僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 春うららかな大阪城

2008年04月08日 | 日常のいろいろなこと

この前の土・日曜日は、絶好のお花見日和でしたね。
でも翌日の月曜日には、お天気は一気に崩れてしまいました。
この雨で、大阪の桜はだいぶ散ってしまいそうです。
いつもこの季節、桜が満開になると必ず雨が降るのですね。

 ♪ 咲いた花なら~ 散るのは覚悟 
   見事散りましょう 雨のため~ ♪

こんな歌があったような…? 違いましたか…?

大阪の最大の桜の名所の一つが、大阪城とその近くにある大川沿いの桜です。
実際にこの界隈には「桜ノ宮」という地名もあります。

5日の土曜日。
梅田の茶屋町にある土佐料理の店で、親戚から昼食の招待を受けていました。
妻はモミィをママの家に連れて帰ったり、他に用事も多かったりしたので、
ヒマな僕は、妻より一足早く家を出て、大阪城から梅田まで歩くことに…。

地下鉄谷町四丁目で降り、府庁のすぐ横を通って大阪城へ向かった。
大阪城公園に入ると、今が真っ盛りの桜が咲き満ちている。
公園の南側を、東へ歩いて行く。このあたりが、桜の最も多い場所だ。
まだ午前10時半前だというのに、歩道はすでに結構な人出だ。

 

 

 

 

 

桜の木の下にはびっしりと青いシートが敷かれてあり、場所取りは全て完了。
昼からなのか、夜からなのか、あるいは昼夜ずっとなのか…
ここで花見の宴が景気良く繰り広げられるのであろう。
すでに宴会を始めていたグループもあるが、この時点ではまだ人影まばら。
「本番」まで、座ったり寝転んだりして場所の確保をしている人もいる。

                    

 



驚いたことに、公園内を「遊覧汽車」まで走っている。
何年か前から桜の季節にはこれが走るようになったらしい。
へぇ~~、こんなもんが大阪城を走っていたなんて、知らんかったなぁ。
料金は大人200円、こども100円と書いてあったような気がする。

 

 



それにしても、大阪城公園は、アジア諸国からの観光客が多い。
特に中国人観光客の多いこと、多いこと。
すれ違う人たちの半分近くが中国人ではないかと思うほどだ。
外見では日本人と区別がつきにくいが、じっと観察すればよくわかる。
とにかく大声でしゃべるし、動作が小ぜわしいうえに、態度がでかい。
園内遊覧汽車に乗っているのも、半分ぐらいが中国人ではないか。
これだけ中国人に囲まれると、なんだか北京の紫禁城へ来たような感じだ。
(うむ。無理があり過ぎるなぁ、このたとえは)

遊覧汽車に乗ってちょうどいいくらいに大阪城公園は広い。
ぐるりと一周歩いていたら、間違いなく1時間以上はかかる。
僕はウオーキングが目的なのでテクテク早足で歩く。
薄着して出てきたが、それでもリュックを担ぐ背中がじわっと汗ばむ。

玉造口から上がって、しばらく歩くと桜門が右手に見える。
桜門の正面に立つと、大阪城がくっきりとその姿を現した。

 

 

 

門をくぐると、人の数は益々増えてくる。お城のそばまで近づいて行って、
カメラを構え、アングルを思案していると、団体さんに声をかけられた。
「すみませ~ん。写真、撮っていただけますか~」
以前から僕は、旅先でもどこでもよく見知らぬ人から写真撮影を頼まれる。
昔、広報課で仕事をしていたときは、写真撮影も仕事のうちだった。
だからその経験が、動作に出ているのかもしれない。
カメラを持って位置を確かめている姿が、相手をして信頼させるのか…?
「あ、この人に頼んだら、いい写真撮ってくれそ~」
そう思われているんだと、僕はひそかに信じ込んでいるのだが、
「あんたはいつもヒマそうに見えるから、相手も写真を頼みやすいんやろ」
そんな憎たらしいことを言うヤツもおる。

 

 

 

お城のまわりには、中国人観光客をはじめ、家族連れ、修学旅行(?)の高校生たち、観光バスでやってきたツアー客、アベック、老人クラブご一行様からおばちゃんの団体、おじちゃん仲間まで、ワサワサと群れを成し、賑やかに春の日和を楽しんでいた。1人で歩いている人は、あまり見かけなかった…。

