羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ブーメラン世代

2010年07月15日 08時22分44秒 | Weblog
 一週間ぶりのブログ回帰である。
 本日、朝のニュースで印象に残ったこと。
 一つはBMWの‘Mini-e’がなかなかよさそうだ。車の運転はしないが(JR駅から自宅が近いので必要がないわけ)、もし自分が乗るとしたら‘これだ!’と思ったが、待てよ。フォルクスワーゲンの新車種の黄色もいいから迷うところだ~、と乗りもしない車に思いを馳せた。

 二つ目は、テレビ東京の朝のニュース。
 アメリカの報告である。
 何でも08年09年に大学を卒業した若者の就職がままならず、定年世代の両親のもとに戻って就職浪人の暮らしをしている、というニュースだ。就職難の思いがけない理由を挙げていた。それは高齢者が退職せず働き続けていることで若者の職を奪っている、という。将来のアメリカ経済(社会)にとてはゆゆしき事。翻って日本は?
 で、この若者世代を、名付けて‘ブーメラン世代’と呼ぶニュース。

 更に加えて、「クラウド化する世界」、ITの便利さは誰も否定しないが、ニコラス・G・カーが著書の中で書いていたように、中産階級の人々の仕事をコンピューターが奪ってしまう速度が加速し、企業の収益は上がっても高失業率で推移するならば、社会不安が起きて当然。
 そして、経済の行き詰まりが、思わぬ商売も生み出しているらしい。その例が‘二世帯住宅’だ。アメリカの不動産会社が恐る恐る‘二世帯住宅’を売り出したところ、結構な人気だそうだ。つまり同居することで経済的に楽になろうととするアメリカ人の意識変革が起こっている。日本の話しか、と見紛う内容だったが、住宅はさすがにアメリカ。4千万円台で日本に比べたらなかなか豪華だ。別別に車庫が二つついて、団欒の場にはビリヤード台が置かれている。
 
 とにもかくにもフラット化しクラウド化する社会変革のスピードは一気に加速したことを伝えるニュースでもあるのだった。

 
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