この前の土・日曜日は、絶好のお花見日和でしたね。
でも翌日の月曜日には、お天気は一気に崩れてしまいました。
この雨で、大阪の桜はだいぶ散ってしまいそうです。
いつもこの季節、桜が満開になると必ず雨が降るのですね。
♪ 咲いた花なら~ 散るのは覚悟
見事散りましょう 雨のため~ ♪
こんな歌があったような…? 違いましたか…?
大阪の最大の桜の名所の一つが、大阪城とその近くにある大川沿いの桜です。
実際にこの界隈には「桜ノ宮」という地名もあります。
5日の土曜日。
梅田の茶屋町にある土佐料理の店で、親戚から昼食の招待を受けていました。
妻はモミィをママの家に連れて帰ったり、他に用事も多かったりしたので、
ヒマな僕は、妻より一足早く家を出て、大阪城から梅田まで歩くことに…。
地下鉄谷町四丁目で降り、府庁のすぐ横を通って大阪城へ向かった。
大阪城公園に入ると、今が真っ盛りの桜が咲き満ちている。
公園の南側を、東へ歩いて行く。このあたりが、桜の最も多い場所だ。
まだ午前10時半前だというのに、歩道はすでに結構な人出だ。
桜の木の下にはびっしりと青いシートが敷かれてあり、場所取りは全て完了。
昼からなのか、夜からなのか、あるいは昼夜ずっとなのか…
ここで花見の宴が景気良く繰り広げられるのであろう。
すでに宴会を始めていたグループもあるが、この時点ではまだ人影まばら。
「本番」まで、座ったり寝転んだりして場所の確保をしている人もいる。
↓
驚いたことに、公園内を「遊覧汽車」まで走っている。
何年か前から桜の季節にはこれが走るようになったらしい。
へぇ~~、こんなもんが大阪城を走っていたなんて、知らんかったなぁ。
料金は大人200円、こども100円と書いてあったような気がする。
それにしても、大阪城公園は、アジア諸国からの観光客が多い。
特に中国人観光客の多いこと、多いこと。
すれ違う人たちの半分近くが中国人ではないかと思うほどだ。
外見では日本人と区別がつきにくいが、じっと観察すればよくわかる。
とにかく大声でしゃべるし、動作が小ぜわしいうえに、態度がでかい。
園内遊覧汽車に乗っているのも、半分ぐらいが中国人ではないか。
これだけ中国人に囲まれると、なんだか北京の紫禁城へ来たような感じだ。
(うむ。無理があり過ぎるなぁ、このたとえは)
遊覧汽車に乗ってちょうどいいくらいに大阪城公園は広い。
ぐるりと一周歩いていたら、間違いなく1時間以上はかかる。
僕はウオーキングが目的なのでテクテク早足で歩く。
薄着して出てきたが、それでもリュックを担ぐ背中がじわっと汗ばむ。
玉造口から上がって、しばらく歩くと桜門が右手に見える。
桜門の正面に立つと、大阪城がくっきりとその姿を現した。
門をくぐると、人の数は益々増えてくる。お城のそばまで近づいて行って、
カメラを構え、アングルを思案していると、団体さんに声をかけられた。
「すみませ~ん。写真、撮っていただけますか~」
以前から僕は、旅先でもどこでもよく見知らぬ人から写真撮影を頼まれる。
昔、広報課で仕事をしていたときは、写真撮影も仕事のうちだった。
だからその経験が、動作に出ているのかもしれない。
カメラを持って位置を確かめている姿が、相手をして信頼させるのか…?
「あ、この人に頼んだら、いい写真撮ってくれそ~」
そう思われているんだと、僕はひそかに信じ込んでいるのだが、
「あんたはいつもヒマそうに見えるから、相手も写真を頼みやすいんやろ」
そんな憎たらしいことを言うヤツもおる。
お城のまわりには、中国人観光客をはじめ、家族連れ、修学旅行(?)の高校生たち、観光バスでやってきたツアー客、アベック、老人クラブご一行様からおばちゃんの団体、おじちゃん仲間まで、ワサワサと群れを成し、賑やかに春の日和を楽しんでいた。1人で歩いている人は、あまり見かけなかった…。
お城の左をぐるりと半周して内濠にかかる極楽橋を渡る。
内濠をはさんで、桜とお城がいい感じで撮れた一枚。
京橋口から、公園を後に、外へ出た。
出て少し歩くと、すぐ前方に大手前病院が見える。
耳鳴りのTRT療法のため、毎月通っている病院である。
このブログでも、何度も出てくるおなじみの病院だ。
「あ、そうだ。せっかくの機会だから写真を撮ろう」
いつも病院へ行くのに、カメラなど持たないものね。
陸橋から、その大手前病院を撮影した。
それが下の写真です。
いつもコメントを下さるyukariさんも通っておられる病院です。
病院の前を通ると、つい玄関口へ足が向きかけるが、今日は関係なし。
そのまままっすぐ歩いて、突き当りを左に曲がる。
ここは毎年1月に行われる大阪国際女子マラソンのコースだ。
左折してまっすぐ行くと御堂筋に交わり、マラソンでは御堂筋を南下する。
僕はここから梅田をめざしたので、北に進路をとる。
大阪城のすぐ北を流れる大川は、桜並木の最も美しいところ。
中旬から下旬にかけては、有名な造幣局の桜の通り抜けもある。
http://www.geocities.jp/countrymiku/zouheikyokutoorinuke.htm
天満橋をわたるとき、大川沿いに満開の桜並木が見えたのでパチリ。
…ということで、ここから梅田までは地下鉄で2駅分である。
それでも歩いて30分近くかかった。
梅田茶屋町の土佐料理「司」というところへ着いたのは、
約束の12時ぎりぎりで、もう少しで遅刻するところであった。
妻の両親が高知出身なので、親戚には高知の人が多い。
この「司」という店は、土佐料理のおいしいお店だ。
ウオーキングのおかげで、ビールが格別においしかった。
う~~。たまらん! ご馳走様でした~。
ついでにそのお店もご紹介しておきます。
http://r.gnavi.co.jp/k375200/menu1.htm