めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

熱中症対策、水分摂りすぎに注意

2015-07-25 15:15:17 | 熱中症

今日も東京地方は猛暑です。
朝から窓を開けると、熱気の塊がいっきに部屋に入って来て
まるでサウナの部屋に入った様です。

我が家はクーラーは使いませんから、各部屋には扇風機が有ります。

一日中ファンが回っていますが、一向に涼しくはならず、かろうじて
汗ばんだ肌を乾かす程度です。

昼前になると、妻が朝方干した洗濯物がすでに乾いて風に揺れています。

庭の隅に大きく育ったバジルの株が、生い茂った雑草の中で、真上から
照りつける太陽の光に輝いています。

しかしながら、五月の頃はひ弱だったゴーヤがすくすくと育ち、庭の上に

張り巡らした針金の上を伝い、緑のひさしを広げています。
まだ十分とは言えないものの、庭のテラスにユラユラと木漏れ日が揺れ
多少なりとも涼を誘います。

ところで、この暑さ対策に、ニュースでも、盛んに水分を取ることを薦めています。

部屋の中に居ても、この時期は、暑さでどんどん水分が奪われて、
いつの間にかに脱水症と成ってしまいます。
その為、特に、水分の補給を忘れる高齢者にとっては危険な時期と言えます。
私の周囲には、どちらかと言うと高齢者が多く、皆さんペットボトルや水筒を
持ち歩き、頻繁に口にしているのを見かけます。

しかしながら、水を摂っているにもかかわらず、暑さのせいか何となく憔悴気味で

熱中症とは言わないものの、明らかに夏バテの様な状態です。
聞いてみると、水をしょっちゅう口にして居る為、お腹が水で一杯で
食欲が落ちてしまっていると言います。

水分不足を心配するあまり、水の摂りすぎで、食欲不振の夏バテでは困ります。

高齢になると、暑くなっても、中々体温の調整がうまく行かず、身体の中に
熱が溜まりがちです。しかも、かなり気温が高くなっても汗を余りかかず
熱の放出が上手くいかず、潜熱症になる可能性もあります。

今の時期と成っては中々難しいかもしれませんが、汗をかける体質にすることが

重要です。
スポーツをすると汗をかきますが、運動により体温が上昇すると自然に汗をかき
体温を調整する様に出来ています。
しかし、運動をしたときの様に体温が高くなっても、汗をかきにくい人は
身体にダメージを受けやすくなります。

特に、暑くなると、風呂に入らず、シャワーで身体を冷やそうとする人が多いです。

一時的には良いのですが、冷たい水で汗腺が塞がり、汗が出にくくなると
体温が下がらず、更に暑くなる傾向が有ります。
運動もお風呂も、汗をかくという事が大切なのです。

今日の様に猛暑の日に、クーラーを利かせた部屋で、水ばかりを飲んでいると

脱水症の心配は無い様に思いがちですが、身体を冷やし、水分を入れ続けると
体温調整の機能が損われ、かえって夏バテに成ったり、体力が落ちたりします。
涼しい部屋に居る時も、多少は運動をして、汗腺を開かせる習慣をつけた方が
夏を乗り切る体力維持には大切と想われます。