お城の左をぐるりと半周して内濠にかかる極楽橋を渡る。

 

 
    内濠をはさんで、桜とお城がいい感じで撮れた一枚。

 

京橋口から、公園を後に、外へ出た。
出て少し歩くと、すぐ前方に大手前病院が見える。
耳鳴りのTRT療法のため、毎月通っている病院である。
このブログでも、何度も出てくるおなじみの病院だ。
「あ、そうだ。せっかくの機会だから写真を撮ろう」
いつも病院へ行くのに、カメラなど持たないものね。
陸橋から、その大手前病院を撮影した。

それが下の写真です。
いつもコメントを下さるyukariさんも通っておられる病院です。



 



病院の前を通ると、つい玄関口へ足が向きかけるが、今日は関係なし。
そのまままっすぐ歩いて、突き当りを左に曲がる。
ここは毎年1月に行われる大阪国際女子マラソンのコースだ。
左折してまっすぐ行くと御堂筋に交わり、マラソンでは御堂筋を南下する。

僕はここから梅田をめざしたので、北に進路をとる。
大阪城のすぐ北を流れる大川は、桜並木の最も美しいところ。
中旬から下旬にかけては、有名な造幣局の桜の通り抜けもある。

http://www.geocities.jp/countrymiku/zouheikyokutoorinuke.htm

天満橋をわたるとき、大川沿いに満開の桜並木が見えたのでパチリ。

 

 



…ということで、ここから梅田までは地下鉄で2駅分である。
それでも歩いて30分近くかかった。
梅田茶屋町の土佐料理「司」というところへ着いたのは、
約束の12時ぎりぎりで、もう少しで遅刻するところであった。

妻の両親が高知出身なので、親戚には高知の人が多い。
この「司」という店は、土佐料理のおいしいお店だ。
ウオーキングのおかげで、ビールが格別においしかった。
う~~。たまらん! ご馳走様でした~。


ついでにそのお店もご紹介しておきます。

http://r.gnavi.co.jp/k375200/menu1.htm

 


 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  奇跡の連続逆転劇  | トップ |  「古墳」でお花見 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰しています! (ちひろ)
2008-04-08 12:59:26
のんさん、ご無沙汰しています。
大阪の桜も綺麗ですね~。お城と桜なんて素敵です。
大坂城は修学旅行で行ったなあ…高校生でした…(遠い目)。

最近よく大阪の地図を見ているんですが、
のんさんの病院は大坂城のそばなんだなあ、
なんて思っていたところでした。
考えてみれば名前からして大手前ですもんね。

実は、今月末に大阪に1泊する予定なのです。
それでよく地図を眺めているんです。
相方提案で、ちょっとしたミーハー旅をしようかな、と…(笑)。
ちりとてちんがらみで、天満宮と繁盛亭とBKに
行ってこようと思っています。
もちろんのすけも一緒に行くので、
繁盛亭は外から見て帰ってくることになりそうですが…。

せっかく大阪に行くんだから、
四天王寺も見に行きたいんだけどなあ、
(これは、単なるお寺好きからですけど)
などと思っていますが、どうなりますやら。

記事とあまり関係ないこと書いてすみません。
でも、行く前に書きたいな、と思っていて
ちょうどいいな、と思ったものですから。

またお邪魔します!
返信する
爛漫 (yukari)
2008-04-08 20:46:15
おお~、見事な桜ですね!
ほんと、この土日は絶好のお花見日和でしたね。
それにしても、なんとベストショット!!
思わず、画像保存させてもらいました♪(^^)
新聞のお花見の写真よりも、のんさんカメラマンの腕のほうがすばらしい
遊覧機車の存在は知りませんでした。

大阪城は、子供の頃から遊び場でしょっちゅう行ってましたが、長らくは遠巻きに見るだけです。
うちの家族は、(今は鶴見区在住なもんで)近場の鶴見緑地でお花見してきましたと、いっても座る場所なんぞなくて、ぶらぶら散歩してただけですけど(^^;)

