おにゆりの苑

俳句と俳画とエッセー

青 葉 若 葉

2019-05-14 13:45:45 | Weblog
庭の千草」とは、よく言ったものである。草に囲まれて生きている。ションの南のマションの駐車場との境には、クロガネモチ、棕櫚、梅、椿、りょうぶなどが並んでいて、それらの木の下には、目隠しに南天や観音竹を角にして、それはそれはいろんな物が生えている。
 市のシルバー人材センターへ申し込めば剪定をする庭師とか草引きの女性がいる。
 木の剪定は毎年頼むが、草引きは頼んだことがないので、全部引き抜いてしまわれるのを恐れて自分でするべく、ロキソニンを飲んで、腰や関節に湿布を貼って草刈鎌を研いだ。
 左手で草を握って右手で刈るわけには行かない。何故ならそれらの木の下に、しゃくやく、雪柳、菊、梔子、スノーフレークなどがひそんで居るからである。山吹や水仙は絶やしてしまったが、観音竹は花の蘂を蜂が好むので、咲かせないように気をつけていないと、去年のように大屋根に巣を作られたりする。あじさいは後十日もすれば、咲き出すだろう。ホタル袋も沢山背をのばしている。
 東の勝手口側は枇杷が沢山実をつけている。シルバーさんにかかるとおかまいなしにきってしまうので実時が終わってからにしよう。柿の木も柿八年と成り始めたのを喜んでいたら根元から切ってしまわれたので、袋がけする楽しみも無いわと思っていたら生命力の強いこと、枝が何本も出てきた。その下には沈丁花がある。茗荷も芽をだし始めた。 お茶の木が高くなったが、三番茶まで摘んで揉んだ。表の車庫から玄関までのは木は木犀だけだが、さつきが咲きはじめて今にも真赤な小路になる。葉牡丹がおわったのでひまわりを蒔いた。反対側は万年青がかくれて潜んでいるし、先生の俳号の「山帰来」さるとりいばらも、とげをたてている。躑躅はいつも斬るので花は少なかった。今日のように曇った日にせいをだして、手入れをしなければ、黄色い爪切り草や千島すみれに笑われるであろう。 一番大変なのは、名前を忘れたが緑と白のコントラストの葉の長い蔓に紫色の花を咲かせてひくく蔓延する草である。千種図書館近くのIさんに一本頂いてきたのが、こんなになってしまった。残念だが今日は先ずこれから手掛けることにしよう。     
   

   もつれあふ蝶々軒より高く飛ぶ

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