僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 睡眠薬をもらったけど…

2008年04月17日 | 心と体と健康と

大手前病院で耳鳴りのTRT療法を始めたのが1月23日だった。
それまでは、その病院の耳鼻科で診察を受けていた。
しかしTRTを始める前から数えて3ヶ月間ほど診察を受けていない。
まあ診察といっても、聴力検査をするぐらいで他に大したことはしていないけど。

診察を受けたら、抗不安剤のデパスを6週間分もらえる。
デパスは、やはり、今の僕にはなくてはならない薬なのだ。
耳鳴りの苦痛に少し慣れたといっても、まだ体に微妙な影響を与えている。
朝、デパスを飲むと、なんとなく気分が落ち着く。
夜も、寝る前に飲むと、副交感神経が働くということで、安らげる。
この薬をずっともらうためには、たまには診察も受けなくてはならない。

3月に一度、薬だけもらった。
「次は診察を受けてくださいね」と、そのときに受付の人に言われた。
その薬が、そろそろなくなりかけている。
次回のTRTは6月初旬なので、まだずいぶん先のことだ。薬をもらうためにも診察に行かなければなぁ…、と思っていたが、仕事が忙しくてなかなか半日休暇もとれずにいた。で、昨日の16日に、やっと午前中に仕事に余裕が出来たので、大手前病院に行った。

病院に行った目的は、デパスのほかに、もうひとつあった。
別の薬をもらおうという下心があったのだ。

実は、1週間ほど前から、睡眠障害のような症状が出ていた。
寝る前にデパスを飲むおかげか、寝つきは悪くないのだけど、3時間ほど経つと目が覚め、そこから眠れない。たとえば11時に寝ると、2時ごろに目が覚める。そこから、ず~~~っと、眠れない。4時、5時まで、寝ているのか起きているのかわからないような状態が続いて、仕方なく、その頃には起きてしまう。これが辛い。日中に眠くなる。仕事中に、睡魔が襲う。あくびが出る。我ながら情けない。

昔から僕は、眠りが浅いほうだったけれど、このごろそれがちょっとひどいので、睡眠薬のようなものをもらえたらなぁ、と思い始めたのだ。
まあ「睡眠薬」といえば、なんとなく抵抗がありますよね。
中毒になったりしないか…という心配もあるし…。
でも、先週、ある友達の話を聞いて、その抵抗はなくなった。

その友達は、スキーなんぞに行くとき、夜行バスに乗るのだが、そのときにぐっすり眠りたいからということで、かかりつけの医者に、
「旅行に行くので睡眠薬くれますか?」
と言ったら、すぐにくれたそうなのだ。
「え…? 睡眠薬って、そんな簡単にくれるの?」と僕が聞くと
「旅行に行ったら寝られへんからちょーだい、と言ったら、すぐにくれたで」
そんな答えが帰ってきた。

そして友達は、夜行バスに乗って、それを飲むと、ぐっすり眠れて、目覚めもすっきりして朝は軽快な気分だった、と言っていた。別に中毒になっている様子もない。すんご~~~~い。
「へぇ…。それなら僕ももらおう」
そういう魂胆も秘めながら、今回、大手前病院の耳鼻科へ行ったのである。

診察室から名前を呼ばれて、ひさしぶりに医師と会う。
「今日はどうしましたか? 何か変わったことでも…?」と医師。
「いえ。どうもしませんけど…。薬も無くなりましたし…」と僕。
「は…? 薬は、デパス、でしたね…?」と、医師。
「はい。デパスです。飲んだら、落ち着きますから…」
「はぁ、なるほど。それ以外で、何か変わったことはありませんか…?」
「いえ。あの~。TRT療法をやってますけど…」
「それはわかってます。え~っと…。そのTRTはどうですか?」
「順調だと、検査技師さんがおっしゃってます」
「検査技師さんが…ねぇ。あなたとしては、どうなんですか?」
「はぁ。僕も、最近は耳鳴りに、少しだけ慣れてきたような…」
「あぁ、そうですか。なるほど。では、順調ですね」
「まあ、順調だと思います。でも…」
「でも…、なんですか?」
「このごろ、夜中に目が覚めるのです。寝つきはいいんですけど、目が覚めて…」
「ふむ。ふむ。…で?」
「目が覚めたあと、眠れないので困っています。何か薬をほしいのです」
思い切って言ってみた。すると、医師は、
「それは…途中覚醒、ということですね。…うむ」
と、少し渋るような表情を見せた。
「はぁ…?」
「つまり、寝つきはいいんだけど、途中で目が覚めてそれから眠れない…」
「そうです。今、そう言いましたけど…」
「う~ん。ふつう、睡眠薬というのは寝つきをよくする薬ですからねぇ…」
「寝つきはいいのです。本を読んでも、2ページくらい読んだらすぐ寝ます」
「はぁ…なるほど。寝つきはいいのですよね…。でも、途中覚醒なんだ」
「そうです。いったん目が覚めると、もう寝られないのです」
「う~ん。ま、とりあえず、聴力検査をしてください。薬のことはその後で…」

聴力検査の結果はいつもと同じだった。
左耳の高音部が聴こえない…ということ。
左耳は耳鳴りがひどく、キーンという音が響くので、おなじような音は聴こえないのに決まっているよね。ずっと、同じ結果が続いているわけで、今日も別段の変化はなかった。そんなことで、検査を終え、また診察室に戻った。

医師は、パソコン画面を眺めながら、
「デパスはいつもどおり(6週間分)出しておきます」
「はい。ありがとうございます」
「で…、不眠症の薬ですが、途中覚醒のしにくい薬を20錠出しておきます」

お~。やったぁ~。

そんなことでもらったのが、「マイスリー錠」という薬だった。
「途中覚醒の場合は、薬ではなかなか難しいのです」
と、さっき、医師は言っていたが、やっぱりあることはあるんだ。
なんでも言ってみるもんだな~。

…ということで、生まれて初めて「睡眠薬」というものを手に入れた。
「不眠症の治療剤」と書いてあるけど、いわゆる睡眠薬だもんね。
注意書として「この薬はあなただけに処方されたお薬です。親、兄弟、姉妹、友人にもあげたり、もらったりしないでください」と書かれている。

でも、まだ飲んでいない。
まだ飲んでいないので、昨晩も10時半過ぎに寝て、さっき1時過ぎに目が覚めた。そこから眠れない。

眠れないので、ムクっと起き上がって、パソコンのスイッチを入れた。
そして、こんなブログを書いているうちに、今はもう午前3時を過ぎてしまった。

う~ん。
まだ、眠くならない。
早く寝なければ、と思いながら、目は冴える一方である。

いまこの睡眠薬を飲んだら、今度は朝起きられずに仕事に遅刻しそうだし…。

困った。困った。あ~ぁ、困ったなあ…。

 

 

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする