羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

様々なツールで伝えること、そしてライブの意味

2011年07月10日 12時14分08秒 | Weblog
 UstreamやYouTubeといった情報発信ツールは、まったくフリー状態で使わせてもらえる。そのほかに8月で満6年書き続けているこのブログもある。公式ホームページを立ち上げた1998年(平成10年)の頃とは比べ物にならない情報発信の多様なツールと、それにともなう自由には驚きを禁じ得ない。私だけではないと思うが。
 さて、その中のひとつで、4月19日にUstにアップした「noguchitaisouほっこり作戦」は、最近までに550人以上の方が見てくださっている。そして「見て、やってみようと思うが実際には難しい」という意見をいただいた。
 おっしゃる通り、レッスンや授業やワークショップで、少しでも実体験がある人にとっては、映像を見ながら行う復習にはもってこいだ。なんと言おうがそれが“ライブ!”の力だ。それでも伝わることと伝わらないことがある。受け取り方はそれぞれに違うから。それでも実際に伝わる確率は高い。
 例えば、初めての授業でiPadのKeynoteに仕込んだ「野口体操解説」を見せる。何枚もの頁を説明を加えながら見せていく。その一枚に「上体のぶらさげ」の写真を入れこんでおく。で、一応、説明をおえて実際に動いてみせる。すると必ず「ウォ~ッ」と声が、そこかしこから聞こえてくる。実際に目の前で繰り広げられる動きを直に見ることの意味だ。写真ではこうした声は聞こえない。今春はあらゆるところで同じ情況が生まれた。では、iPadで見せる意味がない、と言うほど物事は単純ではない。短絡的な結論は出せないのが現実だ。

 これから行うかもしれないインターネットを使った遠隔授業も、実際に握手が出来る距離で、補講する必要はある。そのことを承知した上で、どこまでMobileと共生していくのか。その道を常に探っていくことを楽しみたいと思っている。
 いささか伝達方法は何でもありの現情況のなかで、あらゆる可能性を信じて、野口体操を伝えるミッションを、黙々と続けることしかないと今は腹をくくっている。先日には「先は先だ」と書いたが、今日は「後のことは後の人におまかせ」と書いておきたい。自分が出来ることを細々と続けていくしかない。

 8月6日(土)朝日カルチャーセンター新宿校で13:45~15:15の1時間半、「野口体操でほっこり作戦」と題して野口マッサージのすべてを丁寧にお伝えしようとおもっている。ジャンルは「からだとの対話:身体ワークショップ」。引き続いて常設講座「野口体操」が15:30~17:30まで連続する。初めての方が通しで受けたもらえたら、この体操の目指すところが少しみえてくるのではないだろうか。そうしたプログラムを考えてみたい。
 ちなみに、野口三千三存命中にはまだ発見していなかったあり方も加わっています。
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