこに行きつく、道筋が描けない・道筋を示せない状態だと僕は思っています(僕も描けません)。そこを、この論評は語っていると思っています。理想に向かう、道筋が、示せていないと思うのだが・・・
その背景に、2010年にGDPで日本を追い越し、いまでは3倍以上、加えて軍事大国化、覇権主義の一層の拡大を進めている中国の存在が大きいと思います。それが軍事同盟と大軍拡を完全に否定できない
日本人をつくっているのでは、と思います。
答えは言うまでも無いこと。軍事対軍事は破局への道。わかっちゃいるけど・・・というところかな。
某革新政党は、この破局に至らせないために、とりあえず安保破棄は脇に置いて、安保法制廃止と立憲主義擁護の連合政権を提唱しました。現在も諦めてはいません。将来、安保を廃棄した日本を実現するには避けて通ることの出来ない道なのだと思います。
でもこれは僕らが考える以上に、泥臭い議論に通じているようでした。与党からは、安保を肯定する党と廃棄を主張する党とが連合するなど、自衛隊を合憲とする党と憲法違反だとする党が連立するなど、野合だという批判にあふれました。松竹氏の主張もこれに後押しされたのでしょう。
もし仮に、連合政権に参加できたら、もっと泥臭い議論をしないわけにはいかなくなるでしょう。安保廃棄のはたを掲げながら、連合政権では安保の改変はしないというのですから。
安保以多くの多くの泥臭い議論、避けられないでしょうね。僕個人は、「受けて立て」と言いたいのですが。
某革新政党も葛藤しています。葛藤しないなんて未来がないのと同じです。単純な青写真は描けないのが現実でしょう。でも結構大胆に、ASEANに学んで東アジア平和構想も提唱していますね。面白いです。複眼で見るというスタンスで創造することが必要でしょう。
葛藤がなかったら、絶滅危惧種になるかもね。
誰も危惧していません、と言われるかな?
またまた、つまらなすみません。すみません。
中国の覇権主義。
的を得ていると思う。アメリカがどうして日本に膨大な基地を置きたいか?そのメリットは?などアメリカに視点からの論議が、問題をあぶりだす気がします。
本土は平和ボケです。
CIAがどっぷり、日本の政党や政治家の弱みを握っている辺りのルポが必要なのだが、敵に回せば命が無いから、誰も書かないんだろうな・・・ここらの、調査は某政党はしているのだろうか?
日本の占領政策の転換につながったアメリカのマッカーシズム旋風がすさまじいものだったことはよく知られていますし、ピート シーガーも、オッペンハイマーも赤狩りの対象になりました。ドルトン トランボも。
でも日本には、赤狩りが始まる前に、民主主義が根付くよう努力したニューデイーラー達がいたことが幸いしたように思われます。でも韓国にはそうはさせませんでした。独裁政権を利用して40年以上、反共の最前線にしました。日本以上に。だから韓国の人たちは自らの手で民主主義を勝ち取りました。すごいと思います。でも米軍基地はありますし、軍事同盟も結んでいます。でも、でもが続きますが、保守政権で有りながら、軍の指揮権は韓国にと要求しています。
日本はどうでしょう?岸田がばいでんと取りかわした直近の日米共同声明では・・・。
ばいでん大統領と言えば、2年前に訪日したときに羽田ではなく横田基地に降り、六本木の米陸軍のヘリポートに降りましたね。さす米軍最高指揮官です。岸田君は今回の訪米でワシントンの自衛隊基地に降り立った、なんてことはありませんよね、もちろん。
オバマさんはどうだったかな?ぼくはオバマさんをどっちかっていうと好きでした。悩んだり苦闘していたように思えたから。核兵器の廃絶も公言しましたから。できなかったけど。
アメリカの特殊な任務を持つ人物は、米軍基地から自由に日本へ出入国できるんですね。スパイ王国だと言う人もいます。
ところで、日本の軍事も政治も裏でコントロールしてるのは「日米合同委員会」と言われていますね。
この組織の中心は、米軍の幹部と官僚のトップ何人かだと。首相も防衛大臣も入っていないようです。彼らは何年もしないうちにかわるから、軽く見られているんですね。
鳩山由紀夫さんを思い出します。普天間基地移設は、「海外、少なくとも県外」と軽く軽く言っていま僕らは僕らは応援したけど。アメリカが許しませんでした。
彼はそれを反故にして総理をやめました。やめさせられました。
大きな力にとっては、総理の首をすげ替えるのは簡単なことなんですね。他にも居ますよね。
アメリカにおだてられて戦争のお先棒をかつぎ、アメリカの最良のパートナーだと思い込んでる政治家こそ平和ぼけでしょう。
某革新政党は良く理解をしていると思いますよ。
アメリカとの駆け引きの重要さを。
確かに、某政党は身の危険という意味で恐れていないだろうな。
危機を煽る、ロシア・中国ってのは、まったく困りものだが・・・そこに着く修飾語は「共産主義」なんだから、これも困ったことだ。草場の陰で、マルクスやレーニンが困っているだろうね。
「共産主義」という言葉は、「汚い手」によって、けがされ続けてきました。悲しいですね。僕らは理想を掲げなきゃいけないと思います。でもそうすると現実の様々な問題に対応しなきゃいけなくなり、みっともないことになるようです。
これは僕の愚痴だな。でも、これまで津布久さんと長い付き合いをさせてもらって居ますが、こんな話をする機会はありませんでしたね。付き合ってくれてありがとうございます。僕はお互いcomradだと思ってます。
ブログにコメントするときは、できるだけ簡潔にすることがルールだと分かっていたのですが、できませんでした。津布久さんの挑発に乗ってしまいましたね。それもいいでしょう。
ところで、岡山の禁酒会館でのライブ成功を祈ります頑張ってください。頑張ってください。