羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

坐禅 ふたたび 104日目

2020年04月18日 09時37分28秒 | Weblog

雨音のほかは何も聞こえてこない朝。

時折、ガラス戸を強く打ちつける音を背中に、坐った。

 

鼻呼吸が自然にできるようになっている朝。

口腔の中の柔らかさ気づいた朝。

新しい発見だ。

 

頬の内側 舌も 舌が触れている上顎さえも なんと柔らかい。

しっとりと濡れている。

これが粘膜というものか。

 

それから100回を数え終えても座り続けていた。

意識は口腔内にとどまっている。

 

どのくらい時間が過ぎただろう。

おもむろに組んだ足を元に戻した。

背骨に意識がたどり着いた。

姿勢を気にしていた時のような緊張感・・・・固さは感じられない。

新しい発見だ。

 

なるほど、鼻呼吸と口の中の柔らかさを感じながら坐る境地って、もしかすると彼岸への切符かも・・・・あらぬことを思って、すぐさま打ち消す。

 

 

 

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