梅田まで、ウォーキングとはけっこうありますよね~,,さぞかしビールは美味しかったでしょうね~土佐料理のお店もチェック!しました☆
しかし、大手前病院もこうして見ると立派やなぁ~。。
返信する
なつかしいです (ボワシエール)
2008-04-09 09:48:58
大阪には3年ほど住んだことがあったので、大阪城の桜や造幣局の通り抜け、懐かしいです。気がつくと、もう、15年以上前のことです。大阪もずいぶんとかわったのでしょうね。

ニュースでもみましたが、大阪には中国からの観光客がものすごく増えてるんですね。びっくりです。

それと、くいだおれ、7月で閉店してしまうそうですね。名物がなくなってしまうのはさびしいですね。
返信する
案内したかったのに (ちひろさんへ)
2008-04-10 21:07:03
今月末に大阪へ来られるのですか?
ちひろさんたちとお会いして、どこかへ案内したかったなぁ。
のすけクンも見たかったけど…。
4月末は旅行で大阪にいません。
ざんね~ん。

天満宮と繁盛亭とBKですか?
「ちりとてちん」は評判がよかったですねぇ。
でも、ヒロインが「お母さん」になる終わり方には一部ブーイングが出てましたけど…。

繁盛亭は僕も外から眺めただけです。
BKというのはNHK大阪放送局のことですよね。
ここは楽しいですよ。
スタジオでは「ぐるっと関西」の生放送で小米朝らが出ていました。
BKライブラリーで桂春団治の落語「皿屋敷」も見ました。
テレビ小説では、「芋たこなんきん」のセットがありました。
ぜひまた行きたいと思っています。

四天王寺へは行ってほしいですね。
ここは僕のエリア内で、ウオーキングで大阪市内に出ると必ずと言っていいほど寄ります。
まあ、広いので、のすけクンを連れていたら、歩くだけで疲れるかも知れませんけど(笑)。
でも、有名なところだから、せっかくですから行ってください。
伽藍回廊などは、見逃せませんよ。

行かれたら、またその様子をブログに書いてくださいね。



返信する
鶴見緑地 (yukariさんへ)
2008-04-10 21:10:41
昨日の夜から今朝にかけて、雨が降ったり風が吹いたりして、桜はだいぶ散ってしまいましたね。

このごろ、大手前病院に通ったり、府庁で会議が頻繁にあったりで、この辺には縁があります。
先週土曜日にここを歩いた後、7日は雨の中を大阪城前の府庁の会議に行き、昨日9日は、これまた大阪城の南側にあるKKRホテルで会合があって、そこの会議室の窓から、お城と桜、そして公園内を走る遊覧汽車が見えていました。昨日の昼は、まだ桜は十分咲いていましたけど、昨晩と今朝で、かなり散ってしまったのではないでしょうか…?

yukariさんは鶴見区にお住まいなんですね。
妻の兄(例の高知県中村高校の元野球部)も、鶴見区に住んでいます。
だいぶ前に、仕事を定年で終えてから、毎朝ずっと、鶴見緑地を歩いていると言ってました。
あそこなら広いし、景色もいいので、さぞ桜も美しかったことでしょう。
近いところにいい場所があるのですね。

茶町の土佐料理、ご両親にもぜひご案内してあげてください。
梅田には「司」が2軒ありますが、茶屋町の店のほうが味がいい、という評判です。

返信する
ぜひまた大阪へ (ボワシエールさんへ)
2008-04-10 21:15:25
たしかボワシエールさんは、長居競技場のすぐそばの寮に住んでおられたということでしたよね。「日本陸上競技選手権」のことを書いた時のブログに、そうコメントしてくださったことがありました。15年以上前になるのですか?
どうでしょうね~。大阪はそのころから、どれだけ変わったのかなあ。ぜひ、またお越し下さい。

昨日、大阪城の前のホテルで会合があったのですが、ホテルの人に聞いたら、観光バスで大阪城を訪れる団体の9割が東南アジアの旅行客だということです。
9割ですよ、9割。
道理で中国人が多いと思いました。
まるで、こちらが外国に来ているような錯覚にさえ陥ります。

くいだおれの閉店は、大阪では大きなニュースとして連日扱われています。
いかに大阪の人々に愛着があったかを示していますね。
返信する

コメントを投稿

日常のいろいろなこと」カテゴリの最新記事